GriっとEnglish

「grit」とは英語で「やり抜く力」の意味。
英語で最も大切なのはGritだと信じています。
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It is better to be a human being dissatisfied than a pig satisfied;
better to be Socrates dissatisfied than a fool satisfied.
-John Stuart Mill (1806-1873) -

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カテゴリ: 英検合格体験記

今回ご対談頂いたNさんですが、何とNさんの方からお申し込みのご連絡を頂きました。通常であればこちらから先方にDMをお送りし、対談のオファーをさせて頂く流れです。しかし今回はNさんの方からわざわざこちらにご連絡を頂いたのです。大変驚きましたが、ぜひともお話を伺いたいと思い、714日(日)に対談を実施させて頂きました。

当日はSkypeでお話を伺うことになっていましたが、なぜかNさんの声が私に届かずアレコレしているうちに30分も遅れてのスタートとなりました。Nさんには本当にご迷惑をおかけし申し訳ありませんでしたが、その一方で大変有意義なお話を聞くことができました。

Nさんは、大手企業で勤務をされています。現在は東京で勤務されていますが、アジアや北米などでの勤務経験もおありです。ヨーロッパや東南アジアでのプロジェクトも手掛けておられ、世界を股にかけてご活躍されているビジネスパーソンです。また、お子さんも1人いらっしゃるよきお父さんでもあります。

Nさんは音読について、人並ならぬ情熱をお持ちです。そんなNさんの英検1級合格体験記を読んで音読を実践し、みなさんも英検合格を目指しましょう!    


はじめに

(お申し出を頂いたメッセージより)

私は飲み込みが遅く、語学を勉強してもスタート時点で他人より大きく差を付けられるような性格です。英語を勉強したときも、中国語を勉強した時も、いつもそうでした。でも、理にかなった方法で努力をし続けられれば、徐々に力が付いて来ると思います。 昨年、思い立って大学以来久々に英検を受ける気になりました。大学時代準1級に合格したのは199110月でしたから、27年ぶりの英検、それも1級に挑戦しました。3ヶ月の準備の結果、一発合格出来ました。一次:G1+5、二次:G1+2 CSE合計2,804 でした。私のようなものでも英検1級合格可能ということを、皆さんにお伝え出来ればと思っています。

(以下からが対談内容です)
  ――大学時代の英語の取り組みはどうでしたか?

私は大学生時代は経済学部にいたので、自分で英語を勉強するくらいでした。大学2年生で英検準1級を取りました。その時は過去問を使ったり、リンガフォンの米語中級コースのCD版を買って通学中に聞いて勉強していました。英語はコツコツとはしていた方です。

  ――TOEICの受験はおありですか?

TOEICに関しては大学を卒業した時点で860点でした。会社に入って英語をほとんど使う機会はなく、むしろ入社後、中国の大学に派遣された際に習得した中国語を専らメンテナンスしていました。200711月にTOEICを再受験した際910点取得し、それ以来受験していません。

  ――國弘正雄氏に師事されていたそうですね。

同時通訳で有名な國弘正雄先生と高校1年生の時から30年来の付き合いがありました(筆者注:國弘氏は2014年にお亡くなりになりました)。私は國弘先生の影響を大きく受けています。

國弘先生は、意味を理解した英文をひたすら音読する「只管朗読」を提唱されています。それが英語学習にとって一番重要だということを主張されています。

國弘先生は20年ほど前に講談社から『英会話・ぜったい 音読』という本を出版されています。その中の『英会話・ぜったい音読 挑戦編』ですが、私はそれを今から10年くらい前、TOEICを受験した前後にLesson110までを100回以上音読したんです。それぐらいから英語力が付いてきた気がします。

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音読方法ですが、最初はCDを聞きながら一緒に音読していくんです(筆者注:オーバーラッピング)。20回も読んでいくとCDが無くても自分でスムーズに読めるようになってくるんですね。最後の10回くらいはスクリプトを見ずにシャドーイングをしていきます。

私の場合、勉強のタイミングについては主に隙間時間を使います。朝食を取って出社する前の10分くらいの時間や、夕食を食べてからの空き時間なども使っています。

(筆者注:國弘氏については改めて後述します)

  ――通訳者の横山カズさんともお知り合いだそうですね?

横山カズさんに去年10月にお会いしてチャットする仲なんです。あの人は本当に元気がありますね。代表的なのは『パワー音読』です。カズさんの本は無生物主語が中心で、本の後半になってようやく人物主語が出てくるんです。無生物主語は英語として自然な表現ですが、そういうのを積極的に使うのがいかにも彼らしいですね。かなり目からウロコな表現が学べますよ。

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英検1級を目指したきっかけ

最近の英検がどのようなしくみになっているんだろうと関心を持ったのが1級受験を目指したきっかけです。

去年秋に某英会話学校がイベントを開催したのでそれに参加しました。そこである出版社の社長とお話をする機会がありました。その方から最近ではTOEICよりも英検が見直されているという話をお伺いしました。

英検の準1級は大学生の時に受けましたが、それ以来受けてはいませんでした。せっかく興味も持ったことだし、ということで受験を決意しました。CSEスコアが導入されたのも実はそこで初めて知りました。    

勉強方法

受験のために購入したテキストは実は過去問と『でる順パス単』のみでした。

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過去問は買って勉強しましたが、結局全体の
2回分くらいしかやりませんでした。受験すると決めてから受験当日までわずか3ヶ月しかなく、過去問にあまり手が回らなかったというのが正直なところなんです。

私は、杉田敏先生の『グローバル時代の英語』を25回音読・5回シャドーイングする、というところから練習をスタートしました。

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単語については先ほど述べた『でる順パス単』を使いました。この単語帳は内容がコンパクトに纏まっており、本当によくできていると思います。ただ、試験までの期間が
3カ月しかなかったこともあり34周くらしかできませんでした。全体の5060%を覚えた状態で本番に臨みました。結果的に、試験本番の語彙問題は25問中半分くらいの正答率でした。現在でもまだ覚え切れていない単語がありますので、辞書代わりとして利用しています。

英検1級の単語はあまり身の周りでは見ないという批判もあります。しかし、トランプ大統領のインタビュー記事などを読んでいても『でる順パス単』に掲載されている単語が使われていますよね。

リーディングについては、Asahi Weeklyを講読しているのでそれが試験対策となりました。また会社で英文のレポートを読んでいます。また、私が携わっている業務に関するニュースが色々英語で飛び込んでくるので、それを朝から読むように心がけていました。

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仕事に関する英文は内容的には難しいとは思います。私は毎日A4サイズ10枚分くらいの分量を読みます。量は結構多いのですが、専門用語が分かれば慣れてきます。私が携わっている分野の専門用語は英検とはやっぱり違いますので、英検は英検の準備をしておく必要がありますね。

英字新聞に関しては見知らぬ単語がありましたので、それをチェックして何度も何度も音読をしました。また、単語については音読しながら筆写していきました。

ライティングについても音読が効果を発揮しました。音読することによって書きたいことがパッと思いつくようになるんです。実際に練習でライティングしたものを見直してみると、音読で身に付けた表現とでは不自然に感じる書き方をしていることが感覚で分かるようになるんです。ライティングの感覚を養成するためにも音読は絶対に必要だと思います。

ライティングしたものをネイティブに添削してもらうようなことは特にしてもらいませんでした。実は私が所属する部署では定期的に英語で報告書を書くんですが、その編集や文法のチェックを私がしているんです。原稿が出来上がって来てからそれを3回くらい読み、編集したものを2回読み直しますので、少し大変ではありますね。

もちろん、添削をしていて不安や気になる箇所がたまに出てくるので、そこはインターネットで調べています。ネイティブに聞くことは今はあまりないです。数年前までは私が書いたものをネイティブに見てもらうことがあったのですが、最終的に添削されることがほとんどなくなりましたからね。

英検のライティング対策はほとんどしなかったのですが、このように仕事で使ってきたことが結果的によかったと思います。本番でも結果的にcontentのところが1点引かれていただけで、32点満点中31点取れていました。

リスニングについては、2回過去問を解いてほぼ満点近かったんです。最後のインタビューのところは他に比べて難しいとは思いましたが、その他は快調に解くことができていました。やはりリスニングについてもシャドーイングをしたことが大きかったんだと思います。

リスニングに関して、仕事ではあまり英語を聞くという機会はありませんでした。テレビ会議で月に1度アメリカ人と話す機会が以前あったくらいです。彼らは凄い勢いで話すので、こちらもそれに負けないように話さないといけないですから、結果的にそれがよかったのかも知れません。

また、CNNや洋画を見るという勉強法も取っていません。教材のCDを使って音読をするということが勉強の中心です。    

一次試験本番・合格発表

試験会場は女性の方が多かったように感じました。資格試験に関しては女性の方が積極的なのかなと思いましたね。

試験は、最初の語彙問題に手こずってしまたんです。単語の記憶の定着が曖昧だったせいです。4択から2択までは絞れるのですが、最終的にどちらかにするかで凄く悩んでしまいました。ふと前の人を見ると3ページくらい先まで進んでいるんです。その時は焦りました。

そうは言えど、リーディング終了後、ライティングは気持ちを入れ替え、とにかく用紙を埋めることを考えて必死に書いていきました。ライティング終了後は顔が熱くなってフーフー言ってました。

ライティングは30分くらい使って書く予定にしていましたが、何とか25分で書き終えることができました。また、ライティング終了後少し時間が余ったので、リスニングの問題に目を通して、問題の分類などをしていました。

私は、書く前にお題(Is a worldwide ban on weapons of mass destruction an attainable goal?)に対する内容を3つメモとして書き、それを元に内容を肉付けしていくという方法を取りました。その内容はすんなり思いつきました。それもやはり、國弘先生の影響も大きかったのですが、『英会話・ぜったい 音読 挑戦編』を100回音読した内容の中に核兵器に関するものがあったのでそれも影響していると思います。

新聞を読み、内容をまとめていることも効果があったと思います。私は朝日と日経を読んでいるんです。あとAsahi Weeklyもですね。朝日と日経については私の仕事の分野や気になったものを毎日スクラップしてるんです。それを会社に持って行き、重要な部分に線を引くということをしています。その中で価値があると思うものであれば、家でスクラップ用のノートに貼っていくんです。それも10年以上やっていまして、倉庫に何十冊と溜まっています。そんな取り組みが、日本語で考えをまとめるということに大きく影響していると思います。

受験後の合否の印象として、リスニングはよかったのですが、リーディングの特に語彙パートがダメだったので、準備不足を痛感しました。結果的に、それはスコアに表れています。これだけがリスニングやライティングに比べて極端に悪かったです。ライティングも採点方法が分からないので、心配ではありました。ですから、これに関しては結局結果が届くまで本当にどうなるのかわからない状態でした。

結果についてですが、合否は会社でネットで確認しました。休憩が終わった後、そんなに忙しくないタイミングにチェックしました。合格を知って、何とかなったなと思いました。特に驚いたのがライティングでしたね。32点中31点貰えてた訳ですからね。そんなにもらえるんだと驚きました。

結果に対して、喜びよりむしろ、二次試験をどうしようか心配になりました。対策を全くしていなかったんです。    


二次試験対策

合格を知ってから、まずはネットで過去問題を探し出し、それをWordに貼り付けました。その中から112問ピックアップして練習するようにしていきました。

私は、練習するトピックを選んだら、その理由を3つ日本語で書き出しました。そして、その紙を見ながらメモした3つについてしっかり肉付けをしていく方法で練習しました。ストップウォッチを睨みながら140秒くらいで話す練習をしていきました。

理由を思い浮かべるということについては、先ほどもお話しましたように新聞のスクラップをしていたお陰で、苦労した記憶はありません。

しかし、練習の段階では長すぎたり、逆に短すぎたりすることもありました。日本語の理由を3つ見ながら話すのですが、短すぎてスピーチが110秒〜20秒で終わってしまうなんてこともありました。    

二次試験当日・結果発表

試験官は日本人の女性とイギリス人だと思いますが男性でした。

実は会場に私の知り合いが何人かいました。あるイベントでお会いした方です。毎年開催されるイベントに来られる方たちで、そこで知り合ったんです。

スピーチの内容は、「規制緩和は一般市民の利益となるか」という内容でした。大学時代に経済学部で規制緩和に関する本は結構読んでいたので、そのテーマを選びました。スピーチ中は間が空いたりするようなこともありませんでした。これも音読が功を奏したと思っています。間を持たせるための言い回しもスパッと出てきました。

ただ、本番はスピーチが早く終わってしまったんです。多分130秒くらいだったと思います。だから点数も7点しかもらえていません。試験官から「アレ、これだけでいいんですか」って逆に聞かれたくらいです。更に話して墓穴を掘り、泥沼にはまるよりはいいかと思い、「はい、これで結構です」と答えました。質疑応答のところで挽回ができるということを事前にネットで確認したので、実際にそこで挽回しようと考えました。

質疑応答は4分経ったらそこでスパッと切られてしまうので、その間喋り倒したというのが本当のところです。

最初の簡単な質問に関しては日本人の女性が聞いてきたんですよ。でも英検1級の試験官にしては頼りない印象でした、こんな言い方して申し訳ないのですが。途中からは完全にネイティブと私の会話でした。

(筆者注:以下はかなり具体的なやり取りの内容になります)

私は規制緩和が一般消費者にとって利益になるという観点から話をしました。規制緩和による企業倒産などの悲惨な例を示した上で、例えば航空業界であればLCCの台頭など、消費者にとってはいい傾向になって来ていると説明しました。会社にとっては利潤が下がるけれども、一般消費者にとっていいことが多いという話をしました。

すると試験官は、利益が減ると企業は倒産して生き残れなくなるが、どう考えるのかと聞かれました。私は、合併をして利益を追い求めるのがいいのではないかと答えました。

更に試験官は、合併すると独占企業になる可能性が有るがどうするのか、と聞いてきたのです。私は、合併する際には先ず、独占禁止法を遵守しといけないですよね、そして独占禁止法を遵守した上での合併だったら最適規模の合併になると思います、と話しました。

他には、お客様にいいサービスを提供することと利潤を保つことのバランスをどのように実現するのか、って聞かれました。私は、とある鉄道会社の例を出し、そこがAIを使ってメンテナンスコストを下げていると話しました。更に最近では、AIや新しいデバイスを利用することと良質なサービスを提供するということが両立出来ているとも瞬時に答えました。

かなり突っ込まれましたが、大学時代に得た知識がありましたし、最近は職場で独占禁止法について勉強していたので、こちらからどんどん話をしていった感じです。逆にネイティブの試験官に突っ込まれ過ぎたので日本人の試験官はついてこられなくなってしまったんだと思います。

結果的に、それが功を奏してスピーチを除く各セクションで9点ずつがもらえたんだと思います。

試験官から意地悪な質問(「会社の利潤が下がれば、あなたの給料も下がるけど、どうするのか」)と聞かれた際も、「That’s a very tough question which directly relates to my way of living.」と言ってニヤッと笑いつつ、話すアイデアを考える時間を作りました。(筆者注:この時Nさんがされた発話のイントネーションや速度から音読の成果を垣間見ることができました。英文を作るのではなく、英語が自動化していてそれがそのまま口から出ている感じでした)

試験後は合格できるという手ごたえはありました。試験終了直前もイギリス人の方は私に質問したがっている感じだったんです。残念ながらタイムキーパーが4分を告げてしまったので、向こうも苦笑いしてたんですよね。苦笑いしながら「I enjoyed a lot.」なんて言っていました。なので合格ラインの602点は越えているとは思いましたが、反面短かったスピーチがどれくらい評価されているのかというのは気になってはいました。

結果を知った場所はやはり会社でした。やっと合格したなと思いましたし、たった3ヶ月の準備でよく合格できたなという気持ちでした。ただ、特に語彙の部分が中途半端だったので『でる順パス単』を使って勉強を継続していかないといけないなという気持ちになりました。今は出る順パス単を使って毎日音読しています。単語の勉強以外には音読や英字新聞を読んでいます。    


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英検スコア
(Sさんの英検結果)

今後について

英検1級に合格はしましたが、正直その実感がないんです。これでいいんだろうか、という疑問にはよくかられます。同時通訳者も「英検1級はあくまでもスタートラインなんだ、まだまだ飯を食っていけるレベルではない」と仰っています。それを聞いて、私も英検を踏み台にして頑張っていかなければいけないと思っています。

私の仕事は営業なのですが、自分のフィールドに関する知識はかなり持ち合わせています。ですから、それに関する英文を読めるような資格を取っていきたいと思います。具体的には米国税理士などに挑戦していきたいと思います。

ちなみにTOEICについては10年前に900点を超えて以来、TOEICの勉強はやめようと思ったんです。その理由としては、世間でTOEICスコア偽造などの問題もあり、会社がTOEICの公開試験結果を採用しなくなったからです。ですから、私にとってTOEICはもう潮時だと思ったんです。また、私が今後会社の幹部になっていくことを考えた場合、英語学習は継続しつつも、経営判断や英文会計などに力を入れていく必要があるんです。

英語だけではなく、私が携わっている分野の勉強も含め、学び続けていかなければならないことは膨大にあります。ですから現在は、会員制のレンタルオフィスみたいなものがあるので、そこで始業前の1時間勉強したり読書をして出社しています。    

受験者へのアドバイス・メッセージ

私が主張するのは音読です。音読は単調な作業ですから、3回くらい音読したら飽きてしまい、止めてしまうことがあります。しかし、単調なことでも愚直に何回でもやるということが、将来の成長に結びつきます。数学などもそうですが、一つのテキストをボロボロになるまでやるのが一番力が付く方法でした。愚直に一つのことをやることは一見遠回りに見えますが、結果的には近道だと思います。

私は外国語の飲み込みが人より遅くてだいぶ苦労しました。会社に入社後数年してから中国の大学で中国語を学ぶ機会がありました。その前に日本で23週間語学学校で勉強する機会があったんです。私を含め3人参加者がいて、その中で私が一番出来が悪かったんです。他の二人は過去に中国語の勉強をしたことがあるのですが、結果的に私が一番できませんでした。当時私は30歳近くで、それくらいの年齢になるともう言語習得は難しいのかなと思いました。

最初は中国語に苦労はしたのですが、中国の大学に入って勉強し、さらに大学の先生が家庭教師をしてくれたんです。その人がいい人で、音読をさせる人だったんですよ。一日3時間家庭教師をして頂くうちの1時間を音読に充てていました。その先生がポット1杯分のお茶を入れて下さり、そのお茶が1時間でなくなるまで、更には喉が痛くなるまで徹底的に音読したんです。

そして、寝る時には辞書を枕元に置いて、夢で出てきた中国語の単語の意味が分からない時はそれをすぐ調べるようにしていました。このように中国語から離れられない状況を作ったおかげで、23ヶ月間で一気に私の中国語が伸びたのを覚えています。

英語に関しても学び始めは苦労しました。私は小学校5年生で英会話学校に通い始めたんです。みんな単語のスペルが言えるのですが、私だけ言えないんです。何で覚えられないんだろうって思っていた記憶が今でも残っています。ただ、その時は楽しんで勉強できればいいかなという気持ちでした。また、その時の先生が凄くいい先生で、

「間違って笑われることはいいんだよ。過去を振り返っても、笑われなかったことは覚えていないけれども、笑われたことは覚えてるでしょ。英語も笑われて恥をかくことはいいことなんだよ。」

ということを言ってくれたんです。その先生に私は支えられたと思っています。実際に中国で勉強している時のことを振り返ってもそうです。最初は色々間違えて人に笑われてしまったんですけど、それはちゃんと頭の中に残っていますし、それが血となり肉となっている気がします。

恥をかくことが語学において避けられない道であるのならば、むしろどんどん恥をかきましょう・笑われましょう、と私は主張します。

英検は年齢を重ねた人の方が有利だと思います。例えば、ライティングで何かの話題について書く場合、社会人の方が色々経験してきているので要点を押さえて書きやすいと思います。また要点をまとめることについても、仕事で得た知識やスキルを生かすことができると思います。ですから、英検の級が上がれば上がるほど社会人の方が有利になるというのが私の意見です。(筆者注:激しく同意します!)

私の英検受験は1月だったのでまずは風邪をひかないことに気を付けました。また、前日はよく寝るようにもしました。一次試験も二次試験も試験日には耳慣らしとして音読をして試験に臨むといいと思います。私は試験当日朝、杉田先生の本の中の1レッスンを5回くらい音読してから試験に臨みました。

また、英検は思い切って受験することをお勧めします。他の方の話を読んでみると、こんなテキストを使った、こんな語学学校に通った、というようにテクニックに走っている気がします。二次試験の会場でもよく目にしたのですが、過去の内容をベースに自分で書いたスクリプトを暗記しようとしている受験者を多く見ました。例えその内容を暗記しても同じトピックがでることはほとんど無いのですから、それならば色々な文章を音読して、たくさんの言い回しを頭に叩き込んだ方が、多くの場面で応用が効くと思います。

最後になりますが、私の経験が今後英検を受けられる人にとってお役に立てるのであれば、何でも相談に乗らせてもらいたいと思います。    


國弘正雄氏との交流

先述したとおり、國弘先生は、意味がわかる内容を繰り返し音読する「只管朗読」を提唱されています。私が國弘先生に高校生の時に出会って、交流するうちにそれ以外の英語上達方法はありますか、と尋ねました。すると先生は「ない」とはっきり仰いました。

國弘先生は中学の教科書を500回~1000回音読されたそうです。そのような形で同時通訳の第一人者となられました。また、そのような実績が買われ三木(武夫)首相の秘書官も務められました。中学・高校の教科書は英語の基礎です。その基礎を固めるのであれば、大切なのはやっぱり暗記だと思いますね。音読すれば暗記できますので、そう言う意味でも音読が大切だと思いますね。

國弘先生の書籍はほとんど読みました。今は無きサイマル出版会が出版し現在では廃版になってしまいましたが、『英語の話しかた』が特にオススメです(後にたちばな出版が『國弘流 英語の話しかた』として新編を出版)。國弘先生はどの本でも、そうなのですが、英語だけではダメだと仰っています。

國弘流英語の話しかた


特に、一部の英語教育者は語学のみに終始し、その奥にある例えば、アメリカの政治、経済、人種、民族、地理、歴史等には一切関心を示さず、文法の用法にばかりこだわっている点を指摘しています。そんな表面的な英語の指導者が多いのも問題だとも言っています。國弘先生は「そんな英語教師は徹底的に嫌います」と仰っていました。こんな風に國弘先生は厳しいのですが、理にかなったことを常に仰っています。


國弘先生は凄く知識が豊富です。1970年代にNHKの『トークショー』という英語番組を担当されていまし。アメリカやイギリスから有名人を招いて11の対談を行っていました。第1回はアメリカのヒューバート・ハンフリー副大統領をゲストに迎えトークされたんです。第2回が元駐日大使のライシャワー氏でした。そのような対談内容が単行本(NHK出版:『語り合う現代 ― NHK英語会話トーク・ショー (放送ライブラリー)』)になっています。その中で環境問題・人口問題・首都の移転問題など、現在でも問題として取り上げられているものが40年以上も前に話されていました。それも英語でです。

語り合う現代 上―NHK英語会話トーク・ショー (放送ライブラリー)


國弘先生は、英語を勉強するのではなく、英語で勉強しなさいとよく仰っていました。それは口がすっぱくなるくらい言ってみえました。

私は國弘先生と個人的な交流もあり、先生のところに23回泊めてもらったことがあります。また、先生は参議院議員もつとめていらっしゃったので、議員会館にも数回立ち寄り、ご飯をご馳走になったこともあります。

國弘先生に最後にお会いしたのは10年くらい前でその時はもうお爺さんになっていました()。先生はもうお亡くなりになっていますが、世間を見まわしても先生ほど英語を駆使されている方を知りません。

今日國弘先生についてお話しさせていただいたのは全体の10分の1にもなりませんが、また機会があったらお話させていただきたいと思います。    

終わりに

Nさんと話して、本物のビジネスマンってこういう人をいうのかと思いました。話は簡潔かつ明瞭、また様々な情報についても細部までよく覚えていらっしゃいます。また仕事に向かう姿勢についてもこの短い対話の中から色々学ばせて頂けました。対談の最後に、Nさんから「またお会いして話をしたい」と言って頂けて大変嬉しかったです。人の心の掌握術にも長けていらっしゃる方でした()

英語学習に関しては徹底的に音読することを主張されており、私もその熱意のおかげで最近おろそかになっていた音読・暗唱を再開しました。Nさんから直接お話しをお伺いできた私はもちろんですが、この記事を読んで頂き音読の重要さに触れて頂けた方は本当に幸運だと思います。

Nさん、貴重なお時間を本当にありがとうございました!

今回ご紹介する、草津のアナコンダさんは、現在は小売業をされている女性です。以前はエンジニアをされていたそうです。


実はこの対談は、私としては初めて対面で行いました。いつもはスカイプかラインを通して対話させて頂いています。私は仕事柄、頻繁に初対面の方と話すことはよくあります。なので普段は平気なのですが、私が個人でしているこの体験記の取り組みにおいては、対面形式は初めてだったので少し緊張しました。

対談は69日(日)の早朝でした。私たちはJRの駅で待ち合わせをし、そこから最寄りのファストフード店で対談をしました。草津のアナコンダさんは、ツイッターの雰囲気とはちょっと異なり、関西の奥様という感じでとても面白い方でした。逆にツイッターからも分かることですが、利用されたテキストや写真など資料も色々進んで揃えて下さる親切な方でもありました。

では、草津のアナコンダさんとの対談内容です!

はじめに

私は日本語だけでなく英語でツイートもしていますが、だいたいグチかしょうもないことばかりですね。でもなぜか英語の方が書きやすいんですよね、低レベルな英語ですけど。日本語だと汚い関西弁で書いてしまうんでしょうが、英語で書けば綺麗な日本語で受け止めてもらえるかなっと思って()。たまに1級レベルの英語を使って書いていますが、ない方がいいなと思って消すこともよくあります。

英検1級合格前:英検準1級

20代前半は英会話学校で勉強していました。でも就職して、その後20代後半で結婚して、そこから子供もできて、英語から完全に離れていたんです。ちょっとしたきっかけがあって、40歳になって英語もやり直したいなってなったところに、友達に英語が勉強できるところを紹介してもらったんです、「難しいクラスもあるからどう?」なんて声をかけてもらって。そこから英語の勉強し直しが始まりました。

昔勉強していた時に英検準1級が新設されました。受験を勧められたんですけど、その時は仕事も忙しかったし、勉強する時間もなかったんです。「そんなん受かる訳ないわ」って言って受けなかったんです。

勉強し直してからは結構ガッツリ勉強していました。せっかくだから準1級くらいは取ろうかと思って、力試しという意味もあり受験することにしました。ただ、問題集は全然使って勉強なかったですね()

2007年度第三回の時に準1級を受験しました。雪の日でした。試験後は、「対策もしてなかったし、こんなもんやろな。そう言えば雪降っとったなー。」くらいの気持ちで帰ってきました。

私はいつでもそうなんですが、基本的には試験後に自己採点しないんですよ。一次試験ができなかったと思ってはいましたが、一応二次試験がありますし当時は真面目でしたから()、自己採点してみたんです。そうしたら、アレ、結構イケるんじゃないかなって思いました。

で、結果に一次試験はギリギリ合格できていました。

二次試験の問題を見て、4コマ漫画の絵の説明ができたらギリギリ合格できるんじゃないかなと思えました。その一方で、そうは思いつつも結局二次試験の勉強は全然していませんでした。

スタバとかのカフェみたいなところで英会話の練習している人いるじゃないですか。そこで教えている人に「英語教えてはるんですか?私にも教えてくださいよ。」って前々から交渉していた人に合格を報告し、2回ほど一緒に二次試験の練習をしました。

二次試験内容は以下のような感じです。子供が私立高校(中学?)試験に合格したんですが、そのせいで親が共働きになってしまったんです。で、子供が一人家でご飯を食べているという状況です。「そんなん興味ないわー」って思いながら、一応話しました。筋も通ってないしイマイチな感じで話し終わりました。3つ質問があって最後の一つしかしっかり答えられませんでした。「これは無理やー、落ちた」と思いましたが、アティチュードだけは満点の自信がありました()。結果はどうなるかなって思いながらスタバでコーヒーを飲んで帰りました。

結果は何とか合格でした。ただ、そこから一度英検からは遠ざかりました。そこからは
TOEICに移りました。

英検1級について

英検1級は全部で5回受けています。
2011年・②2013年・③2017年度第二回・④2018年度第一回・⑤2018年度第ニ回でした。(筆者注:2011年と2013年の試験は第何回試験を受験されたかお伺いしていません)最初の2回はギリギリの不合格Aでした。3回目の2017年以降は年齢も年齢ですし大変でした()

勉強方法

2005年に勉強を再開した時にJapan Timesの記事をネットからダウンロードとプリントアウトしてそれをノートに貼って勉強していました。長いものであれば一日1題ですが、短かければ2題くらいは読んでいました。その中から分からない単語をマーカーでチェックしたり全訳をしていました。この時が一番勉強していましたね。記事は自分が興味を持ったものを使っていました。政治とか経済はあまり読みませんでしたが、事件・事故などの社会問題を読んでいました。訳も全訳というよりはスラッシュリーディングという感じでしたね。2005年に勉強を再開するのにブランクも10年近くありましたし、勉強といっても当時は英会話の勉強で、周りに話す相手もなかなかいないのでこんな風に勉強していました。

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(以上草津のアナコンダさんのノートより)

勉強は毎日はしていませんでしたが、Japan Timesを駅で買ってそれを家でチラチラ見ることとかはしていました。精読などは特にはしていないのですが、先ほど言ったように、わからない単語はマーカーでチェックして、意味を調べ直してまた読み返す、みたいなことはしていました。基本的に興味がある記事を見つけてそれを読んで行く感じですね。

2017年の勉強は単語、とにかくキクタンをメインに勉強しました。試験の語彙問題で、熟語は4問くらいですから、単語をしっかりやって17問か18問そのパートで取れればいいかなって考えてました(筆者注:語彙問題は25問出題)。出る順パス単書き覚えノートというものも使っていましたが、メインはやはりキクタンでしたね。

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英検1級 でる順パス単 書き覚えノート (旺文社英検書)


単語だけ勉強して試験を受けたら意外にできて、「単語だけでこんなにとれるんや」と思って、単語学習の成果が実感できました。2017年の時は不合格でも悪すぎるとは思いませんでしたが、それですらマグレだと思いました。

キクタンの方が出る順パス単書き覚えノートよりも好きだった理由は、類義語などが載ってるからなんです(筆者注:「出る順パス単」には類義語が掲載されているが、「出る順パス単書き覚えノート」には不掲載)。あと、キクタンの方が単語の訳が柔らかい感じがするんです。パス単の方が有名ですが、キクタンでも十分です。私はそれで語彙問題はまぁまぁ高得点とれましたからね。それに、キクタンで覚えたものをパス単(書き覚えノート)で見直すというやり方も結構よかったと思います。覚えたものをマークしていく感じですね。(単語帳を筆者に見せながら)マークしたのは完璧に覚えたもので、そうでないものはうろ覚えか覚えていないものです。見てもらったら分かるんですけど、熟語は全然マークできていないです ()。そこは捨ててましたからね。

キクタンは音声を聞きながら文字を目で追って勉強していく感じです。音声はリズムがあっていいんですよね。リズムが色々変わるのもお気に入りです。(筆者注:キクタンは音楽を聞く感じでチャンツをしながら単語を覚えていく)

出る順パス単覚え書きノートの方は、出る順Aはいいのですが、その後はあまり手を付けてませんね。CDも結局買わなかったです。でも、YouTubeに音声があって実はそれを聞いていました。一次試験に合格した時は直前までそれを使って聞いていたんですが、試験が終わった2日後くらいかな、また聞こうと思ったら消えてたんですよ!こういう幸運もあり、英検1級合格は本当に実力以上の何かがあったんだと思うんですよね()

キクタンはチェックテストがある点もオススメです。出る順パス単書き覚えノートの方もそうですけどね。キクタン・出る順パス単は、どちらか一方にしか載っていない単語もあると思うので、両方使っていくのは結構アリだと思います。

次の2018年度第一回試験は、仕事も忙しく疲れているということもあり散々な結果でした。それでもキクタンと出る順パス単書き覚えノートを使って単語だけはしっかりやってはいきました。

ちなみに私は毎回ライティングは無対策なんですよ。2018年度第一回は、ライティングトピックが興味も何も無い内容でしたし、書ける内容でもなかったのでボロボロでした。2017年の時はまぁまぁ書けたんですけどね。1級に合格したのは2018年の第二回試験でしたけど、落ちると思っていたので、第三回試験こそはしっかりライティングの対策をしないといけないと思っていたくらいです。本当にライティング対策はしなかったですね()

勉強はダラダラやっていたのですが、2週間前になってようやく30日完全問題集みたいなテキストを買ってやりました(【CD付】DAILY30日間 英検1級集中ゼミ 新試験対応版)。それをテキストに書きこまず別紙にやっていきましたが、「全然できてないなコレ」って思ってました。

英検1級DAILY30日間集中ゼミ 改訂版


昔なら1日中勉強に時間も費やせられていたのでしょうが、社会人になったら仕事もあるし家事もあるしで、試験2週間前でも、勉強ができて23時間でした、「おい、あと2週間やで!」って自分にツッコミながら()。テキストは思ったより進まず、結局Day20だか25だか、一周も終了せず本番を迎えるというだらしなさでした。

リスニングについて、私はNational Geographicの「メーデー!」が好きなので、それを使ってシャドーイングの練習をしました。最初はほとんど何を言っているのかわからなかったのですが、練習したら最終的にはほぼほぼ全部聞き取れるようになりました。放送時間の40分ずっとするわけにはいかないですが、基本的にはできるだけするようにしました。人の不幸を勉強に使って不謹慎かもしれませんが、事件真相モノが好きなんです。

一次試験当日

試験が始まってライティングのトピックを見たら、書けそうだと思いました。でも、トピックの中に出てきたhumanitiesという単語の意味が分からず困りました(筆者注:タイトルは “Has a university degree in the humanities lost its relevance in today’s world?”)。でも、その単語を自分なりに解釈して、試験だし本当の内容は書かなくていいかなって思って書いていきました。


ところで、私本当にびっくりしたんですけど、試験が始まったら周りの人がみんなエッセーを書き始めてたんです。私は語彙問題から始める派で、それが終わったら空所補充問題を解きながらエッセーの内容を考えていくやり方なんです。

アイデアを考えたら、長文問題とライティングを交互にしていきました。長文を一つ読み終えたら、その時に浮かんだライティングのアイデアを忘れないうちに書きました。エッセーのBodyのところで理由を3つ書いたらまた長文問題をやって、その長文が終わったら今度はエッセーの結論を書くというような具合です。

リスニングは本当に酷かったのですが、結果を見たら出来すぎでした。なので、「全然実力ちゃうやろコレ」って今でも思っています。他の合格者の話を読んでいたらみなさん凄い方ばかりなので、自分のだらしなさが恥ずかしいです。


一次試験後・合格発表

試験中の手ごたえに関して、パート1は想像通りでした。試験全体を通してあまりできたという手ごたえはなかったです。過去に受けた時の方が手ごたえがあったくらいです。先ほども言いましたが、試験後自分で答え合わせしないですからね。みなさんされてますから凄いと思います。

合格の結果は子供に確認してもらいました。そうしたら子供が「おかん通ってるやん!」って言われてビックリしました。仕事が大変でしたので「お仕事がんばったで賞」か大がかりなドッキリかって思ったくらいです。もちろん合格は嬉しかったのですが、二次試験どうしよう、という気持ちの方が強かったですね。

2015年までは英会話をしていて、それまでは会話を練習していたんですけど、その後先生が帰国されるということになってストップしてしまいました。なので、誰かと会話の練習をするということは以降全然していませんでしたから、できたことと言えば、家でたまに独り言を言うくらいですね。もちろん誰も訂正はしてくれませんけどね。子供がいたら叱られるので()、いない時にしていました。しかも、喋っていたのも予定などの簡単なことを短い文で小出しにするくらいでした。 

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(草津のアナコンダさんの英検1級一次試験結果)

二次試験対策

テキストは『英検1級面接大特訓』を買いました。もう一冊探していたのですが、結局それは見つからなかったんです。

英検1級 面接大特訓




このテキストを使って、単文練習を一日12回練習しました。自分にとって使えそうな表現を覚えました。トピックに関しては、例えば携帯電話についてなど、得意なものを確認していきました。模範の英文も載ってはいるのですが、私はトピックに対して3つくらいアイデアを準備し、それに理由付けをしていく方法で勉強しました。

スピーチの練習はしましたが、時間を測ったら1分かそこらで、長くても1分半くらいでした。私は早口になってしまうので、もう少しゆっくり話した方がいいのかなって考えながら練習していきました。中身はスカスカだったんですけど()

練習当初はスクリプトを書いていたのですが、手がしんどいなって思いだして書くのはやめました。それに全部は書かない方がいいのかなって思って止めたというのもあります。お題を見て、三つくらいトピックを書きだして、それについて話すのがいいのかなって思って練習しました。 

二次試験当日

対策自体大したことしたこともなかったので、今さらここでしても意味ないかって割り切ってました。

試験会場についてまずびっくりしたのは、周りの人がみんな本やらスクリプトを読んでいたことです。私なんて持ってきてすらいないですし、本番用にアイデアをまとめたものなんて思いっきり捨ててきましたからね()

着いて最初は、待合室で待機していますが、そのあと試験が行われる教室に移動させられるじゃないですか。その移動途中に受験票を落としてしまって、「もう落ちてるやん・・・」って思いましたね。もう落ちるのも確定したし気楽に行こうかなって感じになりました。

試験教室の前で待機してる時にもみんな本を読んだりしてますよね。私は単語をちょっと確認して、こんな質問がきたらこう話そうと頭の中で考えているくらいでした。「携帯の是非」のように軽めのトピックがありますようにと祈りながら待ってました()。トイレ行きたくなっちゃったとか思ってましたね、むしろ。

本番は緊張はあまりしなかたんです。準備をしっかりしてたら逆に緊張していたと思います。おかげで場の雰囲気にも飲まれず気楽でした。普通に家で勉強しているくらいの感覚で臨めました。

試験官は日本人女性と外国人男性でした。本番は政治経済だったらアウトだったんですけど、死刑に関して出題されていたのでそれを選んで話しました。死刑囚の権利は守られるべきかという内容でした。死刑に関してYes / Noについては練習しましたが、人権についての内容までは練習していませんでした。私は「守られるべきではない」という立場で話をしました。今思えば中身の薄っぺらい内容でしたけどね。死刑に関する用語に関しては、新聞で記事を読んだお陰で頭に残っていました。普段から新聞の三面記事とかは読んでいました。「情状酌量の余地」は「There’s room for leniency.」は覚えているので使えました。

スピーチに関しては、この時に限って2分を超えてしまったんです、余計なことを話し過ぎて。試験官が凄くいい人でもうちょっと話していいよ、って言ってくれたので何とか話し切ることができました。

習でしていたように3つの観点から話をしたかんですけど、2つしか話せませんでした。なので、これはダメかなって思ったのですが、逆に力が抜けてよかったというのもありますね。

質問は私は2問しかされなかったんです。多分試験前に話し過ぎたんだと思います。実際に本番直後のfree conversationで爪痕を残してやろうって思ってましたし。仕事を何してるのかと聞かれるところから始まって、小売業してますって答えたら「外国でも何か売ったらいいやん」って言われました。暇な時に何してるのって聞かれて、趣味に時間使ってますって答えたら「いいですね」って言われたのでそこで熱く趣味について語ってしまったんです。それで時間を使い過ぎてしまったかも知れません。

試験終了後も、私はどうもテンパっていたらしく、トピックの書いてある紙を持って帰ろうとしてしまいました。「それ返してもらえますか?」って言われて「すみません、初めてなもんで」って言いながら挨拶をしたら向こうも笑っていました。ヘンな人と思われたかもしれませんが笑いは取れましたね。

内容的にはよくなかったとは思いますが、沈黙だけは作らなかったですね。沈黙はしても1秒くらでした。試験官もフレンドリーで凄くよくて、いい感じでコミュニケーションは取れていましたね。

練習の時には特に長い文を話す練習もしていなかったので、本番であれだけ話せたのは自分でもビックリしています。やっぱり試験冒頭で楽しく会話ができたのがよかったのだと思います。

二次試験結果

結果は家で緊張しながら確認しました。子供には「試験結果はしっかりがんばって勉強した人が緊張しながら確認するもんや」って叱られました。自分でもアホかと思いますが、勉強してないくせに何でドキドキするねんって思いましたね。本番は全然緊張もしなかったのに、何で結果見る時だけドキドキするんやろって。

結果はまさかの合格でした。

合格を知ってドッキリかと思いましたが、嬉しかったのは確かです。泣いたりはしませんでした。TOEIC840点取った時の方が嬉しくて泣きましたね。息子は結果を見て、「よかったやん、ふーん」って淡々とした感じでいってくれました。私が勉強してるのも知ってましたからそんな声はかけてくれましたよね。「うわー凄ーい!」みたいのはなかったですね、男の子ですしね。 

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(草津のアナコンダさんの英検1級合格証明書)

合格後

今は中断していますが、工業英検の3級を目指しています。3級の次は準2級を目指したいと思います。3級はマークシートですが、準2級は筆記があるんです。独学ですが、和文英訳をしたり、新聞記事を英文和訳したものを先生に見てもらったりしていました。そのようなことが個人的に好きなので、そういのを生かしつつ今度は工業英検を目指したいと思います。次回は11月ですが、7割取りたいところで6割くらい取れていますから、現時点でいい感じだと思っています。

最近英語でしていることと言えば、英語でツイートしたり、好きなジャンルの英語の動画を見たりしています。だいたい毎日見ていますが、長くても一日40分くらいですね。

単語帳を使って今でもたまに単語の見直しをしています。マーカーでチェックしたものも78割は覚えていますね。類義語は忘れてしまったものも多いですね。

その他、リスニングに関してはドキュメンタリーものや動物ものが好きなので、National Geographicの英語版を見たりしてます。ネットにはあまり英語の参考にはならないとは書いてあるのも目にしましたが、耳慣らしにはいいかなと思ってます。また、思いだした時にはそれを使ってシャドーイングもしています。そこまでガッツではないですけどね。

好きな内容に関してはいつもではないですが、シャドーイングをしていますね。最近は英語の自己啓発モノがあるので、それを使ったりしています。

11時間とかまではいかないですが、20分でも毎日英語に触れる機会は作るようにしています。そうそうたまにTED Talkなんかも聞いていますね。

1級に合格したからといって特に何かが変わったということは無いでが、大阪駅で困ってそうな外国人を見つけて、電車などの道案内は極力しようと思うようになりました。

以前は英語が多少できると言っても、自分はそこまでは(人助けをするまでは)なぁって抵抗がありました。今は「どないしました?」・「わかりますか?」って聞いたりして、わからなければ目的地まで連れて行ったりしています。切符の買い方が分からなそうであれば、声かけて助けたりしてます。携帯で色々調べてあげたりもできますしね。

英語の凄い人たちのようには行かないですし、仕事で英語を使うこともなさそうなので、そういうことくらいはしていけたらなって思っています。鉄道が好きなので、路線とかそういうことで頑張れたらいいですがそういう試験もないですしね。

実施に大阪で乗り換えに困っている外国人は多いみたいですよ。一度大阪駅で京都に行きたいというご夫婦に出会ったんです。切符の買い方を教えてあげて、目的地まで30分くらい一緒に話しながら行きました。一緒に写真取りましょうと誘われたり、家族の話をされたりしましたね。面白い建物や乗り物を紹介して楽しかったですね。駅周辺のアドバイスもしてあげられたらもっとよかったんですけど、そこまでの知識がなかったので残念です。

これからもこんな感じで英語を使って行けたらと思います。

受験者へのアドバイス

英検に関して単語はとても重要だと思います。試験の最初で単語が分からないと思いっきりテンションが下がりますからね。私も一番よかった時は3回目に受けた試験で、その時の語彙問題は熟語意外全部正解できていました。確か22問か23問は取れていました。合格した時はそれほどでもなかったですけど、21問取れました。

単語力が付くと、長文を読んでいても分からない単語はあまりでてきませんよね。

私は基本的に気に行ったものしかしないんです性格的に。例えばネットを見てても、気に入らなかったら途中で止めて次のモノを見る、みたいな感じです。

私の場合は89割偶然の合格ですけど、一日2分であろうが20分であろうが、リスニングだろうがリーディングだろうが、毎日英語に触れていることは大事ですよね。

追記:最後のTOEICを迎えて

(ケータイでTOEICの結果の写真を見せながら)一番最初に受けた試験と直近の試験の結果ですが・・・20095月のと201711月のですね。あまりスコア差が無くて申し訳ないのですが。しかも何で名前隠しとんねん!って感じですよね。

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(草津のアナコンダさんのTOEICスコア)

私はだらしなくて本当に勉強しない人間なんです。TOEICはそれに特化した勉強をしたことがないんです。先生に「TOEICを勉強しても英語力は上がらないから、するなら英検を勉強した方がいい」と言われたからなんです。個人的にもTOEICを受けてても模擬試験を受けてる感じがしてしまうんです。だからスコアを見て頂いた通り、全然スコアに伸び幅がないんですよね(筆者注:スコアは伸びてらっしゃいますが、経年の割には伸びていないという意味です)。

初めてTOEICを受けた時は、こんな感じなんだ、と思いました。ただ、あまり好きになれないテストでした。何と言うか、マラソンの距離を短距離走の感覚で走るテストだと思ってるんです。なので、850点を取ったらTOEICを卒業しようと思っていました。

TOEIC840が取れた時はちょっとしたドラマがあったんです。実はその時の試験をもともと最後の受験にしようと考えていました。さっき言ったように、TOEICは私の肌には合わないテストでしたからね。

実はいつも受験する大学が決まっていて、その時も同じ試験会場と思って行ったら、その時は偶然同じ大学の別のキャンパスだったんです。間に合わないかなと思ったんですが、そのキャンパスにTOEICの受験票を持って向かう人がいたので、間に合うかもしれないと思って行きました。もしダメだったらバスに乗って帰ろうと考えてはいました。幸運なことに無料のバスが出ていたので乗って会場に着いたら時間ギリギリでした。トイレにも行けないくらいでした()

TOEICの最後の最後の試験がこんなんなんや私と悲しくなりました。でも、そこでふっ切れたというのか、700点くらい取れればいいわと思って受験しました。

結果発表の時は、あんなこともあったし700点あればいいかと思いながら確認しました。そうしたら、840点もあったので涙が飛び出しました。涙って飛ぶもんなんやって知りました()

みなさんにとっては、あまり大したことないかも知れませんが、私にとっては英検1級合格より感動的でした。

最後に

草津のアナコンダさんは、「全然勉強していない」とか「合格は奇跡だった」とは仰っていましたが、英語を読んだり聞いたり、何かしら使う機会を常にお持ちです。その積み重ねが合格に繋がりました。試験の練習問題に向かうという勉強ではなく、普段から英語に触れることも大切ということですね。

草津のアナコンダさんの場合、「全然試験対策をしなかった」という風に解釈した方がスッキリします。

また、頂いた試験結果の語彙問題の箇所を拝見して、語彙力はかなりお持ちのようです。これまで色々な方と対談してきた中で、みなさん語彙問題ができなかった人はいませんでした。草津のアナコンダさんの例からも、英検1級合格における語彙力の大切さが分かります。

最後に、草津のアナコンダさんから学べることの一つとして、英語力はブランクがあっても必ず取り戻せるということです。10年くらいのブランクがあっても、地道に英語を続けてきた結果1級に合格されました。

何らかの理由で英語学習がストップしてしまった人でもまた必ずやり直せる、そんなことを草津のアナコンダさんから学ぶことができました。

草津のアナコンダさんありがとうございました。初めての対面形式の対談、一生忘れません。

crystal blueTwitter名)さんは北海道在住。子供が二人いらっしゃるママさんです。今は仕事をフルタイムでされていますが、英語を使うということは特にないそうです。私がcrystal blueさんのことを知ったのは、Twitterでフォローしていただいたからです。どんな方かと思ってプロフを見たらすごく興味深い(いい意味で)!というのも、大変な苦労をされた結果、英検1級に合格されていたからです(具体的には後ほど)。

「もしcrystal blueさんからお話を伺うことができたら、きっと学習者にとって有益な情報が提供できるに違いない」と直感的に感じました。遅い時間で凄く気が引けましたが、夜中の23時にDMをお送りして、お返事が来ないかと待ちました。残念ながらその日は返信は頂けなかったので、「起きたら返事が来ていますように」と、祈るような気持ちでJOJOの奇妙な冒険(第3部)を読みながら寝ました(承太郎の情報はいらんか・・・)。

朝起きて携帯を見たら、やったDMが返ってきてる!でも、お断りのメールかも。内容を確認したら2度目のやった!対談を受けて下さるとのこと。でも、「私の体験談なんて参考にならないですよ」と仰いましたが、この取り組みの趣旨をお話したところ、快諾して頂けました(しつこかったからかも?)。私としては、とても嬉しかったのを覚えています。それから連絡を取り合い、春分の日の3/21(木)に対談させていただくことになりました。

当日対談前にかなり多くの資料をいただきました。とても親切!どこかでプレゼンに使われたのでしょうか、crystal blueさんが体験されたことがよくわかるスライド(の一部?)でした。その中に、通われたスクールの記載があり、「He(そのスクールの先生)left me alone. abandoned? / marginalized?」と書かれたものがあり、「え、先生に見捨てられたってどういうこと?英語の書き間違い?」と凄く不思議な気持ちになりました。よくよく話を聞いてその文の意味がわかりました。

さて、いつも通り少し緊張しながら(いつ治るのやらこの性格)crystal blueさんとの対談がスタートしました。Skypeの向こうからはソフトなトーンの可愛らしい女性の声が!私のSUKEBE POWER指数はどんどん上がっていきました。

ではcrystal blueさんとの対談内容です!



はじめに:一次試験と二次試験の壁

最近は忙しいということを言い訳にしてあまり勉強ができていないですね(笑)。仕事を始める前は大学生で、英文学を勉強していました。英語は好きでしたけど、ちゃんと読めたわけでも、書けたわけでもなく、もちろん話せたわけでもありませんでした。2009年に英検準1級は受かりましたが、それも一次試験は3回目で合格・二次試験は2回目で合格しました。

その後1級を受け始めましたが、一次試験に初めて受かるまでに15回受験しています。もっと回数がいってるかも知れません。一次試験に合格はしましたが、その後の二次試験に4回失敗し、もう一度最初からのスタートになってしまいました(筆者注:英検は一次試験が受かった後、二次試験で失敗しても合計で4回受けることができる)。

その後、改めて一次試験を受け直しましたが、2回失敗し3回目でようやく受かりました(crystal blueさんの名誉のために言っておくと、その2回の失敗のうち1回はインフルエンザのため未受験)。二次試験だけに関していえば、全部で7回受験したことになりますね。ネットに出てくる人は本当みなさんすごい方ばかりで「(ほとんど)何もしなくても、何回か受験したら受かったよ」とか言ってる人もいますもんね。「何十回も受かってます!」とか。同じ英検1級合格者でも私からしたらそのような方達って遠い存在ですよね。でも実際に世の中には私みたいに苦労してる人も多いんじゃないかなって思います。

英検1級は準1級の壁どころではなかったですね。受験は特別な用事などがなければ年に3回必ず毎回していましが、初受験の時、いや23回、もっとだったかなぁ、は何もわからず全く歯が立たずの敗退でしたね。やっぱり、忙しいのを理由にしてダラダラやってたのがいけなかったんです。土日など休日は勉強しないということはなかったのですが、根詰めてやってはいなかったですね。5時間くらいしかやってなかったですね(筆者注:十分やってると思いますが...)。5時間なんてあっというまじゃないですか?平日はほとんどやってなかったですね。

毎回落ちて毎回ヘコんでました。でもそんなに落ち込んではいなかった気がします。とにかく二次試験に行きたい、二次試験のステージに立ちたいという思いがあったので、落ちてもいいやって気持ちでずっと続けてきただけなんです。
ただ、二次試験に落ちた時は毎回相当ヘコんでましたね。もう何もかもが嫌になって全ての情報を遮断している時期もありました。その時は、ネットもテレビも本当に見ませんでした。ヘコんでいましたが、時が経ってくると、悔しい気持ちがどんどん大きくなってきて「また受験しよう」て思えるようになりました。

私は4技能の中で得意なものは本当に無いのですが、英検のスコアだけから判断するなら、ライティングは得意と言えるかもしれません。あまりそのスコアは信用してないんですけれど(笑)。書いたものを今見返してみても正直言って酷い内容です。一般的に聞かれたらライティングは他の技能よりはマシとは答えますけど、自分ではとんでもないなって思ってます。その一方で、これだけは自分で頑張ってきたという自負だけはあります。

スピーキングは某有名講師Y先生に教えてもらってたんです。実はここの先生に突然「もう教えることないから、あなたはオンラインやった方がいいです。お金も返すから。」って言われて、全然意味もわからず見捨てられてしまいました。後々になって、先生から「あの時は見捨てたわけじゃないよ」って言われたんですけど、自分としては見捨てられた感じがしました。私が全然上達のない生徒で、「お金ばっかり取るのが申しわかない」と言われてしまいました。仕方がないので、ネットでフィリピンの人のオンライン英会話「Value English」を始めたんです。凄い悔しい気持ちになって「見捨てるってどういうことよ!?」って当時は少なくとも思っていました。


英検1級を目指した動機・合格への転機

私は英語が好きでしたから、1級はいつかは取りたいと思っていた資格でした。準1級も何回かチャレンジした後でしたがようやく合格したので、次はもちろん1級という流れでした。自分の人生の中で何か頑張ったことがなかったんですよね、大学も5流大学でしたし。英語力も半端でしたが、1級を取ったら自分が誇れるんじゃないかと考えて取ろうと決めました。

英検を取ろうと決めたんですが、道のりが長くて何度も止めようと思いました。でも止めるのは簡単ですよね。実は、やるなら徹底的にやらないといけないと心に決めた時があるんです。二次試験に4回落ちた後、やるのかやらないのか・続けるのか続けないのか自問自答した時に、徹底的にやってやろうと決めて、そこからは地獄の道のりが始まりましたね。平日は毎日3時間・週末・休日は10時間ずっと勉強してました。それこそ寝る間を惜しんで勉強してました。朝はあまり時間が取れなかったので勉強するのも難しかったので、夜やってました。祝日はビッチりやってましたね。

勉強の仕方

過去問はやりましたが、何周もするということはしていませんでした。ちょっと解いて終わり、という具合でした。単語は1級の勉強を始めた初期から力を入れてやっていたので割と得意でした。とにかくがむしゃらにやったんです。植田一三さんの『英検1級英単語大特訓』を使ってやりました。ひたすらにその本を音読してコロケーションで覚えました。CDは付いているんですけど、それを聞いていると私は眠くなるので全然聞かなかったですね。発音は調べながらやりました。電子辞書の読み上げ機能を使いながら全部調べてましたね。コロケーションさえ覚えてしまえば、試験の時はそれで解ける問題もありましたからね。それに比べてリーディングなどはあまりやっていなかったのでバランスの悪い取り組みをしていたと思います。

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単語同様に力を入れたのは、英作文でした。エッセーについては100本以上書いていますね。書き過ぎて、いつから書き始めたかは覚えていないくらいです。100本以上書いてはいますが、最初からしっかりできてはいなかったので、書いては消し書いては消し、ということを何回もやっていました。なので、最終的には100本書いたどころの話ではないですね。書いたものはオンラインの先生に読み上げて添削してもらい、それを音読してました。私は英語力が全然なかったので、色んなトピックをとにかくどんどん書いて練習する必要があったんです。できる人は本当に数本書けば合格されるみたいですけど、私は本当にできなかったのでそんな風にやってました。でも、トピック同士内容って結局重なりあってるものが多いので、少しずつす少しずつ書けるようになってきました。

ライティングに関してはとにかくトピックの捉え方がわからなかったです。トピックをどうやって2〜3つの理由に落とし込んで行ったらいいのかが全く分かりませんでした。少しどころか全然わからないレベルで。私は、トピックに関する背景知識が全くなかったので、英語以前に日本語の時点でどのようにまとめていったらいいのか分からなかったんです。取り組み始め当時は、トピックを見ても意味が分からないんです。何を聞いているのか、何を書いていったらいいのかが全然。それを克服した方法としては、もちろんY先生に教えてもらったり、『大人のための知識と教養の英会話』の3シリーズ、『日本人のための教養の英会話』を使って勉強しました。これらの中に英検1級とドンピシャのトピックがあって、ここに出てくる文とか単語とか真似して英作文していましたね。自分では英文が思い浮かばないので、とにかく真似をして書く、真似をして読むということを繰り返していました。全部真似です。そうしてるうちに力がついてきたんだと思います。このようにしながらバックグランド的な知識も身につけていきました。この勉強のスタイルを確立したのは恐らく一次試験に15回失敗した後半頃だったように記憶しています。

ライティングの対策本も他にも持っていてやってはいたんですけど、結局自分のものにはならなかったんです。ネットで見ると「この1冊をやって受かった」みたいな記事も目にしますけど。自分には全然内容が落ちてこなかったですね。他の人が書いた文ではダメで、自分で考えて書いた文じゃないとダメだったんです。自分の経験とか自分が新聞から得た情報を使って書いていましたね。

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リスニングはあまり力を入れていなかったので、伸びが悪かったのですが一応CNNBBCLearning Englishを聞き、スクリプトを見ながら音読(オーバーラッピング)はしていました。

(crystal blueさんが利用されていたCNN。Amazon CEO Jeff Bezos氏の離婚のニュースを発見)
(こちらもcrystal blueさんが利用されていたBBC Learning English。会話や文法などを始め、英語学習者が色々学べる内容を提供してくれている)

リーディングにもあまり力を入れていませんでしたね。やり方が悪かったのもあると思います。英字新聞を読むようなレベルでもなかったですね(笑)。多読とかもした方がよかったんでしょうけど。私はとにかく先ほど紹介した『大人のための知識と教養の英会話』と『Opinion 1100』をひたすら繰り返し読む、ということをやっていましたね。新しいものにはほとんど手を付けなかったですね。

一次試験の思い出

試験が開始していつも最初に語彙問題をして、次にライティングをするという流れでした。単語は25問を56分くらいでやりました(筆者注:一問10秒くらい!)。私は迷わないんです単語は。合格した時は語彙問題は23/25問取れました。合格した時に限らず、大体いつもそれぐらいは取れていました。

その後にリーディングをするんですが、空所補充とか、短い文のヤツで時間をかけ過ぎてるんですよね。いつも時間を食っちゃって最後までできないんですよ。最後の一番長いヤツで残り10分くらいになっちゃって、読んで考える余裕がなくなってしまうんですよね。「10分でこんなの解けるかよー」って心に中で叫んでました(笑)。そういう時は結局読めなくて塗り絵してました。

私はリスのングに関しては問題の先読みはしませんでした。試験のために色々試したんですけど、個人的にあまり効果なかったですね。でも、インタビューの問題は得意で絶対に落としちゃいけないと思っていたので、これだけは先読みしました。CNNとか聞いてインタビューには慣れていたせいか、ここだけはいつも取れていました。リアルライフのところはダメでした。なぜかもわからないくらいダメでした(笑)。引っ掛けも多く見事に引っかかってました。

合格した時は2回とも手応えはありました。自己採点したらギリでいけてるんじゃないかって思えたんです。単語はいつも通りコンスタントに取れていましたけど、なぜかその時はリーディングも取れていて(笑)。「あらーリーディングも当たってるわ」みたいな感じで。ライティングも得意なトピックだったりして書けたなって手応えがありました。ただ、時間配分は大事だと思いましたね。25分以内で絶対書くって思ってましたが、トピックを見て書くまでに5分くらいかかっちゃいました。

一次試験合格発表

一回目の合格は、仕事からの帰宅後にネットで確認して知りました。一次試験に合格はしたんですけど、二次は絶対受からないという自信があって(筆者注:どんな自信?)、怖くて怖くて仕方がなかったですね。嬉しくて涙が出るなんてとんでもなかったです、とにかく恐ろしくて。合格発表から試験まで2週間しかないのに、全然喋れてないしどうすんのコレ?って不安しかなかったです。一方で、 4回チャンスがあるしなーって気楽にも思っていました。これは絶対長丁場になるなと思っていましたが、見事に4回落ちてしまったんですけどね。とにかく初めから受かるなんて全く思っていませんでした。

もちろん受かって嬉しい気持ちも少しはありました、札幌に行けるって思って(筆者注:そう言う意味なんですね)。北海道は二次試験が札幌なので泊りがけで行くんです。

ちなみに、一次試験に初めて受かったのはいつか忘れてしまいましたが、今の(CSEスコア方式に変わる前ですから2016年より前です。なので、英検が新しくなる前後で1回ずつ合格したことになります(筆者注:2016年に英検が改訂される前後では、昔の方が合格が難しかったという人がかなりいらっしゃいます。crystal blueさんは、その前後で合格されてますから実力は確かですね、と言ったのですが、全力で否定されました・・・)。


二次試験対策

対策はY先生の授業を受けたり、自分で書いたエッセーを使うなどしていました。その先生にはそれこそノックするところからやってもらったりしました。時間も測ってましたが、そもそも測るどころのレベルじゃなかったですよね。なので実力のなさに落ち込みました当時は。

単語の勉強の時はCDは聞かなかったんですけど、二次試験用の対策本は音源を全部聞いてシャドーイングとか練習しました。音読は全部録音して、不自然なところはないか確認していました。これは断言できますが、嘘偽りなく何千回としましたので、アイデアとしては一応準備ができてはいました。

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(crystal blueさんがスピーキングで使用されたテキスト)

二次試験の思い出

二次試験のために札幌には7回も行っています。お金も相当かかっていますよね。札幌には往復6600円でバスで行き、ホテルには1万円くらいで泊まりました。食事はコンビニ弁当だったんでそんなにお金はかからなかったんですけど、1回の試験で結構浪費してはいましたよね。

初めて受けた二次試験は何も喋れず終わってしまいました。7回も受けてるので、同じ試験官に当たってしまい、「またコイツか」とか「またきたんですか?」って雰囲気になったこともありました。そう言えば、試験の部屋の中にタイムキーパーの人がいますよね。その人の2分経過を告げる英語が凄く上手で、「うわー、この人に私の英語が聞かれたか」と思うと恥ずかしかったですよね。

試験に合格した時の試験官は、多分私に3回は合計で会ってるんじゃないでしょうか。日本人も外国人も男性でした。雰囲気はとてもいい感じでした。その人たちは私が初めて二次試験を受けた時の方たちでもありました。その時のスピーチに関してはまぁまぁうまく行ったと思います。書いて練習してきたものを脳みそから引っ張りだす感じで(笑)。練習したものと全く同じトピックではなかったのですが、10秒でトピックを決めて、50秒で「これとこれを使って」と頭の中で整理してまとめました。

スピーチに関して言えば、最後の結論を話してる時に、例の発音のいいタイムキーパー(笑)に終わりを告げられてしまいました。でも、そこで止まらずゴリゴリ10秒くらい話し続けました。全然普通に聞いてくれましたから、話し続けても大丈夫だったんだと思います。話している時はなるべく、フィラー(つなぎ言葉)は使いませんでした。Value Englishの講師のNana先生に、wellじゃなくて、how can I sayhow do I sayを使うように言われていたので、wellとかは使わないって決めていました。フィラーを使うと軽く見られるよ、って言われたんです。how do I sayとはいいましたが、そんなにたくさんは使いませんでした。

質疑応答は9点だったんです!片方の試験官が5点付けてくれてるということですから、これは私の一番の自信になっているんですよね。満点つけてくれてると思うと嬉しくて嬉しくて。ライティングをしていたこともそうですが、オンラインでさんざんやっていたので、それが生きました。

ちなみに私が選んだトピックは「テクノロジーは地球温暖化を弱めることができるか」というような内容でした。Value Englishは過去問を全部押さえているので、同じような内容は何回もやりました。何度も何度も繰り返し、それこそ何百回とやったと思います。テクノロジーとか地球温暖化については本当に何度もやりました。トピックを見た時に、これだ!って思いました。他のトピックを見たら時間を奪われちゃうので、テクノロジーって言葉が目に入った瞬間それに決めました。先生には15秒でトピックを決めるようにと言われましたが、それだけ時間をかけちゃうと考えている時間がなくなっちゃうので、10秒で決めました。

試験後はあんまりできたとは思いませんでした。話すことはできましたが、果たして自分の話してる内容がトピックに合っているのかがわかりませんからね。その不安が大きかったですね。練習している時にも、話せてはいるけどトピックから外れてると指摘されることがたまにありましたからね。なので自信は全然はなく、合格するとは全く思えませんでした。これに落ちてももう1回あるしいいや、と思ってました。その一方で、次落ちたらまた一次試験からやり直しかぁと思いながら帰りのバスに乗ってましたね。 

合格発表

合格発表は夕方仕事から帰る前に職場の駐車場の車の中で見たんです。合格を見て車の中で声を上げて相当泣いてしまいましたね。30分くらい泣いてました(笑)。知り合いで通訳をしてる人がいて、その人は私が英会話学校に通っている時の先生だったんですが、ラインを送ったら喜んでくれました。

家族にもラインを送りました。みんなよかったねと言ってくれて、本当に嬉しかったですね。お祝いは特にもらわなったですけどね(笑)。私が英検に合格して家族のみんなはこれで英語の勉強を止めると思ってたみたいですが、ますます勉強しているので不思議に思ってるみたいです。もう終わったからいいんじゃないの?って思われています。

ライティングは10/28(旧制度で36%の得点率)から28/32(新制度で86%の得点率)にスコアがアップしました。(ほぼ完璧ですね、という問いに対し)全然完璧じゃなですよ。ただ、ライティングに力を入れることが合格につながることは早いうちから認識はしていました。あと、話はずれますが、ライティングに力を入れることが直接スピーキングにも生きてくるんだろうとも思っていました。

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(crystal blueさんの合格証明書)

受験を終えて

自分が何か誇れるものがあるっていうアイデンティティーみないなものが持てたように思います。ただ、英検を1級を取っても全然まだまだだなって思います。1級を取ってそこから始まる感じですよね。

スカイプもまだ繋がっていたので、例のY先生に連絡して受かったことを報告しました。「どうだ!見捨てられたけど、あなたな無しでも合格してやったぞ」って見返してやったって気持ちも正直ありましたね。当時は悔しかったですけど、スカイプを勧められて感謝していないこともないです。 

アドバイス・メッセージ

合格できてよかったなって思ったんですけど、同時に不思議な気持ちにもなりました。あんなに英語ができなくて話せなかったのに。そして、やればできるんだなって自信にもなりました。それはまでは本当に一つも英語が話せなかったんです。元々日本語でも話すのがダメで、人と話すのも苦手なんですよ。なので英語なんてとんでもなくダメで。それが英語で話すことができるようになってきて、更には試験中にはトピックから外れた話しまできるようになったんですからね。練習したらできるようになるんだなって思いますから、今二次試験で困ってる人は絶対できるようになります。私は断言できます!絶対できるようになります。他の人ならすぐにできることも私は実力のないところから苦労して頑張ったので、今苦労している人でも絶対短期間で合格できるようになります!

私の周りでも英検チャレンジを途中で止めちゃった人もいるんですけど私は続けてきたんですよね。なので、続けることが大事だと思います。諦めたらそこで終わりなので、とにかく続けることが大事です。そうやって続けることで力が付いてくると思います。続ける中で本気モードに入ると合格できます!オンライン英会話をやっていてもできるようになってっくるとだんだん楽しくなってきたんです。「わぁ、こんな私が地球温暖化について話してる」みたいな驚きもあったりして。

私の失敗談を知っていただくと、相当数の人がやる気になってもらえると思います。ほぼ満点とか連続で何回も合格してる人を見ても「なによアナタ!」って思ってしまいますよね。そのような方たちは偉大すぎて、やっぱり身近に感じられないんじゃないでしょうか(笑)。最後になりますが、私の失敗談を知って頂いて、これからもっと人と繋がりを持って取り組んでいけたらなって思います。

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(crystal blueさんが現在勉強で使用されているテキスト)

最後に

crystal blueさんが英検1級にようやく合格され、会社の駐車場の車の中で30分号泣してしまったという部分は私も心打たれました。それまでの取り組みがようやく結果として結びついたんですもんね。crystal blueさんの苦労や努力(彼女は少なくともそんな風にはとらえていないような明るさとユーモアを交えて話してくれましたが)は、私などにはとても考えが及ばないことです。

crystal blueさんは、他人がなかなかできない経験をされたと思いますが、彼女のお話は多くの受験者に勇気や元気を絶対与えてくれると信じています。本当に何もできない状態から一次試験も二次試験も始まったと仰っていました。しかし、結果的に語彙問題は23/25点・ライティングは28/32点・二次試験のinteractionでは、9/10点とかなりの高得点をあげられています。「やればできる」・「諦めたらそれで終わり」・「継続は力」という言葉はありふれたように聞こえますが、crystal blueさんほどそれらを体現されている方はなかなかいないように思います。

今回crystal blueさんの体験をお伺いするはずが、私の方が色々質問されてしまい、対談中に自分自身の体験談も話してしまいました。今回の対談の大きな反省点です。しかし、私の話に凄く共感を示して下さったり、驚いて下さったり、まるで子供のような反応をして下さるので、私も思わず饒舌になってしまいました。

ユーモアでどこか純真な感じのするcrystal blueさんと対談ができ、本当に感謝しています。「自分の失敗談を話したら5時間は必要です」と仰っていましたが、今回お伺いできなかった分もいつかまたお聞かせ頂けたらと思います!

そうそう、crystal blueさんは、英検1級に合格されるまでに何と、80万円以上もご自身に投資されたそうです!凄い経済力やで、コレしかし!



◆その他の合格体験記も併せてお読み頂けましたら幸いです
私の英語1級合格体験記:語彙問題が25~23問解けてアイムレディーフォージイグザム!!
Sさんの英検1級合格体験記:不屈の精神が導いた合格!!
ティナさんの英検1級合格体験記:有言実行で見事英検に合格 さらにその先を目指して
KUMAA NATIONさんの英検1級合格体験記:Seize the tactics
市川基寿さんの英検1級合格体験記:七転び八起きで勝ち取ったキセキ

私の英検準1級合格体験記:日々の取り組みがモノを言うとはこのことや!!

合格体験記の対談に関する問い合わせDMを頂いた時は、正直その人が誰かよく分かっていませんでした。で、Twitterでどんな人か確認してみたら、「あっ、この人知ってる!スゲー有名人!フォロワーめっちゃいる人やん!」って思いました。そんな人からDMを頂けるなんて。あまりにビックリしてしばらくの間思考停止してしまいました。なぜその人の名前を知っているかというと、私はサッカーが好きで、Twitterでよくサッカーのツイートを見ていたからです。特によくチェックしていたのは日本代表が戦っていたアジアカップの頃で、その時からよく「市川基寿さんが○さんのツイートにいいねしました」ってのは目にしていました。その頃は、この人サッカー選手か記者か何かかな、くらいにしか思っていませんでしたが、Twitterを見たらまさかの人でした。私は驚きを抱えたまま返信し、その後何度かのメールやり取りの後、317日(日)の対談の運びとなりました。


今回は私にとっての雲の上の人、
市川基寿さんとの対談内容です。


対談をする前はいつも通り緊張しました。こんな有名人やったらどこか色んなところでインタビュー受けてるやろうなと思いました。実際に市川さんは
TOEIC S&Wのリーフレットにも乗ったことがあるそうです。そんな方と対談して自分の下手クソなやり取りがバレたら恥ずかしいなと思ったりしました。とにかく、市川さんの過去のTwitterを見たり、運営中のブログ(Mのページ 〜Motohisa’s Blog〜)を見てまずはプロファイリングしなきゃと、パソコンのキーボードをカタカタ。すると、英検1級はもちろん、TOEIC910、その他に英単語検定1級?工業英検2級?観光英検2級など、出てくる出てくる色んな資格が。出身校は青学?IT企業でお勤め?何か凄い・・・自分のような人間がインタビューしてていいのかなって不安になってきました。

しかし、スケジュール調整などメールのやり取りではとても丁寧でいい人そうだったので、次第にそんな緊張もほぐれていきました。こんな有名人と話す機会はあまりないかも知れないので、これは大きなチャンスだと思って気持ちを切り替えました。それに私は「より多くの英検受験者に元気を送り届けるために合格体験記を書いている」という(勝手な)使命感を持っています。逆に、市川さんくらい知名度がある方の合格体験記なら、より多くの人がモチベーションを上げてくれるかも知れないと思ったのです。


では、Mr. Natural Born Positive Thinkingとの対談スタートです!

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(TOIEC R&Wリーフレットより:写真一番左がMr. Natural Born Positive Thinking


プロフィール

Twitter上では本名で活動していますが、例え失敗であっても私は全てをさらけ出して、次回への糧としています。成績がよかろうが悪かろうが、まぁ悪い時は悲しいんですけど、自分のありのままを告げたいと思っているんです。結構自己顕示欲が強いのかも知れないですけどね(笑)。色々な人に自分を知ってもらいたいので自分の姿をさらしつつ、得意な英語の活動や試験などをアレコレつぶやいてる感じですよね。本名で活動していても、仕事のことは呟きませんが、プライベートなことは割と呟きますね。昨年、彼女に振られたこととか(。なので、会社的なコンプライアンス上の問題はないです。職場関係の人で英語を勉強している人はいないので、そこに関しては自分のことは知られてないですね。これでTwitter歴も10年ですが、自分の英語の全てを晒していますね。今後万が一独立するようなことがあれば名前を出していかなきゃならないので、今のうちから名前を出すことでメディアリテラシー向上を意識している部分もあります。Atsuさんみたいな凄い行動力の方もいらっしゃいますが、私も自分の名前を出していくことで微力ながら何か英語の協力ができたらとは考えています。局アナを目指してたこともあるんですけど、それはご縁もなく。フリーランスの語り手としてやってたこともあります。自分の名前を一つの商品だと思って活動している部分もあります。

私は8回目の挑戦で英検1級に合格しました。それが2016年ですからちょうどCSEスコアに移行した年ですね。最低点で何とか合格しました。2016年の第1回試験で合格しましたが、遡る事2013年の第3回試験の受験が最初でしたね。8回目で合格した訳ですから7回スベったってことですね(笑)。初受験は不合格Bの判定でした(筆者注:2016年に英検が改訂される前は「不合格A」のような判定が出されていた)。当時1問1点(あるいは2点)だったんですけれど、58/113という結果だったのが全ての出発点でしたね。以後、不合格Aになることがあってもなかなか合格できず、結局2年半費やしました。2回目のチャレンジ(2014年第1回試験)では初受験からの半年間で50点にまで落ちてます。その次の試験(3回目のチャレンジ)で64点まで伸ばしましたが、合格ラインの80点までは全然足りずでした。その後もしばらく60点台が続いて、一番合格に近づいた時は6回目の受験で73点までいきました。リーディングができたと思ったらリスニングができなかったりエッセイがダメだったりして、うまい具合に?どこかがよかったらどこかが悪かったりで、総合点が及びませんでした。結果的にCSEスコアの2028/2032で合格しました。多分もう一問落としてたらダメだったと思います。

試験の翌日、みなさん大体自己採点しますよね?でも私の場合はそれまで待てず、受験後帰りの電車の中で答えを自分で確認してました。「間違えたー」と何度溜息をついたことか思い出されますね。多少落ち込みはしましたし、打ちひしがれるような思いにもかられましたが、英検1級は合格するまで受け続けるつもりでいました。一度乗り出したら目的地にたどり着くまではやり抜きたい、中途半端に止めたくないタチなんです。大げさな言い方かも知れませんが、合格するまでは例え5年でも6年でもやってやろうと思っていました。なので先ほども言ったように、不思議と受験を止めようとは思いませんでしたね。


私は英語が好きだし英語学習が趣味みたいなところがあって、英検だけの勉強をしていた訳ではなくTOEICの勉強もしています。だから私から英語を取っちゃうと、毎日仕事をするだけの日常みたいになっちゃうんです。ただ漠然と英語が使えるようになりたいと思って勉強していても個人的な性には合わないので、英語学習の一環として、ほぼ毎月実施されるTOEICは短期的な学習目的として、年に3回行われる英検の受験を中期目的として、長期目標として英検1級合格を掲げていました。そんな中、ちょうど機は熟したというのでしょうか、英単語検定1級に英検受験の1カ月前に合格したんです。私はもともとそんなにポテンシャルのある人間ではないので、ブログに書いたことでもあるんですけど、その結果1400時間とかそこまで地道に頑張って合格までたどりついた感じですね。

時には都内の単発のセミナーなどにも通ったりして、良いと言われるのは何でも試しました。英検に特化したスクールに通った訳ではないのですが、慶応義塾大学前にあるLiberty English Academy市川記事という結構格式高いところには通っていました。そこで目からウロコな英語学習のメソッドを知って、その後3カ月で英検1が取れましたね。何気に私の英検1級合格に寄与したものと言えば、CSE制度以外にはLiberty English Academyのメソッドに出会ったことが挙げられますね。

具体的にどんなメソッドかと言うと、英文法を俯瞰するということですね。日本の高校の授業などでは今日は「不定詞」あるいは「分詞構文」みたいな感じでそれぞれを別個で勉強していますが、そのような文法を先生のメソッドでうまい具合に全体的に繋げる方法が学べました。3カ月で20万円したんです。まぁ、無い袖は振れないじゃないですけど、無い袖を振りました(笑)。結果的に英検も合格できてその分を回収できたのでよかったですよね。

そんな経験から、準1級は受かったけれども1級受験に際して伸び悩んでるという人には、英語を俯瞰的に見てみる姿勢が大事だと思います。バリバリの帰国子女のような人にはどうかと思いますが、純ジャパでかつ座学で英語を勉強してきたような人には大切なことなんじゃないでしょうか。特に句と節の違いを理解し、チャンクで認識していくことが大切だと私は学びました。改めて受かる前後を客観視した結果、個別に理解していた文法が一元化されそれが網の目のようにリンクされました。これにずっと積み上げてきた単語1万語がうまく融合して合格に至ったんだと知ることができました。これは7回受験に失敗した私だからこそ分かった事だと思っています。(筆者注:「英語を俯瞰的に見る」ということについてもう少し詳しく聞きたいと思いましたが、あまり踏み込んでは対談の趣旨から外れるので、ここまでにしておきました。具体的な内容が聞きたい人は、市川さんまでお尋ねください)

英検1級を目指したきっかけ

国連英検特A級とかありますけれど、世間的に認知されている英語の試験の中で英検1級って最高峰じゃないですか。だからそのステータスが欲しいなと思ったのが最初のきっかけですね。

私は留学も海外旅行もした事がない超が付くほどの純ジャパで、しかも高校の頃数学はめっぽうダメだったので、英語に力を入れておけば将来何かの役には立つかなということで勉強して大学も私文にしました。青山学院大学出身ではあるんですけど、多少英語ができたところで周りはみんな帰国子女なのでディスカッション授業などは苦痛でしたね。「How about you?」と言われた次の瞬間「I agree with you.」みたいな返しをしてました(笑)。なので大学時代は本当に勉強してなくて単位だけ取って卒業した感じでした。

大学に入る前に英検準1級は取ってはいたんですけど、とても1級は受ける気になれず、社会人になってから本当に英語を頑張ろうって感じでした。青学といえば英語が有名なので、もっと勉強して在学中にTOEIC 900とか英検1級取ってたらもうちょっと人生変わったかなって思いますよね。在学中はTOEIC 710・英検準1級止まりで伸び悩んで卒業した感じでしたよね。英米文学科を卒業しても持ってる資格が中途半端なので、社会人になって頂点を目指そうと思ったのも英検1級を目指そうと思ったきっかけです。


勉強方法

PART1の語彙問題は合格者平均でも65分くらいしか取れない、いわゆる難関セクションです。それにアレルギー反応を起こしてたら話にならないと思って、避けていた反省もあって、語彙を攻略しようと思ってやってました。そこでどんな単語がより出やすいかなど分析しながら勉強していった感じですね。

単語は出る順パス単を使っていました。紙の単語帳は三日坊主で終わっちゃう性格なので、パス単のアプリを使ってクイズ形式でどんどん解いていった具合です。最初勉強し出したころは選択肢の3/4が分からない状態でした。これじゃ、消去法すら使えないよーって感じでした。なので私が英検1級合格のために勉強したトータル1400時間中、語彙には422時間を費やしました。全体の3割をボキャブラリーに使ってた計算になりますね。英検って親切で、問題のPDFを過去1年分アップしてくれてますよね。それを受験しようと思ってからストックし始め、2008年から現在もなお毎年3回分ストックしています。

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ジャパンタイムズが出してる語彙問題のような良書も当時はなかったので、各回の語彙問題25問を自分で問題文や単語をExcelに打ち込んでました。作っていったのは休みの日でしたね。作ったのは休日ですが平日は作ったものをインプットするということもしていました。

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リーディングはもっぱら過去問をやっていました。英語学習者としては珍しいかも知れないのですが、英検1級合格のためにもっぱら勉強していましたからね。英検協会のサイトからダウンロードしたものを自分で解いていって、分からないも単語の意味を調べ、それにたくさん書き込みをしていった具合です。解説が欲しかった時もあるので、旺文社の過去問を試験内容が被らないようにしながらAmazonから買ってました。理系の問題が苦手なので、宇宙とかそんな話題が出たらお手上げでしたね。文系の内容は得意とまでは言えないまでも、まだマシだった方ですね。歴史が好きなので歴史の話が出たら嬉しかったですね。理系が苦手といっていたら英検は対応できないので、工業英検とかテクニカルな分野にも参戦し、今年の2月にも受かって、一つ英語のすそ野を広げています。

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リスニングも問題を解くことをやっていました。英検って結構リサイクル問題があるんですよ。リスニングのPART1は、56問は過去の問題からリサイクルされているんですよね。「そんなの本当の実力じゃないじゃないか」って言われたらそれまでなんですけど、使えるものは使って、なりふり構わず問題の分析をしてリスニング力を上げていった感じですね。また、スクリプトと解答を照らし合わせて答えの根拠をしっかり分析していました。


リスニングの勉強を始めていったのは実は発音からなんです。現在の私の発音は決してよくはないのですが、音を正しくインプットする意味では大事ですからね。使っていた教材はDVD付きの発音教本で、「舌はこうするのか」とかDVDを見ながら練習していました。でもこの間受けた発音検定では68/100だったんで、決していいとは言えませんが、音としてはしっかりインプットできるようにはなりました。私のリスニングの出発点は発音からでした。

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ライティングは300ワードとか200ワードとか書く力はそもそもなかったので、キレイに書くように心がけていました。字が汚いことで点数が引かれるかどうかわからないですけど、採点者の心情としてキレイな字の方を読みたいでしょうから、そこは意識していました。練習はブログにも書いたのですが、欧米人を論理的に説得するためのハーバード式ロジカル英語と言うのを使っていました。例えば、トピックセンテンスの次はサポーティングセンテンスを書いてという基本的な事から、3行単位で論理的に述べなければならない、といったロジカルに述べる方法が載っていて勉強になりました。練習用のトピックは過去問から使っていました。

実は書くという練習は全然していませんでした。練習で何十題も完璧に書いたり、完全に暗唱される方いるじゃないですか?私にはそういうことはできなかったですね。試験では書いたことを完全に再現するのは不可能ですから、そう言った勉強は徒労に終わると思って私にはできませんでした。
Atsuさんも言っていたように、自分が書きやすくなるように汎用性の高いネタを作っていました。これは二次試験にも当てはまるので、二次試験のスピーチに向けて同じような準備をしました。

欧米人を論理的に説得するためのハーバード式ロジカル英語

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ライティングについて、どのパートにどれだけ書くかといった目分量はだいたい決めていましたね。ボディーに関しては3パラグラフ構成にしました。まずトピックセンテンスから始まりサポーティングセンテンスを書きます。その後for exampleで例を書いたり、自分の経験を入れるといった具合でした。結論は、in conclusionfor these (above) reasonsといったものを使って、ボディーの内容をパラフレーズしていました。本番でももちろんこの書き方にしていいましたし、練習でもこのやり方でした。練習の時は割と書くことが思い浮かぶ方でしたが、試験の時は時間の制約もありますし、緊張して思い浮かばない時もあります。なので、不合格の時などはボディーに理由が二つしか入れられなかったり、支離滅裂なことを書いたりしていましたね。試験は水ものなので、若干トピックに左右されるかも知れませんね。


勉強したのは主に仕事から帰ってからですね。就業前や就業中はやらなかったですね。食事や入浴をして勉強するモードを作ってやっていました。やる時は机に座ってがっつりやりたいタイプなので、夜まとまってやると言う風でしたね。私はカフェ勉みたいな雑多な環境の中で勉強ができないんですよね。人それぞれ勉強のスタイルがあるんだなって思うんですが、私はそういうふうに勉強しました。図書館とかも使いませんでした。そもそも行くのが面倒なので。私は基本面倒くさがり屋で足を運ぶのは試験だけでいいやって思うんです(笑)勉強法として、今でもそうですが、私はやる時にガッツリ勉強しました。やらない時は本当にやらないのですが、やる時は2~3時間やりました。私はあまりストイックなタイプではないので、自分の心に従って気の向くままに頑張るというタイプですね。

一次試験

試験中はとにかく目の前にあるものを一生懸命解くことにのみ集中しましたね。私は語彙問題から順番に解いていって、最終的にはリスニングの先読みに10分使えました。ライティングは最低限の内容でいいから、かかっても30分以内で終わらせようと決めていましたね。リーディングが解き終わって、マークミスがないのを確認し、安心してリスニングに入っていきましたね。リスニングは気持ちをリセットしながら一問一問に向き合って解いていきました。


試験が終わった時には手ごたえがあった訳ではないんですけど、素点が今までで一番高かったことからも、過去7回の中で一番できたという感覚はありました。その年(2016年)にCSEが導入されて、それが未知数だったので、合格しているという確信はありませんでした。ブログには「反省」というタイトルで記事を書き、そこでは「合格は難しそうです・・・」と文字通り反省文を書きました。TwitterCEL Eikenコースさんのツイートでもリスニングが今回難しく受験者が苦しめられた、と書かれていましたしね。ブログでは気を取り直す意味で、TOEICを頑張ると書きました。


合格発表の時は今でもよく覚えています。仕事が休みでちょうど家にいたんです。

(以下「Mのページ 〜Motohisa’s Blog」より一部抜粋)

私は当日の出来がイマイチだったので「取り敢えず結果を見ておこう」的な軽いノリで結果を見ました。ちなみにいかに出来なかったかは当日の「反省」というタイトルでブログを書いたことからも伝わるかと...


そこに表示された画面は

IMG_1468

(一部画像を加工しています)


おぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

さっぷらーーーーーーーーいず(°д°)

「不」が合格の前についてない! つまり合格\(^o^)

詳細を見るとご覧の通り2028点が合格最低点で2032点という紙一重ぶり

あと1問間違えていたら...と思うとゾクゾクしますが、言い換えれば最後まで諦めずに戦った結果が吉報に繋がったのだと思います。

それにしてもこのスコア私の成績がそのままギリギリ合格のモデルケースとなりそうで、そういった面でもお役に立てそうです(笑


ちなみにこの合格にどれだけ動揺しているかと言いますと、直後にtwitterに投稿したツイートで


と書いてます。完全なる「想定外」な合格なのに、予測変換で「想定内」ってなっていたことにも気づかないくらいでした!(投稿前にはちゃんと誤字脱字チェックしないとね...

(以上「Mのページ 〜Motohisa’s Blog」より一部抜粋)


結果的に語彙問題は19/20問取れました。試験合格者からすると平均的なのかもしれませんが、戦略上10分で取ったものなのでそれなりの価値はあるかなと思っています。25点で満点を取っても20分かけてたらかけ過ぎだと思います。10分で少なくとも合格最低点が取れる語彙力を求めることが必要ではないのでしょうか。


ところで、ネットでなかなか結果が見られないということをよく聞くんですけど、あれはギリギリするからダメなんですよ。私は3分くらい間からずっとリロードしてました(笑)。実は数分前から結果は見られるんですよ。だから誰よりも早く結果を知って、合格をTwitterでつぶやいたはずです。私の周りには特に受験に関して知っている人がいた訳ではなく、とにかく一人孤独に闘っていたんです。Twitterでも特に多くの人と英語の関係でつぶやいている訳ではなかったんですけど、それでも結構多くの人から「いいね」がもらえました。合格の二文字を見て「ようやく通ったな」って思いました。


一次が通っただけで英検が受かった訳ではないのですが、お恥ずかしい話しですが、涙が流れてきました。


過去の7回のことが走馬灯のようによぎってきて、一次パスなのに泣きましたね。合格が判明してさっそくツイートしたんです。日本語も部分的におかしくなってました。それぐらい嬉しくて取り乱していましたね。


合格に関しては、先ほど述べたように、CSEスコア方式に移行して私はその恩恵を受けたのかなって思っています。それまでは読解が足を引っ張っていました。2016年からは作文とかリスニングなどが読解の比重と同じになったので、合格した時はリーディングでしくじったけど、他でカバーしたので制度変更の恩恵が受けられたと思っています。

二次試験

二次試験は恐ろしいほど対策はしませんでした。2週間しかないし勢いで試験を受けた感じです。悪あがきしても仕方がないと思い、自分が言える必要最低限のことをライティングと同様に準備していった感じですね。ライティングのところで申し上げたように自分の型を作って臨んだ感じです。テキストに関して、私はIchyさん(植田一三氏)の『英検1級 面接大特訓』を使っていました。第二章の単文練習はやりましたけど、それ以降はほぼほぼやっていないですね。スピーチを覚えるということはやっていませんでしたね。あくまでもネタ集めという感じでした。


(以下「
Mのページ 〜Motohisa’s Blog」より一部抜粋)

英検1級 面接大特訓

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今回が英検1級の二次試験は初受験でした。対策をはじめたのは1次試験の結果をネットで知ってからなので、約2週間前。純ジャパだしスピーキング力も乏しいので当たって砕けろの精神でワンチャンを狙いました!

まずは、初受験ゆえ「英検1級 面接」とYahoo!から検索して受験経験者の先人たちのブログから情報収集をしました。そして、そこから得られた情報と自分の能力を鑑みて以下の目標点を試験前に設定しました。

【注】配点は変更あり


スピーチ 15/30 (5)

質疑応答 21/30 (7)

文法・語彙 12/20 (6)

発音 12/20 (6)

合計 60/100


さて、目標も決まったのでいよいよ具体的な勉強を始めるわけですが、私がとった手法は以下の通りです。よく数十個のトピックに対してスピーチの原稿を書き起こして丸暗記を試みる受験生がいますが、これだと本番がスピーチではなく「暗唱テスト」になってしまうし、全く同じトピックは出ないので結局内容を変えなければならず得策ではないと考えました。何より数十本のネタを丸暗記出来るキャパが私には備わっていないのでそもそもこれは無理な手法です_`) 代わりに、過去の問題のトピックと時事ネタから自分なりに出題されそうなトピックを5個くらい予想して絞り「このテーマならこの話に結びつける」というベースを作りました。このようにしてトピックに対して多少強引でも「話せるテリトリー」に持ち込む策にしました!


そして、一次試験とは違い相手は人間とのコミュニケーションになるわけですから実践練習が必要です。英検1級二次試験対策をしているオンライン英会話で25分レッスンを6行ったりしてフィードバックを受けました。(特に宣伝するつもりはないので具体的なスクール名は書きませんが知りたい方はコメント下さい。)


さて、そうこうしているうちにあっという間に2週間が経過して本番を迎えました。仕事が忙しく結局半月でトータル10時間ぐらいしか対策できなかったので不安ばかりでしたが...(^_^;)(中略)試験後の出来として以下を予想しました。


受験後結果予想

スピーチ 12/30

質疑応答 18/30

文法・語彙 12/20

発音 12/20

合計 54/100

(以上「Mのページ 〜Motohisa’s Blog」より一部抜粋)


二次試験は神田(東京)にある神田外国語学院だったんですが、受験者が全員男性だったんです。こう言ってはアレなんですが、若干モチベーションが下がりました。でも逆に邪念も消え、ヤロー共に囲まれて「やってやろうじゃないか」って気持ちになれました。幸運なことに待ち時間もあまりなく、自分がその時間のトップバッターとして試験が受けられました。試験官の方も、5人も6人も面接した後ではなく、フレッシュな気持ちで臨んで下さったと思います。そこは本当に幸運だったと思います。


試験官は恰幅のいいイギリス人風の男性と、日本人は優しそうな英語教師的な雰囲気の中年の女性でした。私が選んだトピックは日本の自衛隊に関するものだったんですが、色々悩むのではなく目に入ったものを5秒くらいでこれだ!って決めて、自分の話しやすい方向に持っていくことができました。ただ、1分間近く準備する時間は取れましたが、それでも準備不足でスピーチは140秒くらいで終わってしまったんですけどね。男性の方は腕組みして笑顔を見せるどころか表情一つ変えず私のスピーチを聞いていました。メッチャ高圧的な感じで話しながら「うわー」って思ってましたが、日本人の方は相づちを打ちながら聞いてくれていましたね。しかし、スピーチは140秒くらいで早く終わってしまいました。そこからQ&Aで巻き返すしかないと思って頑張りました。そこでやり取りしてる時も、男性はムッツリしていてコミュニケーションが取れている感じはしなかったんですけど、笑顔を作ったりアイコンタクトをしっかりするとか面接官にアピールするようには心掛けました。沈黙はアウトなのでたどたどしくても話し続けたり、質問されたらいきなり答える訳ではなく「That’s a good question.」と言ったりして相手をヨイショしつつ「In my opinion,…」と自分の意見を述べるようにしていましたね。難しい構文は使えていなかったので、シンプルに伝えるということを心がけていましたね。出来ないことを背伸びしてしようとするのではなく、できることを最大限するようにしました。ちなみに、質問が全部で4つくらいあったと思いますが、その男性からは1問しかされませんでした。なので、質問がほぼ女性からきてそれに答えつつ、ずっと女性に愛想振りまいてましたね(笑)。


試験が終わった後の手ごたえは、やり切った感はありましたが、スピーチも短めでしたから、受かってればラッキーという気持ちと、絶対受かりたいという気持ちの半々でした。試験後はとりあえずは英検から解放されたという気持ちもありました。


(以下「Mのページ 〜Motohisa’s Blog」より一部抜粋)

試験の出来を自分で採点するならば

スピーチ 12/30

質疑応答 18/30

文法・語彙 12/20

発音 12/20

合計 54/100

60点が合格ラインと思われるのでそれぞれの項目が6割行けば及第点ですが、スピーチは「最後まで終わらなかった」+「理由がロジカルさに欠ける部分がある」ということで4割に甘んじ、あとはギリギリ6割の評価かなという感じです。

(以上「Mのページ 〜Motohisa’s Blog」より一部抜粋)


いよいよ運命の合格発表ですが、結果は勤務中に会社にいる時にケータイで知りました。トイレに立つふりをして確認しました。


結果は狙ったかのような合格点ギリギリでした。


スピーチも
140秒だったので、受かってればいいかなくらいの気持ちでしたが、よもやの合格でした。泣けてきましたね、涙もろくなってきて。流れた涙を拭って、こぼれそうになる涙をぐっとこらえ、業務に戻りましたね。同僚に話す訳でもなくその後は淡々と業務をこなしていきましたね。そんな状況でしたけど、嬉しかったです、初受験から2年半ですからね。


合格のバッジも買って、英検1級だと鼻高々に(笑)。地元に暮らしている両親に報告しましたね。親も「すごいな、すごいな」と言って喜んでくれましたよ。両親は英語できないんですけど、英検1級であれば英語ができない人でも知ってる資格ですからね。親孝行とは言わないまでも、その時はいい報告ができましたね。

色々な試験を受けてきましたけど、英語系の試験で一番嬉しかったのは英検ですね。これだけは唯一泣きました(笑)。


(以下「
Mのページ 〜Motohisa’s Blog」より一部抜粋)

正式な結果は以下の通り


分野別得点

スピーチ 6/10

質疑応答 6/10

文法・語彙 6/10

発音 7/10

合計 25/40

何と配点から変わっていました!

「予想外」ですΣ(・□・;)

各分野で6割以上を取れれば合格と思ったら、オール6点でも落ちた方もいらっしゃったようでますます謎が増えました...

さらに、今までのようにスピーチと質疑応答の傾斜配点がなくなり均等な配点になった分「ネイティブ並の発音で文法的に正確かつ豊富なボキャブラリーで話せば(点数稼げば)、スピーチと質疑応答がイマイチな出来でも勝算はある一方、カタカナ発音でブロークンイングリッシュだとスピーチと質疑応答で相当頑張らないといけない」状況に!これは発音がキレイな人が多い帰国子女が有利じゃん!という所感があります。純ジャパ辛いよ...(´_`)

最後に、私なりに吉報を得られた要因を以下のように考えます。


・入室してから退出するまで終始、「笑顔」と「アイコンタクト」を意識

・「沈黙」は大幅減点なのでとにかくしゃべり続ける

・質問に応えるだけでなく、プラスアルファで話を盛り込み「言葉のキャッチボール」を意識

・身振りを交えるなど英語では拙いけど相手に「伝えたい」という想いを表現

・言いたいことを複雑な構文で伝えるよりはシンプルな表現で確実に伝えるようにする

あっ、書いていて気付きましたが英語力ではなくコミュニケーション能力で受かった感じですね(笑 まぁ、一応わたしは端くれではありますがしゃべり手の一面もありますし、結局「パーソンtoパーソン」のやり取りってこの気持ちや所作が大事なんだと思います。特に最後に合格圏に滑り込めたのはこのような姿勢が影響したのではと思います。

(以上「Mのページ 〜Motohisa’s Blog」より一部抜粋)


英検を終えて

私の英検1級所有者のイメージは英語が完璧にできるっていうレベルでした。自分が全く使えないのにその資格を取っちゃって身分不相応だなって思う反面、英検1級ホルダーということを偽りなく宣言できることは、英語を使っていく上での自信になりましたね。


私は今でも英語の全技能が苦手なので、今後も勉強を続けて、去年ダメだった通訳案内士にリベンジするのとIIBCワード(筆者注:TOEIC試験で全技能下記のスコアを満たす受験者に与えられる賞:L&R800以上(L375以上・R425以上)・S160以上・170以上)を取りたいですね。今スピーキングで少し苦労していますが、平成最後はその賞を取り損ねたので新元号最初の年に取りたいと思います。私から英語を取っちゃうと、毎週サッカーを楽しみにすることしかなくなっちゃって、サッカーのオフシーズンは冬眠するしかなくなっちゃいますからね。なので、毎月何かしら一本試験は受けるようにしています。職場でも「えー勉強するの?」って言われますけど、勉強して恥ずかしいことは何もないですし、英語は実務でもビジネスでも、色んな場面で生かせられますからね。今後自分が知らないようなビジネスの世界にも行けたらいいですよね。そのためにはまだまだ勉強しないといけないので、英検1級に満足することなくこれからも日々新しい目標を見つけて、Twitterなどを通して新しい人と繋がっていけたらなと考えています。また、IT企業に勤めていて社内通訳も目指しているので、IT関係の資格も取ってITの知識を蓄えつつ、英語の勉強を続けていくつもりです。なので次のフェーズとして、これまでは英検やTOEICなどの英語の資格を持つことでそれに挑戦できるように頑張ってきたので、英検1級を超えた英語力を身に付けていくことが今後の目標ですね。


アドバイス・メッセージ

いつか受かると思ってダラダラ勉強するんじゃなくて、目標を決めてインテンシブに勉強するのが大事だと思います。また、5年・6年と受からずにくすぶってしまっている人は、一度気持ちをリセットしてトライしていくことが大切だと思います。試験はメンタル的な部分も関係してくると思います。私はそう言うところで劣りたくなかったので、試験会場に余裕を持って到着し、受け付け時間開始と同時に受け付けするようにしました。TOEICは違い英検は自由席だったので、一番に受付して一番最初に教室に入って自分が座りたい場所を確保しました。一番に教室に入ると気持ちいいですから、それによって自分のゾーンに入っていきました、勝てる運気を持てるようにと。自分の行動で左右できることは何でも利用してやろうと思ってましたね、少し精神論っぽくなっちゃいましたけど。

私は、2015年ごろに認識語彙が1万語を超えたあたりから、実力が付いてきたことがわかるようになってきた感じでした。英検1級合格には12千語が必要だと言われていますが、1万語があれば戦えると言うのが目安じゃないでしょうか。私個人としては12千語までは多分いらないとは思います。

一次試験の上でライティングが強い人は英検1級に受かりやすいと思います。ライティングでなくても何かしら特化した技能があると有利だと思います。逆に得意分野がない人は、私みたいに低水準でもいいので、まんべんなくできるように目指すべきと思います。それができないのなら合格できるように何か特化したものを身につけるべきだと思います。CSEスコアでトータル3000目指されている人がたり、各技能750後半(850点満点)みたいな人いるじゃないですか。本当に凄いなと思います。何かの技能で700点越えられればいいと思いますよね。それが難しければ、一次試験3技能の合格点2028点(2550点満点)を3で割って676点をそれぞれ超えて、700点近くまで持っていけるようにはしたいですよね。

先ほど述べた通り、私はリスニングの勉強を始めていったのは発音からなんです。音を正しくインプットすることが大事だと考えたからです。先日もTOEICのリスニングで満点取れました。英検のリスニングのCSEスコアは平凡ですが、リスニングの勉強をしようという人にはまずは、発音記号を理解し、正しい音を聞いて音の違いが聞き分けられるようにインプットするということをお勧めしたいですね。リスニングは段階があると思うので、一つ一つ丁寧にやっていくことが大事だと思います。

TOEICのリスニングの話になってしまいますが、リスニングスコアを450点取れるのであれば後はメンタル的な面がモノをいうと思います。先日受けたテストでは分からないものがあって、その後ズルズルそれに引っぱられてしまいました。でもTOEICのリスニングで満点が取れた時は97問正解だったのですが、分からなくてもグッとこらえて試験をやり抜くことができました。TOEICのリスニングに関してはそれが大事なことじゃないかと思います。


時間配分はとにかく大切にしました。語彙問題は10分で終わらせる、リーディングは50分で終わらせる、リスングの先読みに15分、残り25分でライティング、って感じで、今テキトーに言ったんですけど(筆者注:これはズッこけました)。とにかくタイムマネージメントは大事ですよね。合格した時はこれがうまくいきました。

今でこそ英語が堪能な学生さんが多いですけど、大学生の間に英検1級とTOEIC900点を持ってればその後人生も変わってくると思います。私とは年齢が一回りも違う学生さん達ですけど、英語が好きならば頑張って資格を取って就活してね、と伝えたいですね。英検1級が履歴書に書けるのは一つのステータスですからね。

私は数学は苦手ですが、自分の成績を数値化して見ていくのは好きです。目に見える成長って嬉しいですからね。漠然と勉強するんじゃなくて、タクティクスの一部として数字はモノを言いますから点数や成長度合いを数値化するのって大切じゃないかと思います。そう見て楽しみながら勉強していくこともお勧めしますね。


最後ですが、英語学習を続けることと諦めないことを伝えたいです。諦めてしまったらそこで終わりな訳で、逆に諦めないことが出発点だと思っています。かと言って、英検1級はいたずらに勉強していても受かる試験でもないので、合格のキーワードとして「合格するんだという強い気持ち」と、タイムマネージメント・解答順序・試験に臨むためのルーティン・日々の勉強などいわゆる「戦略」を挙げたいと思います。換言するならば、「諦めないこと」・「それに対して正しい努力を」するということですね。この2点がかみ合えば絶対に成功すると思います!

今後も新しい英語学習者と繋がっていきたいと思っているので、相談でも何でも個別に力になっていけたらなと思っています。

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(市川さん作成による自身のCSEスコアの推移) 

最後に

市川さんは話していて本当にクールなナイスガイでした。でも、毎月何らかの英語の試験を受けたり、常に目標を掲げたり、英語に対する熱い思いは話やブログの内容からも伝わってきました。話していて改めて市川さんの凄さを感じたのは以下の点です。


・「市川基寿」という名前で活動し、英語に関して良いことも悪いことも全てを見せている

・自分のデータを収集しグラフ化などすることで振り返りを行い、自分の実力を把握している

・エネルギッシュで常に次の目標を持っている

・面接では時に態度面にも最大限の注意を払うほど、泥臭いまで(この表現が正しいのかアレですが)に合格へ強い気持ちを持っている


年をとると「私は記憶力が悪くなって」ということを仰る方がよくみえます。科学的な根拠はどうかは分かりませんが、私はそんなことはないと思っています。悪くなるというか、劣ってくるのは勉強に向かうエネルギーだと私は考えています。一例として、昔なら3~4時間できた(させられた)のが1時間するのが辛くなる、みたいなことです。対談していて、市川さんからは英語に向かうエネルギーをとても強く感じました。ですから、市川さんなら、今後目標の全てを達成さていくんじゃないかと思っています!


今後もこのMr. Natural Born Positive Thinkingの動向を追って行きたいと思います!

必ず我われに元気をくれるはずです!


◆その他の合格体験記も併せてお読み頂けましたら幸いです
私の英語1級合格体験記:語彙問題が25~23問解けてアイムレディーフォージイグザム!!
Sさんの英検1級合格体験記:不屈の精神が導いた合格!!
ティナさんの英検1級合格体験記:有言実行で見事英検に合格 さらにその先を目指して
KUMAA NATIONさんの英検1級合格体験記:Seize the tactics

私の英検準1級合格体験記:日々の取り組みがモノを言うとはこのことや!!



KUMAATATIONさんは、現在鹿児島にお住まいの27歳。英検1級には2018年度3回目試験で合格されました。TOEIC985点獲得されています。娘さん一人、息子さん一人のパパさんでもあります。Twitterをご覧いただければ分かるように筋肉モリモリのマッチョメン。営業のお仕事をされているそうですが、話し口調はハキハキ、それでいて物腰柔らかでした。対談は予定していた1時間を超えるものになってしまいましたが、終始気持ちよくお話をさせて頂くことができました。

KUMAA NATIONさんは試験中に色々起こって(起こして?)しまいましたが、結果的に受験者にとって目からウロコの体験を色々されました。受験者が結構気になっていることをご自身の体験を通して話して下さりました。

ではでは、学べることが多いKUMAA NATIONさんの合格体験記をお楽しみ下さい!

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(自宅で筋トレ中のKUMAA NATION様)



はじめに

GriっとEnglishでは、「英検1級のようなレベルになると、教師は英語を教えることも大切だが、いかに生徒のモチベーションを上げて本人に勉強してもらうかも大切と思っている」というブログの趣旨をお伝えしました。それについてのKUMAA NATIONさんのお話です)
私は中学~高校の時、一応中高一貫の進学校だったのですが、成績は落ちこぼれで教師との折り合いも悪い学生でした。親大学の教授の息子と喧嘩したというだけで一方的に何十発と殴られたこともありますし、3者面談の場では面と向かって「お前みたいなやつはどこの大学にも受からない」と言われたこともあります。当然のように腐りきっていたのですが、高校2年の秋に入った予備校の先生達には勉強面はもちろん、モチベーションアップという点でも非常によくして頂き、周りの友人達にも助けられ自分でも勉強するようになりました。結果、早稲田大学、九州大学共に現役で合格できたので、やはり先生の質・相性というのは非常に大事だなと思います。(ちなみに上記の学校の教師に「受かりましたけどね」って嫌味を言いに行こうとしたら母親に先を越されていました笑)

1級を目指したきっかけ

まず英検に限らず、英語の勉強を集中的にやり直したのはこの1年半位だったんです。

2017年の10月に鹿児島に転勤したのですが、息子の出産(20186月)のために福岡へしばらく里帰りする期間があり、鹿児島に一人でいる時間をどうやって使おうかと思った時に、もう一度英語を勉強し直そうと思ったのがきっかけでした。まずはTOEICをやるようになり、半年くらいで770895に上がりました。英検は15歳の時に準2級を取り、16歳の時に2級に落ちて以来受験していませんでしたが、久しぶりに2018年第一回の英検準1級を受けて、無事合格しました。その後、特別な対策はしなかったのですが、8月のTOEICでスコアが一気に895から950まで伸びたんです。英検はTOEICと違い合否があるので、合格するためにそれまでの半年と比較しても集中的に勉強したことがTOEICにもいい影響を及ぼしたのだと思います。思えば5~7月は仕事が忙しく、退社が日付を回らない日の方が珍しいくらいでしたが、その時間からでも24時間営業の喫茶店等で勉強していました。

その後再度TOEICに戻ったのですが、TOEIC(うちIP1回)で985985975990点の壁に跳ね返されるようになりました。過去の経験(筆者注:英検準1級対策がTOEICに好影響を与えたこと)もありますので、英検1級を受けることで、それまでTOEICでは何となく済ましていた文法や単語の向上を図ろうと考えました。ついでに(TOEIC960とか940なら英検の何級合格かみたいな、TOEICと英検がどんなふうにリンクしているかみたいな表がありますよね。それで、TOEICがある程度を超えていたというのも背中を決断する一因でした。

『参考資料:文部科学省『各資格・検定試験とCEFRとの対照表』

もう一つは、自分が今やっている筋トレもその一環ですが(筆者注(不要かも):KUMAA NATIONさんはマッチョメン)、子供の頃から「筋骨隆々、英語に流暢」、というような理想の大人像みたいなものがあって、そこに近づくためにやっぱり英検1級取得を実現しようと思ったのも目指したきっかけです。昔はTOEICなんて知らなくて、英語が流暢≒英検1級というようなイメージがずっと頭の片隅にありました。

実は2018年第2回試験も受けたのですが、その時は試験約3週間前に申し込み、試験当日もライティングは全く解かずに、リーディングとリスニングだけどんな感じか知るという目的でした。でも、いざ結果が出ると悔しさが大きかったです。というのも、結果として落ちるのは間違いなかったのですが、自分では勉強時間がダイレクトに反映される単語は多少低いけど、長文読解で盛り返してリーディングとリスニングは合格圏内の点数、というイメージだったんです。しかし蓋を開けてみるとそれ以外のリスニングも長文読解も650点を切っており、認識の甘さを痛感しました。結果的にリベンジに燃えやる気が出ましたので悪いことではありませんでしたが。


勉強の仕方

129日にTOEICが終わり、まずは2018年第2回に(1級を受けて)ボロボロだった単語を上げるため(長文読解、リスニング、ライティング全部一旦置いておいて)ひたすらパス単をやり込みました。コツとしては、単語の語源をインターネットで徹底的に調べて、それをパス単に書き込んでいったことです。なぜそうしたかというと、2018年第2回の時にも単語は再頻出単語1000個弱を記憶していたのですが、その後2ヵ月くらい空くと、英検用に新しく覚えた単語は2/3以上頭の中に残ってなかったからです。仮に今回落ちて再受験となってもその繰り返しになることは避けたかったので、なるべく頭の中に残るようにといくつかのサイトを調べました。すると、語源や関連単語から理解すると腹落ちしやすいという説があり、それに賭けてスマホ片手に調べられるものは全て調べました。結果的には大正解だったと言い切れます。
単語を最優先した理由は、長文読解に出てくる難解単語もパス単に載っているので、それが分かっていないと単語以外の苦手ポイントを炙り出せないと思ったからです。ジャパンタイムズの語彙問題完全制覇も買い、試合勘を身に付けるために多少はやったのですが、参考書はほぼパス単一筋でしたね。試験前に9割5分以上は身についていました。パス単だけに集中した期間は1ヵ月弱で、正月ごろにはもちろん問題演習もやっていましたが、それでも勉強時間の比重はパス単に置いていました。

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リーディングの対策は、上記の語彙(単語)以外では試合勘を養い続けました。真面目な人は単語と並行しながら長文をやっていき、試験直前は解き終わった問題の復習をされると思います。しかし私は試験の二日前までは、毎日23題ずつ継続して解いていました。単語を優先していたので計画的にやっていなかったというのも実情ですが。(笑)このことはリスニングも一緒です。気を付けたことはとにかく長文は試合勘を養うために時間を測ってやっていました。途中で止めたくなっても、解き終わるまでは意地で止めませんでした。

リスニングはイヤホンではなくスピーカーから音を聞くということを大切にしていました、イヤホンからは音がきれいなので(筆者注:後述しますが、このこだわりは筋金入り)。不慣れな会場のラジカセとの音質の差で聞き取れなくなるのではという怖さがあったからです。私の場合は家に子どもがいるので、車の中で聞くことが多かったです。出題される問題についてはジャパンタイムズのリスニング問題完全制覇も買いましたが、途中で使うのをやめました。本番の話者に慣れるためにも、過去問題にシフトした方がよいと考えたからです。リスニングの対策は年明けからですね。

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参考書以外では、私はプロレスが大好きでして(筆者ヒント(いらんけど):KUMAA NATIONさんはマッチョメン)WWEWorld Wrestling Entertainment)というアメリカの団体があるのですが、DAZNなどで週に23回見たり聞いたりは普段しています。時間は30分とか、大きな大会だと2時間以上通して見ることもあります。ただ、試合の合間にコメントを聞く位なので、CNNなどに比べると密度は高くないですよね。なので、私は他の方の体験談を見る時、参考書以外にもCNNとかTEDを見ていたって人は凄いなーって思うんです。私は英語圏に海外留学や旅行もしたことがないですし、仕事の営業でも英語を使う機会もほとんどないので、外部からのリスニングはその程度でした。

(YouTubeより When referees fight back - WWE Top 10(カナダにいた時筆者もよく見てました!)

ライティングのメインで使用した参考書は旺文社の英検1級英作文問題です。ライティングは英検準1級位の経験しかなかったので、まずは参考書内のテーマをdisagree、いわゆるネガティブ意見に絞って一通り写す練習をした後に自分の型を作っていく練習をしました。自分にとって書きやすい型というか、言いやすい表現に絞って、こっちに書いてある表現はあっちに使えないかという風に応用するという流れです。勉強法の特徴を挙げるとすれば、私の場合は紙に書くのではなく、PCをフル活用しました。最初からWordOutlookに書くと自動的に直されてしまうので、Excelを使い、書き終わった後にOutlookにスペルチェックがないか確認する、という形です。またオリジナルの文章の場合は1Google翻訳に貼り付けて、変な和訳がされないか等をチェックしました。有料のライティングの添削サービス等は利用していません。私の場合、書く内容よりは文法や使っている単語に間違いがないかという方に重点を置いていました。

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英語の勉強のタイミングについて

私は会社まで徒歩30分なので、その間はパス単を聞き、耳に入ってくる単語を聞いて即座その意味を思い浮かべるということを往復1時間やっていました。前述したようなイヤホンの音質の理由でリスニング問題は全く聞きませんでした。あとは会社の昼休みの1時間はずっと勉強の時間に充てていました。防音の会議室があるのでありがたかったです。また、私は営業でして、車で片道2時間から2時間半かかるお客さんもいらっしゃるので、その中は車内でずっとリスニングの復習をしていました。

また、普段仕事で使用している手帳の欄外のスペースに特に自分が覚えられない単語、語源の見つからない単語を書き、数秒・数十秒でも待ち時間などのスケジュールの合間に見てミニテストのようにしていました。

一方、妻と子ども達がいるのでなかなか休日に家で勉強することはできませんでした。その時に利用したのが家から徒歩10分圏内にあるPRONTOです。自分だけ先にPRONTOへ行ってそのまま2時間くらい勉強して、後から嫁と子供に来てもらっていました。結果私は勉強できるし、妻と子どもはケーキが食べられるという風にWIN-WINの状態を作るよう心掛けたんです。それでも私がいない間は妻が2人の子どもを見てくれていたので、感謝の気持ちでいっぱいです。

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KUMAA NATIONTwitterより)


一次試験当日

試験会場は鹿児島大学教育学部付属中学の音楽室でした。鹿児島は大都市と違って、24時間400円みたいな割安な駐車場が会場の近くにあるんです。直前まで耳を慣らしたいというのもあって、公共交通機関だと直前はイヤホンしか使えないのであえて車で行き、早めに駐車して、車の中でリスニングができる環境を作りました。

試験はライティングから始めました。全く練習していない内容が出たらどうしようとか、問題文に分からない単語があったらどうしようという思いがあったので、その不安を吹き飛ばすためです。私がした失敗は(本当はそれでもよかったのかも知れないのですが)章を変える時に無駄に一行空けてしまったんですね。そのことに2/3くらい書いたタイミングで気付てしまって、全部一気に消しゴムで消しました。そのせいで想定よりも5分位多く時間を使ってしまいました。私はそれでテンパってしまったこともあり、実は300語以上書いているんです。200240語が基準ですよね?ですから試験後自己採点して一番心配だったのがライティングでしたが、結果は全項目で素点7/8でした。文字数を超えても問題はないんだなと思いました。自分を実験台にした感じですけど、今後英検を受けられる方は文字数を超えることを心配して無理に文字数に合わせるのではなく、自分にとって書きやすい主張を優先して展開してよいと思います。

恐らくライティングで書き直し・文字数オーバーというミスをしたのは、結局前日までPCを使っていたことが一番の原因だと思います。過去問にせっかく解答用紙がついているので、前日くらいはそれで練習すればよかったです。Google翻訳やOutlookWordなどを使って練習できるというのは強みだとは思いますしPCを活用したことに後悔はありませんが、同じように活用される方には直前は本番同様に紙に書くことをお勧めします。

リーディングパートでも語彙問題は正答数22/25問と出来はよかったのですが、こちらも想定より時間をかけ過ぎてしまいました。ライティング、語彙で時間を使いすぎてしまったこともあり、長文読解は正直自己採点前は自信がありませんでした。結果的にPART25/6PART38/10だったので、悪くはないと思いますが(筆者コメント:十分良かないっすか・・・)、正直半分取れてればいいかなというのが終わった時の感触です。自信のない問題でも正解していたのは前述の試合勘を養い続けたおかげだと思います。

しかし仮に長文読解が実際に半分の正解だったとしても、結果的には語彙問題に重点を置いた時間配分は間違っていなかったと(試験後ですが)わかりました。Twitterでみかんさんという方がまとめて下さっていたのですが、素点とCSEの比較を見てみると、どうも長文読解の1点も単語問題の1点も素点の扱いは一緒らしいんですね。つまりは長文読解のような水もの(筆者注:長文は出題問題の個人的な得意不得意で点数が左右されるということ)に時間をかけるより、語彙に時間をかけたことが確実に点を取ることに繋がるのだと思います。今後私が改めて英検を受けるようなことがあれば、しっかり語彙に重点を置くことで確実に合格ラインを越えられるかなと思っています。


 一次
スピーキングA
スピーキングB

(出典:みかんさんTwitter名)運営ブログ『えいごふる』より)

リスニングは大きなミスはないという感触でしたし、結果も
23/27だったのですが、途中で回答を書き直した3問が全問、書き直す前が正解でした。リーディングのように再考できるものはともかく、リスニングのように時間制限がある科目は書き直しは避けるべきリスクだと痛感しましたね。

試験は上記のように反省する点はいくつかありましたけど、一応最後まで投げだすこともなく終わらせられて帰路に就けたのでよかったかなと思います。

一次試験を終えて

自己採点の結果、過去のデータと比較してもリーディングとリスニングは合格基準を超えたと思っていました。ただ、ライティングは文字数を超え過ぎたことでどれだけ減点されるのか気がかりでした。なので、正直合格は五分五分かなって思っていました。

一次試験合格発表

結果はスマホでチェックしました。合格を知った時の心境は、ライティングの文字数オーバーが減点されてなくてよかったなという安心感ですね。リスニングとリーディングはマークミスもなく自己採点通りの結果が来てよかったって思いました。もちろん嬉しさはありましたが、それ以上にとにかく安堵感がありました。

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(KUMAA NATION様の一次試験結果)

二次試験に向けて

一次試験前には二次試験の対策は一切しませんでした。一次試験が終わってからも合格に確信は持てなかったので、一応本だけ買って斜め読みした程度です。試験が終わって合格が分かるまで2週間あるので、その間二次の勉強をして無駄になってしまうのがイヤだと思ってしまったんですね。

いざ勉強を始めると、ライティングと同様にPCをフル活用しました。準1級の時は使わず、1級で初めて使ったのですが、Google翻訳に(スクリプトを)貼り付けることによって、棒読みですが発音してくれるのが本当に効果的でした。スピーキングで使用した参考書は「14日でできる! 英検1級 二次試験・面接 完全予想問題」、「英検1級面接大特訓」、「英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現」の3冊です。

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上記参考書に関しては内容の丸暗記はせず、フレームやネタを仕入れる程度に留めました。熟考できるライティングと違い、瞬発的に意見が出せるのが大事ですからね。どんなテーマでも自分の言いやすい表現・言い回しに寄せていくという感じです。例えば、環境や教育や科学技術の問題であっても2つ目のボディーを経済の内容にすることで「経済を発展させる」という視点で理由付けしたり、模範解答が難しい単語を使っていても、自分の言いやすい簡単な単語と置き換えていました。また、序文でも「criticsは〇〇というけど、私は個人的には〇〇と思う」という表現を全テーマに適用しました。自分で25個くらいスピーチをExcelでテーマ毎に作り、後にこっちの表現の方がいいなぁと思ったらそれを全てのシートに適用させたりして、自分なりの模範解答を毎日毎日アップデートしていきました。これも紙では面倒くさいと思うのでPCの利点ですね。なお、私は練習用のスピーチのボディーは基本3つにしていました。たまに2つのものもありましたけど。

二次試験の全テーマを網羅する時間というのは特に一次試験合格後には無いので、的を絞って、特に、出やすいテーマを見極めて練習することも大事だと思います。例えば最近は、教育や医療のテーマの出題頻度は下がってきているのですが、私はその2テーマを最初練習してしまっていたんです。(事実、試験当日も出題されませんでした)そう言う意味では出題頻度二十数パーセントの政治・国際関係等から勉強した方が良いと思います。「英検1級面接大特訓」を読んでその傾向に気づき、教育と結びつけやすい環境や科学技術の練習をしたおかげでそこから1問だけ出題されて事なきを得ましたが、それ以外は政治・経済・国際関係など、頻出のテーマから出題されていました。

ネイティブとのウェブ講座のようなサービスは一切利用せず、2分間測って自学自習で練習していました。場所は営業中の車の中だったり、昼休み中に会社の防音会議室だったり。あとは妻が試験前に実家に帰って時間を作ってくれていたので、その期間は家でも練習をするつもりでした。ところが、試験直前インフルエンザにかかっちゃいまして、せっかく妻が作ってくれた時間が回復のための時間になってしまったんです。なので、ほとんど試験のための時間にはならなかったですね。

二次試験当日

福岡会場は30分前には到着したのですが、既に到着されている方が20人以上おり、待ち時間はかなりありました。緊張しましたが、(それ以上に熱が下がって2日、お医者さんからもGOサインは出ていましたが)やはりインフルエンザのことがあったので喉を回復させることに注力しました。試験会場にいたのは約1時間半だと思いますが、待ち時間はひたすら龍角散を舐め、お茶を飲んでと喉を潤そうと必死でした。

肝心の試験内容ですが、試験が終わった後は絶対落ちたと思いました。最初は自己紹介ですが、試験直前に発声練習ができなかったことが響いて全然声が出なかったんです。例えば自己紹介でもrepresentativeすら出てなくて苦し紛れにpersonと言い換えたり。ショートスピーチも色んな言葉で言い淀みながらとなり、二つ目のボディーを話している時に時間切れになってしまったんです。しかも二つ目の理由の結構最初の方、話そうとしている半分もしくはそれ以下でした。質疑応答は、試験以外で英語に触れていないという自分の弱点が露呈してしまったのですが、質問の意図がわからず何度も聞き返しました。特に3問目の質問は3回位聞き返しました。「繰り返しお願い」⇒「言い換えお願い」⇒「例えばこういうこと?」と。普通の人は5問くらい質問されるらしいですが、時間制限で私は4問目を質問されている途中で終了してしまいました。

しかし先に結果となりますが、蓋を開けてみれば
Speech:7点、Interaction:8点、Grammar&Vocabrulary:9点、Pronunciation:6点、CSE:618点で合格でした。合格理由を考えると、まず、言い淀んでしまっても諦めずに話し続けました。思いつかなかったことは別の言い回しをしたりして何とか続け、沈黙はしてもせいぜい23秒に抑えました。また、パラフレーズやリピートをお願いした後は、自分が練習したスピーチ内容になるべく近づけて話すことができました。練習したフレーズだと問題なくスラスラ出てきましたね。結果的にvocabularyinteractionの評価がよかったのはスピーチがダメだったからこそそこで気持ちが切り替えられたからかなって思います、ヤケクソというか(笑)。また、これは運だと思うのですが、私の担当の面接官は白人の男性と日本人の女性で、両方とも私が失敗や聞き返しをしても、困った顔もせずずっと笑顔で対応してくれたんです。そのおかげで萎縮せずに済んだと思います。面接官の人には本当に感謝です。

終わった今となれば、スピーチで失敗してもその後取り戻せると胸を張って言い切ることができます。
 


二次試験後

妻が(鹿児島から)福岡に帰っておりしかも試験会場から妻の実家から歩いて15分位の場所でしたが、インフルエンザだったこともあり、会わずにそのまま試験地の福岡から鹿児島まで新幹線でとんぼ返りでした。その時も妻には「たぶんダメだと思う」って伝えました。しかし「ダメだったどうしよう」というような絶望感はなく、「インフルエンザのせいだ」って責任転嫁しながら(笑)「次回合格に向け流れも勉強法も掴めたし、いい経験だった」とプラスに考えていました。

二次試験合格発表

落ちたと思っていながらも見ずにはいられず、しかし13時発表だったのですが繋がらず、スマホで何度もリロードして繋がったのが14時位でした。合格を知った時は想定外すぎて驚き、その後嬉しさが来ました。暫く経ちましたが、いまだに本当に一級を取っちゃったんだな、という感じです。英検1級保持者は雲の上の人と思っていましたし、それを今自分が持っているんだなぁという不思議な感覚ですね。どこか他人事のような夢見心地のような感覚もあって、その理由の一つは絶対落ちたと思っていたので、6月に受ける気満々だったということがありますね。悔しさが残る合格だったのも事実です。ちなみに実感を出すために、合格証を飾る額も買ってしまいました(笑)


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KUMAA NATION様の二次試験結果)

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KUMAA NATION様の総合結果)

最後にメッセージ・アドバイス

月並みな表現で申し訳ないのですし、英検に限らずですが、やはり試験中諦めないことが一番大事です。あとはTOEICの高得点にあぐらをかかずに英検用の戦術を掴むこと、特に、最初に申し上げたように、本当に英検用の単語を身につけることは大事だと思います!

終わりに

kUMAA NATIONさんの体験から英検について分かったことをまとめておきます。

・ライティングは文字数オーバーに関しては特に問題はない
・二次試験のスピーチは途中で終わっても、その内容や質疑応答などが適切にできれば、配点が与えられる

これらは受験者が気になっているけれども、なかなか得られない貴重な情報だと思います。
KUMAA NATION
さんは、一次試験は最初のライティングで途中まで書いたにも関わらず、全てを消して一から書き直され、その結果時間を5分ロスされました。しかも文字数が300文字オゥヴァー(over)。二次試験のスピーチでは、イメージの半分くらいしか話せなかったとのことですし(ボディーの2つ目の途中でタイムアップ)、質疑応答ではリピートの繰り返し。更には質問の数も通常5問くらいされるところが3問までしか最終的にはできませんでした。それでも各パートでしっかりと得点を上げられ合格を手にされています。この経験は今後受験される方にとって大きな示唆を含んでいると思います。つまり、内容が良ければ、英検は点数がしっかり与えられるということです。合格するためのテクニックは必要ですが、地に足が付いた英語力を英検はやっぱり評価しているということではないでしょうか。

また諦めないことの重要性も最後に説いてみえました。これは別の体験記に登場する方もみなさんおっしゃってます。私自身もライティングでどうしてもブレインストーミングがまとまらず予定より時間をかけてしまいました。しかも練習中を含め最低の内容になってしまったのでテンションがダダ下がりでしたが何とか試験に集中し合格しました。実はライティングは一次試験の中で一番点が取れていました(一次試験の結果の用紙はどこぞに行ってしまいました)。KUMAA NATIONさんの仰ることは他の合格者の意見を更に確固たるものにしてくれました。

KUMAA NATIONさん、本当にありがとうございました。ホークスの高橋純平を一緒に応援しましょうね!

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女性の方の体験記を書かせて頂くのは今回が初めてで、女性というだけでなぜか緊張しました(イヤ、男性でも緊張するんやけどね)。身の回りの女性と言えば、私の職場にいるあの人。キャツみたいな激烈な人だったらどうしようとかアレコレ考えてドキドキ。でもメールでやり取りしている時はこちらにとても気を使ってくれていていい人そう。メール通りのいい人であってくれ、と祈るような気持ちで対談に臨みました。私は相手の方に強く出られると、思考停止してしまい(そうでなくても思考停止してるか)仮死状態になることもしばしばで、持ち前のSUKEBE POWERが発揮できなくなります。

LINE通話に出られた女性は丁寧で明るい話し口調、自分が担当している大好きな生徒さんが持つ明るい雰囲気が出ていました。キタこれ!第一声を聞いて私の緊張はほぐれました。その瞬間私の心の矢印はネガティブではなく、ポジティブを指していました。人の第一印象って改めて大事だと学んだ瞬間でもありました。

その方、ティナさん(Twitter名)さんは鳥取出身(筆者注:ティナさんさんだと読みにくくなってしまうと思うので、以下「ティナさん」と呼び捨てにさせていただきます。せっかくご対談頂いたにも関わらず、このようなご無礼をお許し下さい)。現在教職についておられます。鳥取をこよなく愛されています。私の大学院生時代に同じ研究室にいたメンバーが鳥取出身だったこともあり、ティナさんに勝手に親近感が沸きました。対談していてティナさんは凄く生徒の面倒見がよさそうな印象を受けました。離職率が高いと言われる教育業界で8年も頑張っておられることもそれを裏付けているように思います。生徒とうまくやっていけない教師が教育業界には長くいられないのは私も経験上実感していることです。担当されている授業の予習が仕事の8割だというくらい熱心に準備をされて生徒の指導に当たられているティナさん。若干姉御肌的な印象も受けました。

 

ティナさんは有言実行で見事に英検に合格されました。これは我われが学べる点です。また、個人的にティナさんを尊敬するのは、ティナさんは英検に合格されましたがそれで慢心されることなく、その先をまだまだお考えのところです。転職も決まり、企業の英語講師・社内翻訳・海外出張の通訳のお仕事をスタートされるそうです。人生のステップアップを目指されている読者の方も多いと思いますが、ティナさんこそそれを体現された方です!

 

それではティナさんの合格体験記をスタートしましょう!


英検1級を目指したきっかけ

私は元々外国語学部で英語を専攻していたんですけれども、お恥ずかしい話、大した勉強はしていませんでした。現在外国人と国際結婚している当時の友達なんですが、その子がfacebookで「ウチの大学出身で英検1級取ってる子っているのかな」って書いてたのが凄く印象的だったんです。自分自身も大学の中ではできていた方ですけど、凄く頑張って成果を出したという訳ではなかったんです。何か目標を持ってキチっとやったというものが欲しいなとも思っており、それなら英検1級かなぁと漠然考えていました。2011年に準1級を受けたら85%くらい取れたので、次は1級かぁとも思っていました。でも仕事も忙しく、本腰を入れて勉強することもできず。仕事上、英語の勉強はしていましたが、それが1級にどれくらい対応できるかは微妙だと思っていました。1級は実は計3回?4回?、毎年1回ずつ受けてはいたんですけれど成果も結果も出ず、ちゃんとした対策は必要でした。結果は不合格Bとか不合格Aという感じでした(筆者注:英検は2016年から改訂されました。2015年度までは、現在のようなCSEは用いられていませんでした)。このままだとここが自分の英語力の天井になるなと思って、努力が大事だなって痛感したんですよ。努力を伴う勉強を今までずっとやってきたことがなかったので、ここからはしっかり自分に向き合って何が必要かを分析してやっていかないと今の自分を越えられないと思ったんです。

 

去年の秋ぐらいに転職の話がきて、英語の実力はどれくらいかと聞かれました。1級持ってるとは言いたかったけど残念ながら言えず。言えないのもくやしいなと思って、とっさに「準1級はもってるんですけど、来年までには1級取りたいんですよね」って言っちゃったんで、もうやるしかなくなってしまったんです。これが去年の11月末でしたね。それで1級を受けたら結果は何とか(合格)・・とう感じでしたね。自分一人だとなかなか決意が固まらないんですけど、人に言って逃げられなくして、もう勉強するしかない・やるしかない状況を作って、頑張るというモチベーションに持っていきました。英検準1級から1級は大きなステップですし、自分で強く意思を持たないといけないですよね。「今回は対策できてなくてダメだから次だな」、って流されてたところが今までにありました。そんなことをしてたら、かれこれ4~5年経ってしまってましたよね。そうやってくすぶる方って意外に多いんじゃないかなって思います。

勉強方法

インターネットのブログで勉強方法を調べました。問題集に関してはレビューを参考にして決めました。また、過去の受験の経験もあるのでどこが苦手かはざっくりとは分かっていました。合格できた時に取った対策は、過去の反省を生かして細かくしていきました。

英検前の準備期間が全体で
12カ月くらいしかなく、ライティングは試験直前の2週間したくらいです。ちなみに、対策期間の前半から中盤は語彙・リーディングを行い、終盤でライティング・リスニングをした感じです。

 

勉強としてまず語彙力を付けました。ネットで語数をカウントしてくれるサイトがあるので、それを使って語数を調べました。少なくとも1万語くらいあればいいんですけど、1級合格のためには自分はどれくらい必要なのか知るところから始めました。測定時1万は越えなくて、9千くらいだったと思います。12千とはいわなくても、ギリギリ1万は必要かなって考えてた記憶があります。残り数千語増やすと言っても元々知っている単語もあって、絶対無理という訳でもなく、ボーダーをあとちょっとで越えられるなとは思っていました。単語数を測定した後は、王道ですけど、出る順パス単を買って勉強しました。それを使って不足分の語彙を補うようにしていきました。スマホに音声を入れてそれを常に聞いていました。通勤は基本電車なのでその往復1時間、家を出る前などにも聞いていたりしたので、トータルで3時間はひたすら聞いていました。私が住んでいるのは田舎で、夜誰もいないので歩きながらシャドーイングしたりしていました。まずは音から覚えるということをどんどんやっていきました。ダウンロード版は英語→日本語→例文を言ってくれるので、私もそれに合わせてやっていきながら丸暗記していきました。ただ、それだと飽きやすくなっちゃいますし、単語帳って順番が同じでそのおかげで覚えたというのもあるので、mikanというアプリのパス単を途中からは使ってましたね。で一日に50200問くらいやってました。それを使えばよく間違えることが多い単語のテストもできます。それを使って、頻度と精度を上げるようにしていきました。過去問を解いてみるとmikanで勉強したものも出てきました。

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TED
とか映画を見ててもそういう単語に出会うので、難しいとはいえどあながち英検1級単語は実用性からは離れていないんだなということを凄く感じますね。洋書とかも読むんですけど、結構頻繁に出てくるんですよ。英検1級はマニアックでそんな単語見ないよ、なんてことも聞きますけど、そんなことないですよ。ディズニーのAradinでジャファーがsinistersinister(不吉)だって言うんですけど、そうやって6歳児が見るアニメに出てくるんですよね。でる順パス単にちゃんと載ってます。オールジャンルで出てくる単語が一冊に凝縮されているのはいいのですが、単語帳というデバイスが途中から不便に感じられたので、ランダムに問題が出てくるmikanを使い始めました。


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mikanでる順パス単1級)

私が何よりも力と時間を注いだのが単語でしたし、一番できているという実感を持てたのも単語でした。当日も20/25くらい取れました。1問だけ意味は分かってるけど間違えたのもありましたが、それはいい間違え方だなって思えます。意味は分かってたけど、文意に合わせられなかったので、次は頑張ろうって思いますよね。

 

リーディングは過去問もやりましたけど足りないので、旺文社の120問のヤツをやりました。やりっ放しはいけないとも思ったので、問題を解いた後に文章を全く同じに書き移すことをしていました。英文写経というのですね。実際にれは私の中で一番ヒットしているものなんです。単語の意味が曖昧なものは意味を調べながら一行ずつ書いていくんです。一文一文しっかり意味を調べたりしながら書いていくことで内容の理解が深まるんです。英語をただ書いていくだけなんですけど、すごい勉強した感になるんですよね、時間はかかるんですけど。スピードが大事なのは分かるんですけど、どこでつまずいているのかや誤解しているところが分かるんです。旺文社のそのテキストの中からよくわからなかった文をピックアップして写経してました。意図はしていなかったのですが、これはライティングにとってもよかったです。書くのに慣れてくるので早く書くことができるようになったんですよ。写経がライティングに役立つとは思ってなかったのでビックリしました。

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リスニングのマテリアルは、私が過去に受けたもの・英検ホームページにアップされているもの・以前コピーして取っておいたものをやりました。音源がなく対策できないものが出てくるので、結局リスニングの対策は一番しなかったですね(筆者注:英検のサイトを使えば直近過去3回分のリスニングはできるが、それ以前はアップされていない)。過去問を解いてコンスタントに8割以上は取れていました。パート2が苦手で、最後のインタビュー形式の問題は得意でした。

TEDで色んなジャンルのを字幕を付けて聞いてましたが、CNNなどのニュース系はあまり見ませんでした。TEDは時間が選べるので、空いた時間に合わせて聞いていました。TEDは英検本番に比べて長いので、集中を維持するのを意識して通勤中によく聞いていました。映像は見ずに聞くことだけに集中し、分からない時は映像と字幕を見ながら確認して理解していきました。聞きっぱなしにはしませんでした。私は一通り見て分からない所に戻るというやり方はあまり好きじゃないんです。話の筋が分かってしまうと、それが聞き取れない所の理解を助けるところがあるので。分からなければその場で一旦止まって戻る、ということを繰り返してました。週に1~2回は聞いていました。それでも気分が乗らないけどTEDを聞かなきゃって時には、以前に何回も聞いたヤツをもう一回聞くとか、何かしら聞くということはしていました。映画とかドラマとかも見ますよ。NetFlixとかHuluと契約しているので、英語字幕を付けられるヤツには付けて日本語字幕無しで見ることをしてました。イギリス英語にも慣れておかなきゃならないということで、私はDownton Abbeyってのを見ました(筆者注:私も初めて知りました)。第一次世界くらいの名家の話なんです。なので、British Englishなのはもちろんですけど、社会情勢も凄く勉強になりました。英検の内容と、ドラマの内容が意外に繋がっていることがあって面白いですよね。ドラマを楽しむ意外に、イギリス英語もそうですけど、歴史背景とかも気になりだして勉強になります。やっぱり背景知識があると無いのでは、やっぱり英検の問題を解く時にも違いますよね。



(TEDより Allan Savory:  How to green the world's deserts and revers climate change(個人的に筆者の大のお気に入りスピーチ))


(Downton Abbeyより The Pamuk Scandal | Downton Abbey | Season 1

ライティングは旺文社の英作文のと、ジャパンタイムズのを2冊用意しました。私はジャパンタイムズの方が賛成反対両方書いてあるのと、個人的に使いやすかったのでジャパンタイムズの方を使っていました。しかしそのテキストは全体的な量が多過ぎるとは思いました。また、実践問題のボリュームもけっこうあって全てこなすのは厳しいなと思ったので、自分が苦手な分野の内容を写経しました。その上で、自分ならこう書くなという風に考えて、変えるところは変えながら練習していきました。

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勉強の工夫として、授業の準備時間が終わったら余った時間は何に使っていいという職場だったので、その隙間時間に長文を解いたり、解いたものの復習として写経をしていました。社会人だと仕事で忙しいと思うので隙間時間が大切ですよね。一つの空いた時間を使うことを先延ばしにすると、次もその次も、と負の連鎖になっていきます。それが積み重なって、結局休みの時にまとめてやろうと思っちゃうんですけど、それもできなかったりしますからね。まぁそれが分かってれば私ももっと早く英検に受かってたんでしょうけどね(笑)。やらなきゃって思った瞬間にやらなきゃダメなんだってのが今気付きました(笑)あと、隙間時間を上手に使えるようになってくると、隙間時間で何をしたらいいかが分かってくるので、そのサイクルにうまくハマれるかが大切ですよね。

 

教育業界で働くことで、大学入試の二次試験の対策は役に立ちましたね。入試問題は内容がしっかりしているので、それを和訳・英作・精読したのはかなり成果があったと思います。旺文社が出している『全国大学入試問題正解』って、ジャンル別・学部別にもなっていて見出しも書いてあるので、そこから選んで自分の苦手なものを読んでいきました。そこで出てきた単語が英検でもでてくると、「やっぱり出てくるんだな」って実感しながら勉強していました。自分が勉強したことを生徒にも具体的にアドバイスできました。「これは英検1級に出てくるから覚えたら差が付くよ」とか言ってましたね。

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試験当日

受験者が5名くらいすね。何人か前回いらした人もいて全員女性でしたね。ライティングは試験最初に行いましたが、考えがまとまらなくて25分かけてしまいました。時間を意識して練習をしていなかったのでそれが今思えば課題でしたね。そのせいでリーディングがおしてしまい、最後の長文4問でほとんど時間が無くなりショックでした。何のために対策をしてきたのかと(笑)。ライティングの後は一番点数を伸ばしたかった語彙問題に行きました。もし私がもっと時間を意識できていたなら、ライティングの次にロングパッセージをしていたかも知れません。時間と集中力(笑)がある最初のうちにそれに勝負した方がいいかも知れませんからね。語彙問題では点数を伸ばせましたし、空所補充とショートパッセージで点数がまずまず取れたのがよかったです。

一次試験結果

自己採点をして難しいだろうなって思っていましたし、ライティングもあまり自信はありませんでした。ライティングがよかったら合格かもしれないけど、それでもギリギリかも知れないなってずっと思っていました。結果はネットで見たら、ギリギリの合格でした!その時は職場にいて「アレ?」って感じでした。その後「おぉ合格した」って思いました。ギリギリで受かって嬉しいというよりギリギリで受かっちゃったって感じでした。隣に同僚はいましたが、「おお」って言ったら「え?」て言われて「何でもない」ってその場は流してしまいました。

 

ライティングは時間をかけたくせにしょうもないことを書いたと思うんですけど、一番できてましたね。逆に一番自信のあるリスニングでいつもなら20問以上取れるところが19問だったので、もう少し伸ばしたかったですよね。結果的にリーディングとリスニングで同じくらいの点数でした。

 

ちなみに私は鳥取に住んでますが、横浜に試験を受けに行ったことがあります。受験地は選べるので。今回は気分を変えて別の県で受験をしてみました。
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(ティナさん 一次試験結果。バランスがいいですね)

二次試験対策

受かると思ってなかったので、慌てて旺文社の二次試験の対策本を買いに行きました。だいたいどんな感じの面接かは話で聞いていて知ってはいたんですけど、予想問題とか教材がないと練習できないのでとりあえずそれを買いました。でも問題を全部こなす時間もなかったので、とりあえずその本を使って自分のアイデアを考えた上でネイティブに聞いてもらいました。それでフィードバックをもらって、そのテキストに付いてるQAについて質問してもらいました。それを3~4題やりましたね。


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職場の人ではないのですが、身近に知り合いのネイティブがいて、その方は私が英検を受けるのを知っていたので使えるものは使うしかない(笑)って感じでその人にお願いしました。おかげで話すことは他の技能より練習できてたんじゃないかと思います。その方がバイリンガルなので、普段は英語と日本語の半々をお互いに使っているんです。でもさすがに試験が近付いてきたら英語に比重を置いていかなきゃいけないので、積極的に英語で話すようにしていました。例えば日本語で説明すればいいことをあえて英語でするとか。知り合って2年くらいなので、言ってしまえばアレですけど、二次試験対策は2年間してたってことですよね。ただ、その知人が厳しくて、theのある・ないも結構厳しく指摘されるんですよ。こっちは適当に使ってる部分もあるので、そこは付けなくていいとか言われます。逆になぜか聞いたら、「よく分からない」と言われたりしてますけど。そんな中途半端な指導を受けてます、腑には落ちないながらも(笑)。発音についてもこれまた結構厳しく言われて、そんなことまで指摘されなきゃならないのかとショックも受けました。でも自分の苦手箇所と向き合う機会だと割り切って、どんどん言ってもらいました。「さっきのagoの発音は違う」とか言われて「何が違うんだよ」って返しながらやりとりしてました。しつこいほど指導されましたが、結果的にそれがよかったんじゃないかと思っています。指導料として今度食事くらいおごってあげないといけないと感じています。

二次試験当日

田舎に住んでいる人のネックは試験会場なんですよね。私は広島を選んでたので、朝はバスに乗って3時間半かけて会場に行きました。新幹線でもよかったんですけど、地元から広島まで通ってないんで乗り換えが逆に大変になってしまうんですよね。私の場合岡山まで行ってから山陽新幹線に乗って広島までいかないといけないんです。その点バスは乗り換えも無いですし、車内で落ち着いて行けるのでそれに決めました。

 

会場には1時間前に着きました。私は午後の試験だったんですけど、10名ほど午前受験の方がまだ残っておられました。その学校が中高一貫の凄くカッコいいところでした。廊下を歩いていても壁が全部ガラスでできてまして、試験が実施されている教室の中が丸見えなんですよ!エレベーターを降りて一歩出たら中が全部見えちゃってるんです。見渡す限り試験をしていて、日本人試験官一人、ネイティブの試験官一人、タイムキーパー一人、受験者一人の4人が見えてるんです。うわー見えちゃったってっ感じなんです。とにかく凄かったです。受験生は廊下に背中を向けているので、自分が見られてるのはわからないんですけど、試験官はこっち側を向いているので誰が外にいるのか分かると思うんですよね。

 

1時間前に会場に着いて、私は前から2列目に座っていました。やっぱり1時間くらい待ってましたね。午前で40人・午後で40人くらい受験者がいたと思います。よく聞くよな小学生とか中学生はいなくて、ただ、なぜかネイティブの女の子がお父さんと一緒にはいました。学ランを着た男の子が一人いましたね。みんなノートとか問題集を開かれていて、私の前の人は自分で書かかれたものを復習されていました。私はここまで来たらまな板の上の鯉だと割り切って、逆にアレコレ見ると不安になると思ってました。緊張はしてたんですけど、その雰囲気に飲まれるのはよくないなと思ってボーっとしてました。そうは言いつつも、試験会場の教室に入ると緊張しちゃいました。自己紹介を試験官がされたんですが、私は何を思ったか「今日は面接をして頂いてありがとうございます」って言い切っちゃって、試験官も面食らって苦笑いしてましたね。それで少し緊張はほぐれました。試験官は日本人もネイティブの方も男性でした。男性のネイティブの試験官がそこの会場には多かったように思います。女性の日本人の面接官は少なかったと思います。

 

話しのテーマは「世界の食料自給率致命的になるか」という感じの内容でしたが、スピーチは時間が足りなくて途中で止まっちゃいました。スピーチの最初、ネイティブの方が凄く前のめりでうんうんって聞いててくれたんですけど、途中からその人の顔が「?」みたいになってきちゃって、私見当違いなこと言ってる?って感じてました。Q&Aもしてくれるのですが、私の言ってることが矛盾してると思ったみたいです。私のスピーチは主張がYESなんですが、質問に答えていくうちにNOになっていったみたいで。突っ込まれたんですが、「それはもろ刃の剣で(double edged sword)」みたいなことを言って、話した内容は忘れちゃったんですけどうまい具合にまとめたんですよ。

スピーチに関してボティーは二つにしました、時間が足りなくなってしまうので。食料自給率が致命的になるか内容で、上記したように、私はYESの立場でした。一つ目は人口爆発が食料供給に追い付かないということ。二つ目は、食料をめぐって争いが起こるという展開方法でした。もう一つ話したいと思ったんですけど間に合わず、途中で切れちゃったんですよね。なので結論については話せず終いでした。でも、結論についてはQ&Aのところでまとめていった感じにはなりました。食料自給率問題を解決する方法はあるかと言われて、「あります。テクノロジー的な分野を発展させて」みたいなことを言いました。そしたら、突っ込まれて「この問題にはこんな解決方法があります」みたいなことを結論としてまとめていきました(筆者注:確かにティナさんのトピックに対する主張はYESです。質疑応答で他確かにNOの主張をされているようにも思います。そこはしっかり理由付けができていればinteractionで評価されるようです)

interaction8点を取ってはいるのですが、日本人の方の質問に「○○と思いますか」と聞かれて、「Yes」とだけ答えて終わってしまった質問も一つありました。沈黙しちゃったなって気がかりではあったんですが、そこはあまり減点されてなかったのかも知れないですし、他の所で挽回できていたのかも知れないですね。

 

スピーチ前1分間の準備の時ですら結論まで考えられていなかったので、ぶっつけ本番みたいな感じになってました。私は話しながら自分の主張を固めていった感じで、質問した内容に対して、「私はこう思ってます」って考えながら話してました。実は高校生のテキストに載ってた内容を最後の最後に思い出してそれを話しました。自分からそういう情報を能動的に得ていくのは難しいので、高校生のマテリアルを使って知らず知らず学んでいったのは大きかったですね。ですから一般知識を持ってるのは凄く大事ですよね。

 

手ごたえとしては、いくつかミスしたと思う部分もありましたし、ダメなんだろうと思ってました。面接は振り返っても点数が一番分かりにくいということと、私も初めての二次試験だったのでどこまでが良くてどこまでが悪いのかというボーダーが分からなかったというのもあります。ただ、一次試験は合格してますから、次の6月でまた頑張ろうと思っていました。二次で1回くらい落ちてもいい経験になるかな、くらいに感じてました。試験が上手くいかず絶望するくらい全力でやってればよかったのですが、元々練習時間も少なかったですし、自分が全力を出せないとは最初から思っていたんです。 

二次試験合格発表

結果は家でチェックしようとしたのですが、当然サイトに繋がらずで。仕事で家を出なければならなかったので職場で見ようと思ってました。どうせダメなんだろうなって、半分諦めながらチェックしましたら合格してました(笑)。Twitterにも書きましたが、あんな面接内容でよう受かったわって思いました。


周りの反応

最終的に同僚に合格を告げたのは二次に受かってからだったんですけど、二次試験に行かないといけないって話はしていました。というのも二次試験の日と仕事が被ってたからなんです。その時は英検について深く突っ込まれるようなことはなかったんです。結局、二次に受かった後に「そう言えば英検どうだったんですか」て聞かれて「実は合格した」って話はしました。生徒の方が私が受験することをよく知っていたので、生徒の方に先に合格の話をしましたが、私の生徒で私は英検に合格したのを知ってる子は実はあまりいないんです。同僚は今ではみんな知ってくれてます。同僚の周りには英検1級持ってる人があまりいないので、そういう意味でもみんな喜んでくれています。難しい試験だけどそこまで突き進めて尊敬します、というコメントも頂きました。そんな風に周りの方が喜んでくれるのはよかったと思います。生徒が大学受験に合格して寿司をおごって欲しいと同僚に言たんですけど、じゃ英検の合格祝いで私も一緒に、とその同僚に言われた時に少し実感がわきました。

英検を終えて

何か英検準11級は全然違いますね。でも私はここからがスタートだと思ってます。合格出来て一つの目標がクリアできたという達成感はあります。もっと努力すべきだったとは思いますが、合格した安心感もあります。成果として合格は出せたので、次はもっと違う目標を持って頑張りたいという気持との半々です。今も英検の問題は解いてはいるのですが、分かるものもあれば全然分からないのもあります。こういうことをやってるうちは自信には繋がらないと思ってます。私なんかより他に努力されている方はもっといらっしゃると思いますので、私なんてまだまだです。試験には受かりましたが、全体的な時間をもう少し増やさないといけないなって思いますよね。なので今度の6月も受けようかと思ってます。今回は受かったは受かったんですけど、一次も二次も受かったって感じがしていないんですよ。アレもダメだこれもダメだって反省ばかりです。これでこそ本当の合格!って思えないと英検を卒業できないんですよね。勉強したものがしっかり発揮できて、それに自分が向き合えて自信を持ちたいです。合格した今だからそう思えるんでしょうけど、もう少し頑張っていきたいと思います。

 

英検1級に合格して、目標達成した人・英検に見切りを付ける人・次のステップに進む人色々いらっしゃると思います。私は勉強することで多くのことを学びましたし、プロとして英検1級をステップにして頑張りたいと思います。英検の1級の実力としてはまだまだなので。5月にはTOEICを受けてみようと考えています。 

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(ティナさん 英検二次結果)


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(ティナさんの合格証書)

アドバイス・メッセージ

英検はフィードバックが多いので、苦手なところがしっかりわかります。ただし、合格に対する基準であって、自分の普段の勉強の取り組み姿勢に対しては特には教えてくれないので、そことしっかり向き合わないといけないですよね。そう意味では、現実をぼかして見ることができる結果とも思います。また、フィードバックが細かいので、それを見て語彙が弱ければ語彙の強化をすればいいのかと単純に思ってしまう部分もあります。それに頼るだけではなく自分自身で課題を見つけて考えて取り組むことが必要ですよね。英検の親切さは私には若干アダになってしまった部分があるかなと思います(笑)。もちろん英検のフィードバックはもちろん参考になっていますよ!

 

社会人の方はとにかく時間の捻出が難しいと思います。この対談の依頼を頂いて考えていたんですけど、努力とモチベーションってイコールだなって思うんです。モチベーションが無いと努力ができないですし、努力が無いとモチベーションが生まれてこないと思ってます。例えば試験を受けよう・合格しようと目標を設定した時に、どれだけ努力に優先順位を付けられるかが大切だと思います。少しずつでいいから勉強の優先順位を上げてあげるということです。英検1級は何もしなくて受かる試験ではないと思うので、多少なりとも努力は必要だと思いますから、それをモチベーションとリンクさせて目標を頭のてっぺんに掲げて努力をしてがんばって欲しいと思いますね。

終わりに

ティナさん(呼び捨てして本当にすみません)は英検1級に合格されても、見据えているのはその先でした。英検1級はプロとしてのスタートラインだそうです。確かに対談中、英検1級合格のことをあまり嬉しいとはおっしゃっていませんでした。むしろ、どちらかというと納得できていないような。それもそのはず、ティナさんが求めているのは絶対的な英語力なのです。このマインドセットは私にとってもぐさりと突き刺さりました。私にとって英検は合格か不合格こそが第一だったからです。

 

ティさんからは有言実行の大切さも学びました。英検1級合格を宣言したら見事に合格されましたからね。私が大学生の時の先生が、自分の目標を100人(アレ、50人やったっけか?)に宣言したら目標達成の確立が上がるんだよって話をされたのを今でもたまに思い出します。確かに多くの人に言えば言うほど、自分にプレッシャーがかかり、やらなければならないという方向に向かっていくはずです。ティナさんはそれを実現された訳ですから凄いですよね。誰かさんは、落ちたのが知られたら恥ずかしいからといって、一次試験合格が分かってからようやく受験したことを同僚告げたチキン野郎ですからね。

 

ティナさん姐さん、対談本当にありがとうございました。私が鳥取に行ったら美味い梨食わせて下さい!

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(ティナさんのハンドライティング)

◆その他の合格体験記も併せてお読み頂けましたら幸いです
私の英語1級合格体験記:語彙問題が25~23問解けてアイムレディーフォージイグザム!!
Sさんの英検1級合格体験記:不屈の精神が導いた合格!!
私の英検準1級合格体験記:日々の取り組みがモノを言うとはこのことや!!


これで今日までに3人の方の合格体験記を書きました。

一人はすでにアップさせて頂いているSさんについて。
一応小生のものを含めると現時点で二本体験記をアップしています。
あ、自分の準1級の体験記もアップしているので合計3本ですね(1級が2本・準1が1本)。

二人目はKUMAA NATIONさんという方について。
KUMAA NATIONさんについてはもう完全に書きあげ、内容に誤りがないか最終チェックをして頂いています。
今週末か来週頭にアップできたらと考えています。

三人目はティナさんさんという方について。
(Twitter名ティナさんで活動されており、それに「さん」付けるとティナさんさんになってしまう)の原稿については一応できあがり週末にこちらで見直しをして、ティナさんさんにお送りする予定です。

また、今週日曜日にはもう一人対談の予約を頂いており、近日中にこれら3人の方の体験記をご紹介させて頂く予定になっています。

みなさん本当に素晴らしい方ばかりで、対談させて頂いて本当に感謝です。

私は、中高で全く勉強せずにいわゆる落ちこぼれでした。
どれくらい落ちこぼれてたかと言うと、中学の何かのテスト対策勉強時間が1カ月トータル3時間で、廊下に貼られて自分でも「少なっ!」て思ったレベルです。
テストには興味がなかったので、結果も全く気にしてませんでした。
ただ、英語は他より興味を持ってやってましたし、成績も悪いなりにもマシでした。
部活ばかりやってましたし、勉強が嫌いでしたからそりゃそうです。

そんな私でも英語の勉強をとにかく続けて、20年前、いや10年前には夢にも思わなかった英検1級もこうやって今持っています。
それはそれでもちろん嬉しいことではありますが、どことなくピンと来ていないところもあります。
なので、自分以外の英検1級所有者は今でもみんな凄い人たちなんだという思いもあります。
でも、こうやって体験記を書く中で、そんな凄い人たちと肩を並べて(という表現は心苦しいのが正直ですが)話をお伺いできるのも、英検1級を取ったからこそだと思うとすごく不思議な気持ちです。
こんな自分が凄い人たちと話ししてるんだーって思って。
少なくとも英検1級を取得していなければ少なくとも、今こんなことはできていない訳ですからね。

今日は一日中ティナさんさんとの対談をスクリプトにしていたのですが、そんな思いが頭の中を駆け巡って思わずブログに書きたくなってしまいました。

もっと色々な方とお話をして、受験者へのアドバイス・元気・勇気、色々な物を頂きたいと思っています!

Sさんは現在60歳。中学校で講師として理科を教えてみえます。先生という職業柄なのか、生徒に話しかけるように、対談中ひと言ひと言大変丁寧に私にお話をして下さいました。理系の方らしく、数字に基づいた分析がお得意のようでした。お話中、「年を取ると・・・」と仰ることが何度かありましたが、声はもっと若く聞こえます。「(筆者)さんのように若い方は、・・・」と仰ることもありましたが、私も40を超えた中年ですから、思わず苦笑いせざるを得ない場面もありました。とにかく、話していてこちらにも気配りをして下さる大変素晴らしい方でした。

Sさんは59歳の時、海外経験もなく全くの独学で、2016年度第3回試験で初めて一次試験に合格されました。2013年に初めて受験されて以来、これが8度目の挑戦でした。2018年度第1回試験で二次試験もついに合格(この時、一次試験も再受験され、見事合格されています)!

二次試験は5回目で合格された不屈の魂の持ち主です。
 

そんなSさんと対談した心震える内容です!


はじめに

英検1級に受かったのは2018年度第1回試験です。完全に独学で外国も行ったこともなく、2013年度第2回試験で初受験しましたが、その時は箸にも棒にも触れなかったですね。 8回目の挑戦でようやく一次が受かったんです。恥ずかしい話ですが、そこから二次試験に4回全部落ちまして、2018年の1回目がゼロ(筆者注:一次試験に受かれば3回は一次試験が免除される。つまり、一次試験に1回受かればトータルで4回二次試験が受けられる)からになってしまったんです。それで、一次は何とかスムーズにいき、二次の合格に繋がりました。なぜ英検1級を諦めなかったかと言うと、諦めたら時間と労力が全て無駄になるので、逆に捨てることができなかったんです。

英検1級をめざしたきっかけ

一つ目は、現在中学校で理科の講師として教えていますが、収入があまり十分じゃないので、あわよくば副収入を得られるようにと考えてです。理科だとあまり需要がないですから、もし英語だったら資格を持っていれば強いと考えました。実際に現在英語は教えてはいないのですが。二つ目は、CNNとかBBCなどが聞けるようになればいいなぁと言うのが理由です。

勉強方法

誰かに頼る訳でもなく、海外生活もないので独学で勉強しました。特に単語の強化をパス単でしました。この年齢ですから、覚えてしまえばいいのですが、覚えるまでが大変でしたね。パス単で3000語。過去問を5年分くらい買い集めその問題集から知らない単語を拾いました。ノート1冊に600語くらい書けますから、10冊作りそれで6000語。大学卒業時点で4000単語ぐらいはすでに頭に入っていましたから、合計で13,000語くらいの単語力を付けました。そのあたりから気分が楽になった感じがします。だから、単語を増やすのが1番の近道かもしれないですね。私にとってはそうでしたね。本番では、リーディングの語彙問題は25問中22問正解しました。それで助かったようなもんです。やっぱり受かろうと思ったらあそこは20点行かないと苦しいですよね。また、語源に遡って単語を覚えることもしてました。英検1級単語は難しいですが、語源を元に推測するということもやってました。CNNや新聞を読んでいても単語が出てきますから語源を覚える価値はありますよね。リーディングについては過去問を使って練習しました。

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リスニングはもっぱらCNN Student Newsをよく聞いてたのと、過去問で練習しました。リスニング問題の最初に男女の会話があるじゃないですか。過去問に似たような問題が出てるんですね。本番は過去問のおかげで12問助けられたのが正直なところです。

ライティングについては、Japan Timesから出されている『英検1級の英作文問題完全制覇』を使いました。皆さん結構使われてますね。余談ですが、笑えるのは、二次試験に行きまして教室で待たされるじゃないですか。左も右もみんな持ってましたね。私は理系なので文系の内容はあまりアイデアが思い浮かばないんですね。逆に、遺伝子工学とか環境問題については自分で思うところがあるので何とかなりました。(筆者販売の二次対策用)のスクリプトのとJapan Timesの(上記した)対策本が生かせました。スクリプトを使うことで、こういう内容を書くのかってのが勉強になりましたね。また、英語のネタがあればそれを日本語でどういうのか落とすことはよくやっていました。200文字書くかどうかという事はどうでもよくて、そもそも書けないと話にならないので、ブワーっと書く練習をしましたね。トピックについて3つの理由を持てるように、普段から考えてましたね。普段から書くことはあまりやっていなくて、このトピックにはこう、あのトピックにはこう、という感じで書きたいことを考えるので精いっぱいでしたね。1週間前でしたかね、書いたのは。書きなぐったという感じです。試験の解答用紙と似たサイズのB5ノートにだいたい書くようにしてましたね。

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スピーキングについては、スクリプトが訳に立ちました。ただ、2016年から試験の流れが変わって、過去に出題されたものと全く同じお題は出なくなったということもあり、また台本みたいに全て暗記するのは私には無理だし無駄になりそうな気がしたのです。アイデアを考えていて、スクリプトからはネタをもらった感じですよね。例えば、世界平和が達成できないのはこういう理由があるのかって、スクリプトからネタをもらってましたよね。あと、中学校にALTAssistant Language Teacher)っていますよね、その人と日常会話をしてました。歩きながらひたすら話してましたね。怪しいですよね、歩きながらって(笑)。とにかく喋り込まないとダメでしたね。

1~2週間前は、パス単の単語の1ページに1つ位わからない単語があるのでそれを詰めていく感じでしたね。あと、先ほど言った通り、英作文をしました。本当に書きなぐるという感じでした。

受かる半年前にはALTと話すことが恥ずかしくなくなりました。日本語話者は話す前に日本語で考えたり、話せなかったらどうしようという気持ちがあると思います。私はもう開き直ってましたし、話すことに抵抗がなくなってきましたね。分からなくても知ってる単語で話しちゃえっていう思い切りが生まれてきましたね。給食の時もALTの隣に座って話をしてました。3~5年前はそういう状況を見ても自分はとても無理だなって思ってましたし、どうしようって思って話せませんでしたね。13000語くらい自分に入ってくると話すのが怖くなくなってきましたね。やっぱり単語です。それがスタートですよね、その次に文がきますよね。


試験当日

試験は午後からなので、午前中に長文を軽く読むとか単語を復習して、ちょっと英語の感覚を残して臨みましたね。あとお風呂に行きましたね。歳を取ると体が硬くなるので、体が柔らかくなっていいんですよね。若い人はシャワーを浴びるといいんじゃないでしょうか。あと栄養ドリンクを飲んで行きました。

一次試験は終了直前にギリギリ終わらせることができました。マークシートの選択肢のぬり絵になる直前で終わる感じでした。時間配分は大事ですよね。最初の25問を15分でやるとか。私の場合、試験が開始したらまず最初にライティングのトピックを読んでましたね。オリンピックについてだったんですよ。読んだらトピックを頭の隅に置きながら、単語問題10問をやって英作文に移動して、その冒頭を書き始めるんです。その後また単語問題に戻るんですよ。それを解きながら、作文で次に書く3つの理由についてうっすら考えて行くんです。時間を効率よく使わないと、単語25問終わってから英作文にいきなり行っても、どう書いていいかわからない。何もできず時間が経ってしまうとヤバいじゃないですか。私はあちこち飛びながらやってましたね。読解問題に入ってもぱっと読んでいけそうなもの(文系の内容か理系の内容かなど)で出来そうなものを先にやっていきましたね。それで、長文を読んでまたライティングに戻るってやり方ですね。ライティングをつまみ食い的にやってましたね。読んでいて少し行き詰ったらライティングの理由を書く。あと、リーディングが終わってリスニングが始まる前の時間はどんどんリスニングの問題の先読みをしてましたね。


二次試験について

面接は4回落ちました。1回目は心臓バクバクで経験不足でしたね。頭も真っ白でしたし、5つのトピックのうちどれも話せませんでしたね。「政府は芸術にもっと金をかけるべきか」が唯一喋れそうな気がしただけですね。あとの4つは何が書いてあるかもわからない、何を言っていいかもわからない状態でした。1回目はとにかくダラダラ話しただけで完敗でしたね。

2回目はJapan Timesや旺文社の二次試験対策本を一通りみました。二次試験では毎回5題中4つ目に理科系のお題が来てた気がしますね(筆者注:二次試験はお題が5つ提示されており、その一つを選んでスピーチをする)。沈黙が1015秒くらい続くとダメみたいですね。最後受かった時は10秒くらいはあったと思いますが、10秒弱くらいなら大丈夫みたいですね。(Sさんが不合格になってしまった二次試験の)234回は30秒くらい沈黙がありました。2分のスピーチの中で30秒くらいの沈黙がありましたね。言うことがない・どう言っていいかわからない、その2点のせいですね。

4回目の前に(筆者)さんのスクリプトを見つけて、Japan Times出版の対策本とを使って練習しました。ある程度しゃべれるようになってきたなというのがありました。5回目受け得るころになると心境の変化もあってCNNを聞いていても日本語が浮かばなくなってきました。英語が英語で理解できるようになってきました。喋る時も13000語入って、言える単語が多くなってきました。勉強を始めた5年後くらいですね。やっぱり最終的には単語で、単語をしっておけば最悪間を詰めることができますよね。スピーチの後のQ&Aは、間があったりトンチンカンなことを言いましたが、喋り倒しましたね。俺は止まらないよ、ってアピールをしました。喋り続けられるのを示すのが合格の秘訣かもしれませんね。


試験本番で話す時に、私は遺伝子工学のトピックを選んだのですが、瞬間的に二つ理由を思い浮かべてそれに基づき話す感じでした。そのネタをスクリプトから得ましたよね。

結果は、スピーチ7点、質疑6点、文法8、発音8でした。

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合格について

合格が出ると天にも舞うような気持ちでしたよ。結果を見たら2次合格って書いてあるじゃないですか!過去十数回も落ちてますから、目を疑いましたね。正直いうと嬉しいと言うより、ホッとしたという感じでしたね。これで戦いが終わったという安堵感でしたね。

また、周囲から見る目が変わりましたよね。中学生を教えてますけど、「あの人理科を教えてるけど英検1級持ってるのね」って、無言の空気を感じます。周りの英語の先生でも、準1級を持ってるのが関の山なので。


受験者へのアドバイス&メッセージ

英作文がばっと取れちゃうと、単語のパートが9点とか6点で受かる方もいるんですよね。英作でCSEスコア750点取ったらかなり違いますよね(満点は850点)。


昼食を食べ過ぎて試験中眠くなったことがありました。年を取って代謝が悪くなったので、1時間前に食べると難しい問題に当たると眠くなります。また、別の機会では、食事量を減らして臨んだら、全力で2時間試験を受けるのでお腹がすいてガス欠になり、何も考えられなくなったていうのもありますよね。適切な血糖値を保つのが大事です。若い方にはそういうのはきっとわからないと思いますが、年を取ると体力ならぬ脳力の衰えで、あるタイミングで考えられなくなることがあるんですよね。

2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で得た情報ですが、自己紹介の時に発音がチェックされているらしいのですが、これには信憑性があります。Q&Aの時に試験官が発音まで評価するのは難しいですからね。

あと、CSEスコアを見ていたら、英作文をしっかり対策すれば、単語が6~9点でも受かってしまうという悲しい現実が判明したのです。だから、英作文をしっかりしておけば英検1級は大丈夫ですよ。昔は単語で25問中、19点~20点を取らないといけなかったんですよ。昔は英作文の配点比率が低かったんです。また昔はリーディングの前半が1点・中文や長文が配点2点なので、長文でしっかり点が取れないとダメだったんですよ。今は作文でどかーんと取れるので合格しやすいように思います。2016年前は約10パーセントの合格率だったのが、現在は15パーセントくらいまで上がっているように思います(筆者注:2015年度の合格率は12.0%2016年度の新形変更以降、合格率は公表されていない)。私の思い込みかもしれませんが

以前、英検1級一次合格は113点満点で、78点くらい取れば合格でした。私は最初の英検1級では、合計35点で作文は5点でした。それが50点になり60点になり、最後の3回は75点以上が続いたんですね。それで自信につながりましたね。自分はできないと思ったんですが、3年くらいやったら脳が変わったんですね。自分はできる、という自信が大きいですね。だから、諦めたらそれで全て終わりだよ、諦めないことが人生で一番大事なんだよ、受からなくても努力した過程が大事なんだよ、と言うことを英検1級を目指す人に伝えたいです。私は電車に乗っていても街中を歩いていても二宮金次郎みたいにノートを持ち歩いていました。机に向かってやるんじゃなくて空いた時間に電車中・プラットフォームあらゆる場面でやってました。継続して努力できるのは才能かもしれません。途中で投げてしまう人っていますが、継続力はあるけど芽が出ない人こそ、合格した時嬉しいと思いますよ。

対談を終えて

改めてSさんとの対談を振り返り、Sさんと私で単語力の強化に力を注いだ点が共通しているなと強く感じました。ただ、Sさんのように自分の語彙力がどれくらいある、というような分析はしたことは私はありませんでした。私はもっぱら問題が解ける解けない・単語を見て分かる分からないということばかりしてました・・・

また、ライティングが合格の鍵を握っているという分析も共通しています。Sさんは対談中、かなりライティングのことを強調しておられました。私も同感です。私を含め私の教え子たちも英検に合格している人はライティングでの得点が比較的高いのです。単語力を付けるのはなかなか難しく、そこで足を引っ張られる分、ライティングで得点を稼ぐという意見には私も賛成です。

私は、Sさんの不屈の精神に心打たれました。冒頭で記載した通り、Sさんは何度も一次試験・二次試験にも破れましたが絶対に諦めることはありませんでした。止めたらやってきた労力と時間が無になると仰いはしましたが、うまくいかない状況が続くと現実的には受験を止めてしまう方もたくさんいるのではないでしょうか。Sさんの経験が多くの人に勇気とやる気を起こしてくれるものと信じています。

最後に、Sさんは継続の大切さを説いておられました。継続して努力できるのは才能かも知れないと仰っていました。このブログのタイトルにあるGritはまさに「続ける力」のことであり、才能などではなく、英語に最も必要なことです。そのようなお考えを、生きる世代も場所も飛び越えSさんと共有できていることを嬉しく思います!


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ティナさんの英検1級合格体験記:有言実行で見事に合格!さらにその先を目指して

私が2005年に合格した英検準1級の体験記です。
私は、試験に向けてもちろんテキストなどは使いましたが、ほとんどが中途半端で消化不良のまま試験を受けました。
結果的に合格を手にすることができましたが、決め手は「普段から塾講として英語を勉強していたから」の一言につきます。
とにかく精読しまくってましたから、結局それが身を結んだという形です。
そんな私の体験記から英検準1級合格のヒント(反面教師としても)得て頂けたら幸いです!


英検準1級を目指したきっかけ

当時私は進学塾で専任講師をしていました。担当教科は、英語と社会と国語(ごくたまに)でした。英語は小学生から高校生まで担当していました。高校英語を担当していましたが、教え子の中から英検2級合格者がポツポツとでてきました。自分は専任講師の分際で生徒と同じ2級はカッコ悪過ぎるな、と思ったのが英検準1級を目指し始めた一番の動機です。要は、見栄の問題だったんです。

ちなみに、英検の2級はさらにその7~8年くらい前には受かっていましたし、塾講をしていたおかげもあり、ある日2級の問題にチャレンジしたら満点が取れました。センター試験の問題もリーディングのパートでだいたい満点が取れていたので(当時はリスニングがなかったんです)、まぁ、準1級を目指しても合格の可能性は少なくともあるかな、と漠然と感じたのも受験した理由の一つです。

こう言っては当時の生徒たちに失礼かもしれませんが、私と生徒が同じ英検の2級を持っていると言っても、実際に彼らとの読解力・文法力・単語力は歴然とした差がありました。

余談ですが塾講時代

塾講や教師をしたことがある方ならご存知かとは思いますが、講師は生徒がよくできようができなかろうが、どんな質問が来てもいいように万全の準備で授業に臨む必要があります。

文法なら、答えを知っておく必要があるだけではなく、なぜそうなるのかまで『ロイヤル英文法』で調べ私自身が理解し、生徒にわかりやすく理解できるようにシミュレーションしなければなりませんでした。生徒には色々な子がいて、理解するのではなく質問するのが目的な子・マニアックな知識をみについけたい子・とにかく自分の中に落ちるまで納得できない子など様々です。そう言う子たちに、自分の授業で満足してもらうためには、授業準備はしてもし足りないということはいくらでもあります。

長文読解なら、文で使われている構文を読みほどき、派生語など+αな情報を収集しなければなりません。また、文章を読んでいて何でその訳になるのかわらないものも山ほど出てきます。自分が分からないものを生徒が分かるはずありませんから(何たる上から目線!)説明ができるようになるまで、文法書やネットで調べまくりました。結局わからないまま授業に入らざるを得ないことも申し訳ないことにありました。また、英文が理解できても模範の解答などは、なぜその解答になるのかも説明できるようにもしておかなければなりません。高校生でそれこそ難関大学を目指すような子は、国語力がかなり高いので、下手なこじつけでは彼らは絶対納得しませんし、おっそろしいくらい細かい部分を突っ込んできます。従って、そういう生徒でも納得できるように、英語和訳だけでなく日本語和訳のような準備も必要でした。

話が少し脱線しましたが、このように、授業に臨むために準備してきたこと全てが結果的に英語力を上げてくれました。この塾講時代に得た英語力の土台は、英検1級取得の土台まで作ってくれたと思います。

試験対策

さて、英検準1級対策ですが、英検用の対策は大して何もしおらず、正直アドバイスもできません。おっそろしいことに、リーディング・ライティングについては本番で初めて準1級の問題を解いていたと記憶してます。

一応リーディングについて触れておくならば、上記したように、塾の授業のために難関大学レベルのものを精読・解答はかなりの頻度でしなければならなかったので、質と量に関しては普段から十分に行っていたのだと今になって思います。

単語については、旺文社(いっつも旺文社サマにお世話になってます)『文で覚えるプラス単熟語』ってのを使っていました。今はもう中古でしか購入できないようですが。ちなみに、私の勉強のスタイルとして、分からないもの・間違えたものにチェックをしてそれを繰り返し解き、最終的にチェックを消すという方法を取っています。さっきその本を見直したらチェックの箇所だらけ・・・ようこんな状態で試験受けたなって、その時の自分をブン殴ってあげたい気持ちです。

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これが旺文社の『文で覚えるプラス単熟語』です。

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黒くマークしてあるのが覚えていない印。
こんな状態で試験に臨んでたんですねー。

リスニングについては、4技能の中で最も苦手ということは自分でわかっていました。なので、CDを買って練習しました。何を買ったかはもはや覚えてません・・・しかし、1周したかしないかくらいで結局試験当日を迎えた次第です。やっても全く意味なかったですね、アレじゃ。そのCDも大学院時代に同じ研究室の友達に貸したら、借りパク状態になって、彼とは今音信不通です。もちろん、そのCDの行方も分からず。アドバイスになってなくて、ホントすみません。(私の話の自系列がややこしいことになっていませんでしょうか?私は塾講をした後に大学と大学院を出ています。なので、塾講をしながら英検準1級を取る→大学に行く→大学院に行く、という人生を送っています)

ライティングも、授業で書くことと添削はしょっちゅうしていたので、これもイケるやろ、って勝手に思い込んでノー勉で当日を迎えました。テーマはそこまで難しくなかったのですが、時間がなかったので、中学生の教科書のNEW HORIZONの内容をそのまま頂戴して書きました。今から考えると、文章構成の仕方もよく分かってなくて(それで生徒に添削していたのも更に恐ろしいですけど。当時は、そのことなどよく分かっておらず、文法や語法や内容が正しければそれでよい、と思っていた青二才だったのです。当時の生徒のみなさん、こんな愚かな先生を許してね)よく点数もらえたなって思います。でも、一つアドバイスさせて頂くと、これは別のところでも書いていますが、英作文するには「英作するのではなく英借せよ」という言葉があります。自分で作った文章は間違えることが多いけれども、正しい教材から拝借した文は正しいからそれをマネして書きなさい、という意味です。当時はそんな言葉は知りませんでしたが、私のしたことはその教えにそったものだった訳ですねエッヘン。

一次試験本番・合格発表

一次試験は地元の私立高校でした。例のアメリカンフットボール事件で脚光を浴びたあの高校です。梅雨なので小雨が降っていたのを覚えています。私はビンテージジーンズが好きで何カ月も洗わず履いてました(今は違うよ!)。雨で濡れて湿ったジーンズからケモノのような臭いが漂っていました。また、斜め前に非常に悩ましい体型の女性がいてラッキーだったのを覚えています。

試験が始まりましたが、私はナイーブにも時間配分などは全く考えてなくて、とにかく前から問題を解いていきました。私は性格的に納得するまで時間をかけて問題を解かないと本番であっても先に進めない性格です。そのせいもあって、最初の語彙問題で考えても仕方がないのに延々と時間をかけてしまいました。リーディングは得意なのでそれなりにこなしていきました。しかし、それでも最初にかけ過ぎた時間はどうすることもできず、最後のライティングは確か10分くらしか時間がありませんでした。もう、お題を見て考えてる余裕なんてありません。確か、「テレビ(ゲーム?)は子供に悪影響を与えるか」みたいな内容だったと思います。とにかく指定の文字数をがむしゃらに書くことだけで頭が一杯でした。いいのか悪いのかわかりませんが、先述したように中学校の教科書の内容を部分的に丸写ししました。その部分は一言一句違ってなかったと思います。教科書に載ってるくらいですから使ってる文法はいいんでしょうが、内容がテーマに合ってるのか心配でしたし、インパクトには欠け、自分的にはゴミにも等しいライティングだと思いました。リスニングに関してはもう覚えてません・・・とにかくこなしただけでした。

試験が終了し、母が運転する車で帰りました。あまり手ごたえは無かったのですが、かと言って落ちるのを確信するほどでもなかったのでモヤモヤしたまま帰りました。帰る頃には、私の斜め前にいた、視覚的に私を楽しませてくれた女性のこともすっかり忘れていました。その日は自分のパフォーマンスの悪さが気になって落ち着きませんでした。

翌日だったと思いますが、旺文社が模範の答えをFAXで送ってくれるサービス(何せだいぶ前なので記憶違いだったらすみません。FAXでプリントアウトしたものに旺文社と書いてあるのです)をしているので利用し、仕事の合間に答え合わせをしました。プリントアウトするまでの気持ち、あれをまさに「はやる気持ち」と表現するんだと思います。とにかくその時間を今か今かと待っていました。自己採点では、語彙問題・リスニングははっきり言って微妙。リーディングはまずまずよかったです。この時点で合格とも不合格ともやはり分からず、でもかなり厳しいという印象でした。最終的にはライティング次第という感じでした。しかしライティングは、残り10分で単に中学教科書をコピーした生ゴミ。本当に合格発表まで落ち着かない日々を過ごしました。


合格発表の手紙は夕方に受け取りました。確かその日は夕方出社だったので、家にいました。出社する時にポストを見たら、通知書が入っていました。ドキドキしながら、車の中で結果を見たら何と合格!
車の中で思わず叫びました「フォー」。何で「フォー」なのかよく分かりませんが、「フォー」という言葉は今でも覚えています。あのゴミの英作文が首の皮一枚で合格を導いてくれました。

一次結果_0002

タンスにしまってあったのを無理やり引っ張ってきたので、色あせてますが何とか見れます。
下にこの成績表の下に貼ってあるステッカーですが、試験の記念(多分二次試験の何か)に取っておいたヤツです。なぜここに貼ったのか・・・
名前がお茶目です。

二次試験

二次試験もノー勉でした。実はその5年間くらいにカナダへワーホリに1年ちょっと行っていました。その以前にも英会話の練習はしていて、話すことにはあまり困らない状態でカナダに行っていたんです。実際にむこうで会話で困ったこともなく、生活でトラブルがあっても意思疎通ができていたので、英検も大丈夫やろってナメてたんです。ただ、試験で何をするのか全くわからない状態で行くのはさすがにマズいので、形式だけは確認してはいました。でも全く準備はしてませんでした。若かったせいか頭がアレなせいか、試験に全く緊張もせず(1級の時の面接とは大違いです)臨みました。

試験会場は例のアメフットの高校です。豊満な女性はいませんでした。私の前には女性が一人だけいました。その女性も早速試験が始まったので、私は広い廊下でポツんと待たされていた気がします。試験官は日本人の40代くらいの女性で、「日本人が試験官かー」と思いました。でも発音がきれいな方で、趣味の話をした時に、ハリウッド俳優のアル・パチーノが好きだって言ったら、試験官も私もよってノってくれたので嬉しかったのを覚えています。

試験の一つ目は、4コマ漫画のストーリを2分で話すものです。準備に1分もらえますが、私は状況を把握しただけで終わりました。内容を組み立てる余裕は全くありませんでした。後は話しながら時間配分に気を付けるだけです。内容は完璧とは言えませんがず途切れずずっと話し続けることができ、自分で言うのもなんですが、時間配分は完璧にできました。なので、話し終わった直前にタイムアップになりました。正直これがものすごく自分の安心につながり、その後のことも内容は忘れてしまいましたが、スムーズに話すことができました。試験が終了し、試験官と笑顔で挨拶をして教室を出た時点ですでに合格を確信できました。逆にこれで落ちたらもう救いようなしです。

二次試験合格発表

一次試験ほど緊張感が無かったので、二次試験の結果をどのように知ったか忘れてしまいました。一次試験の方が明確に覚えているということはそれほど思いれが強かったということなんでしょうね。私が予想した通り、結果は合格。生意気な言い方ですが、試験後の手ごたえで、かなりの程度実感していたのであまり嬉しいとは思いませんでした。「よっしゃ」くらいの感じです。合格を知った数日後、離れてくらしている弟が遊びに帰郷していて、そのことを伝えたのを覚えています。弟はアメリカ留学経験が高校生の時にあり、帰国後英検2級を受けて落ちたことがあります。「受かるべくして受験した試験に奇跡的に落ちた」とは本人談ですが、お茶目なヤツです。

二次試験の合格証をアップしようと思いましたが紛失してました・・・

英検準1級を取得して

それまで、職場で英検準1級を持っている人は塾の偉いさん(その人は1級ですけど)意外にはいなかったので、合格を伝えたらみんな驚いていました。私も、これで先生として生徒より一歩先んじることができたという気持ちになることができました。その資格取得で何が変わったということは特には無いのですが、やっぱり生徒が自分に対する印象は変わったのを覚えています。

終わりに

私は2017年第ニ回目の試験で英検1級を取得することができました。私のこの試験の勝因は塾講として普段から英語に触れて特に精読をしまくっていた、この一言につきます。英検準1級合格が英検1級合格へのスタートになったのは間違いありません。また、準1級合格はしましたが、ノー勉や何の戦略もなく臨むなど、メチャクチャなこともしました。しかし、それがあったおかげで、英検1級受験の時は下調べをしっかり行い、時間配分や問題の解き方の戦略を練ることができ、一発で合格ができました。準1級でした過ちを1級で生かせたわけですね。現在準1級を目指されている方は今の頑張りがいつかの1級合格の通り道になっているわけでよね。準1級と1級では実力的にもそこから見える景色も自分に対する他人の見方も全然ことなります。


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私の英語1級合格体験記:語彙問題が語彙問題が25~23問解けてアイムレディーフォージイグザム!!
Sさんの英検1級合格体験記:不屈の精神が導いた合格!!

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など、どなたにでもこんな経験があるのではないでしょうか?それでも合格された方は、このような困難を乗り越え英検1級合格を果たされたはずです。我われ1級取得者が、合格に至るまでしてきた失敗を含む全ての経験が、現在合格を目指して取り組まれている人にとって何よりの助言になるに違いありません。どんな勉強方法が功を奏し、どのような方法が間違っていたのか。あなたにとってよかった勉強方法は他の人にとってはあまり有効ではなく、逆にあなたにとってよくなかったやり方が他の人にとっての勉強のヒントになるかも知れません。成功への道のりは一本だけではありません。千差万別だからこそ、多くの人からの合格体験をGriっとEnglishは募集しています。

GriっとEnglishは、具体的な学習アドバイスも読者には必要だとは考えていますが、むしろ大事なのは
いかにモチベーションを学習者にあげさせてあげられるかだと考えています。もちろん、スクールの先生も学習指導をしてくれますし、その他スタッフさんも親身に応対してくれます。それでもやはり、学習するのは結局は自分ですし、自分がやらないと合格は得られません。私の経験から、モチベーションを上げてくれるのは、誰かの成功体験、特に困難を克服した過程を含むものでした。これらはネットにも載っていますし、本などにもコラムのような感じで載っています。それらを読むとやる気が沸いてきたものです。また、このような話は何回読んでも楽しいものです。しかし、あまり多くは出回っていないように思いますし、内容が短く、もっと読みたいのに!と思わされたものです。そこで、冒頭で述べたように当サイトでは合格体験記を募集します。なたの成功体験を通して学習者が成功の疑似体験をすることでモチベーションアップにつなげてもらいたいと考えています。

【お話し頂く内容について】
具体的には、①英検1級を目指したきっかけ、②具体的な勉強方法・時間(教材名も正しくご記入下さい)、③試験直前1~2週間前の様子、④試験当日(一次試験・二次試験)の様子、⑤合格・不合格(一次試験・二次試験)時の気持ち、⑥英検1級を取得して思うこと、について思うこと、⑦受験者へのアドバイス、についてお話し下さい。私が書いた合格体験記をよろしければご参考下さい。

私の合格体験記【サンプル】

【ご注意】
・合格者の生の声を大切にしたいことから、お話内容にはあまり手を加えないつもりでいます。しかし、読みやすさの観点から、お話頂いた内容の削除や修正を行うことがあり、オリジナルと異なる部分が出てくる可能性があります。

・帰国子女の方など、特に英検対策はしなかったが受かった、というような方はご遠慮下さい。

・合格体験記の信頼性を保つために、合格証書など名前入りのもの、身分証明書のご提示をお願い致します。それらを、コピー・写メ・スクリーンショット(これが一番キレイに表示できるのでありがたいです)したものをご提示下さい。その際、作成者の名前や顔などはネット上に出ないように、写真に加工をしますのでご安心下さい。

・お話し頂いた内容で不明な点について、お問い合わせをすることがございます。その際にはお手数ですが、お返事下さいますようお願い致します。

・ギフトカードは、こちらがブログに掲載を完了させてから送らせていただきます。基本的には全ての方の記事を掲載させて頂くつもりでおります。しかし、話にあまりにも内容に矛盾が多い場合(過去のことなので記憶違いは仕方ないとは思います)・剽窃が認められた場合・こちらが不適切と判断した場合等は掲載をお断りし、ギフトカードはお渡しできません。


その他気になる点がございましたら、お気軽におたずね下さい。

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それでは、多くの方からの合格体験記をお待ちしております!

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