GriっとEnglish

「grit」とは英語で「やり抜く力」の意味。
英語で最も大切なのはGritだと信じています。
本サイトでは英語学習にとって役立つ情報や動画などを掲載しています。

It is better to be a human being dissatisfied than a pig satisfied;
better to be Socrates dissatisfied than a fool satisfied.
-John Stuart Mill (1806-1873) -

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カテゴリ: 独り言

今年も残すところあと今日1日!

ブログGriっとEnglishをご覧頂きありがとうございました。

本当に多くの人に支えて頂きこの一年を締めくくることができました。

ブログを通して多くの人に出会え・お話できたことが一番の喜びです。
人とのつながりを通じて、年末には音読セミナーを開催することができました。
Twitterでも幸い温かい人たちに囲まれています。

そう考えると素晴らしい一年を過ごせたと思えます。

2019年最終日のブログは英語学習継続とTOEICを絡めて記事を書きたいと思います。

今年は8月からTOEICの勉強を本格的にスタートしました。
正直これまでの人生でTOEICの勉強らしい勉強はしたことがありませんでした。

試験前にちょっと問題を解いて答え合わせをして、単語や語法を見直すくらいでした。
無勉強で試験に臨んだことも過去にはあります。
もちろん結果は振るわず・・・

今はほぼ毎日問題を解いていますし、多い時にはL&R1セット解いています。
なぜこうなったかというと、勉強することで結果がしっかり数値で表されるようになったからです。
テストを受ける度に点数が上がるって楽しいです(最高は970。940を取ってから一旦895まで落ち、950→965)。

点数が上がると、得たもの(積み上げたもの)を失いたくないという気持ちになります。
そして、「勉強は絶対しないといけない」という、いい意味での強迫観念みたいなものが働きます。

Twitterで日々の勉強の様子を載せてるのもいい具合に働いていると思います。
ウソついてしまえばそれまでなんでしょうけど、やっぱりウソは載せたくない。
すると、やっぱり疲れてても、映画をみたくても、我慢して少しでもTOEICの勉強をします。
その少しが結果的に実を結んでくれているのかな、と思います。

ここまで読まれた方は、「勉強が目的になってない?」と思われる方もいるでしょう。
その通りなのですが、点数が少しずつアップし、結果が伴っている点について私はかなり幸運だと思います。
結果的にそれが私のモチベーションを上げてくれている訳で。
勉強自体を目的にするのも、あながち悪いことではないのかも知れません。
TOEIC学習者の中には勉強をしてもスコアが上がらないと悩まれてる方もみえますからね。
私も勉強してないクセにスコアがアップしないことにクヨクヨしていたこともありましたけど(そりゃそうでしょ)。

色々な要因がうまく回って、挫折せずTOEICの勉強を継続できている訳です。

次に、継続したことで思わぬ対価が得られた話です。
TOEICの勉強を続けて、少なくともTOEICでは3人の人を追い抜きました。

一人目は、主婦先生。
この人は実は英語教師歴の長いベテランさんで、産休明けで仕事に復帰されました。
私は新人として、その方は産休明けということで一緒に研修を受けました。
でも勉強していないのか、私が入社した時から一向にTOEICスコアが上がっていません(ひょっとしたら下がっているのかも)。
TOEICスコアが全てではありませんが、TOEICという一つの物差しで見た場合、私はそのベテラン先生を逆転することができました。

二人目は、同僚の先生。
この方は私のほぼ同期で、入社早々TOEIC950をクリアされました。
しかし、この先生は普段全く勉強しません。
結局その後何年経っても955までしかスコアが上がっていないそうです。

余談ですが、この方は非常に明るく素晴らしい先生でみんなにも好かれています。
一方で、先述したように、全然勉強しないのが欠点です。

私は教師なら勉強をするべきだと常に自分に言い聞かせています。
少し厳しいですけど、私は勉強しない先生は全力で軽蔑するし、生徒さんに対して不誠実だ、と言い切ります。
勉強しないのに生徒さんに学習アドバイスをしていく訳ですからね。

そんなんで、その人はウサギとカメのウサギみたいな存在でしたが、カメの私は彼女を抜き去ることができたのです。

三人目は、知り合いの人です。
その方とはTOEICスコアも同じ感じです。
しかし、その方は試験前に勉強するだけなので、一旦ピークを迎えた後、現在はどんどんスコアが下がってしまっています。
「なかなかモチベーションがあがらない」がその人の口癖ですけど、それでもやり続けるしかないよねってお互いに話しています。

この三人の例が少し嫌味に聞こえたら申し訳ないです。
私がここで言いたかったのは、あくまで勉強の継続の重要性です。勉強を続けてきたことで、振り返ってみたらライバルと思っていた人たちより、TOEICにおいては少なくとも一歩先に進むことができていたということです。

もちろん、世の中にはTOEICの猛者がいて、努力も私の及ぶところではない方もみえます。
また、上記した三人は私が努力したというより、若干自滅してる部分もあるので、私がデカい顔できる立場ではないことは理解しています(笑)

最後に、TOEICの目標についてです。
私は自分の中で、990点を取れる自信があります。
もちろん、よく解答ミスをしていますし、他の方の例を見ていても分かるように、私が今後伸び悩む可能性もあります。
ただ、いつかは取れるだろうという確信はあります。
問題は、それをいつ取るかということです。
取るなら早く取らないといけないと思っています。

これは英検1級の時もそうでしたが、私はアレコレ手を広げてすることができない性格です。
国連英検にもチャレンジしたいですし、通訳案内士の資格も取りたいと考えています。

ですから、早くTOEIC満点を取って次のステップに進まないといけないと考えています。
しかし、国連英検や通訳案内士は、TOEICのように年に何回もチャンスがある訳ではありません。
ですから、TOEICと並行してこれらもしていく必要もあるかも、と思っています。

いずれにせよ、TOEICの学習はしっかりやっていきたいと思います。

最後に。
改めて、今年ブログをお読み頂いたり、温かいお言葉をかけて下さったみなさんには感謝申し上げます。
一人でも多くの方と、今後も触れあい、一緒に目標を達成できれば幸いです。

来年もよろしくお願い致します!



多読に関する本を最近読んでいて、その中でよく取り上げられている本が斎藤兆史(よしふみ)氏著『英語達人列伝 あっぱれ、日本人の英語』です。

英語達人列伝―あっぱれ、日本人の英語 (中公新書)


ようやく先週入手し、少しずつ読んでいます。
英語をマスターした偉人たちの英語の勉強法が載っていると思ったら、意外に伝記的性質が大きく、それはそれで面白いなと思いました。
一人一人に関する内容がコンパクトにまとめられて空き時間にサッと読むことができます。

登場人物としては

新渡戸稲造(教育者・思想家・農学研究者)
岡倉天心(思想家・文人)
斎藤秀三郎(英語学者・教育者)
鈴木大拙(仏教学者)
幣原喜重郎(外交官・政治家)
野口英世(医学者)
斎藤博(外交官)
岩崎民平(英語学者)
西脇順三郎(詩人・英文学者)
白州次郎(実業家)

です。

私が尊敬する野口英世についても書かれており、彼の裏の素顔?についても知ることができました。
彼はやっぱり子供のころから頭がよかったんやな、ってこれを読んで思いました。
それに我われの想像を絶する努力が加わり、医学者として大成したんですね。
彼がマルチリンガルだったことをこの本で知りました。

野口英世は学問・努力については天才的だったのでしょうが、人としてはかなりのダメ人間だったことも書かれています。
まぁそんな内容は小学生が読むような本には書かれていないです、さすがに。
そんな彼の一面も知ることとができよかったです。
やはり野口に対する尊敬の念は変わりませんけどね。

本書は読者が読みやすいように書かれています。
たまに見られる筆者の達人たちの思いも、読んでいて面白いです。

英語の勉強の合間に、あるいはモチベーションのアップにぜひお勧めの一冊です!

斎藤兆史氏について
栃木県宇都宮市生まれ。栃木県立宇都宮高等学校東京大学文学部英語・英米文学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専攻修士課程修了。東京大学助手を務めた後、米国インディアナ大学英文科修士課程修了。1990年東京大学教養学部専任講師、1992年、同助教授、1997年英国ノッティンガム大学英文科博士課程修了(Ph.D.取得(Style and Creativity : Towards a Theory of Creative Stylistics))。2007年東京大学総合文化研究科准教授。2009年7月、同教授。2011年10月東京大学教育学部教育内容開発コース教授。
(Wikipediaより抜粋)

うちに小2の息子がいます。

3歳まではほとんど言葉を発さず、4歳になってからようやく話すようになるまでは、将来どうなることかと親としては肝を冷やしていました。
生活環境が変わったら話すようになり一安心でした。

今はアホみたいに話します、アホみたいに。
話し相手がいなくても起きてから寝るまで独り言行っています。
う~ん・・・

息子を見ていると、日本語でもシャドーイングみたいなことは苦手のようです。
つまり聞いたものをそのまま口に出すようなことがうまくできないです。
言葉の話し始めが遅かったのと多少は関連性があるような気がします。
私が学校で教えている子たちで、息子とは逆にこういうのが上手な子たちは時々います。

だからといって、息子の言語能力が他の子より劣っているとは全く思っていません。
言語習得は才能よりも、コツコツ続けられる性格こそ大切だと思っているからです。
それに息子は何でもやりたがり・超が付く負けず嫌いなので、そこをうまく刺激しながらモチベーションを維持させています。

こんな感じで、息子には英語がイヤにならないよう工夫しながら勉強を継続させています。
生徒を見ていて英語が嫌で嫌で仕方がない子はやはり英語もほとんど身についていませんからね。

とにかく、息子は言葉の話し始めが遅かったので、英語を学ばせたいとは思ってはいましたが、それより日本語を先にしっかりさせないと英語も何もないと思い、小学1年ではまずは日本語の読み聞かせ・音読を優先的にさせてきました。

息子も2年生になり、まぁ日本語は大丈夫だろうとなりました。
ですから、私としても、そろそろ息子に英語も少しずつさせようと本格的に思い始めました。
今後は英単語や英文の音読をさせることを考えています。

実は、毎週末YouTubeで英語の単語や歌だけは聞かせてきました。
この1年間くらいです。
本当にお遊びのレベルですが、それで十分だと思っていました。
それでも意外に単語のストックができてきたので、もう少しレベルアップさせたいと思っていたタイミングが合ったのも音読させることを決めた理由です。

息子が望めば来年3年生になったら、英検5級を受験させます。
彼はやらないとは言わないとは思います(笑)
なんせやる気の塊ですからね。

そのためには単語帳が必要なのは当然ですが、なぜ音読をさせようと考えたかは、「通訳の神様」國弘正雄氏・神戸学院大学で教鞭を取られている林剛司先生・以前対談させて頂いたN氏が一様に音読の重要性を説いてみえるのに刺激を受けたからです。

今回息子の音読法・単語の学習法について書くつもりでしたが、意外に前置きが長くなってしまいましたので、改めて次回書きたいと思います。

先ほど紹介した國弘氏・林氏・N氏についてはブログにも記事を書いていますので、そちらをお読み頂けたら幸いです。

『國弘正雄の英語の学びかた』を読んで①:只管音読は普遍的な英語学習法!

『國弘正雄の英語の学びかた』を読んで②:英語はスポーツと同じ 体で覚えるもの
『國弘正雄の英語の学びかた』を読んで③:音読を重ねて文の型を身に付けよ!


Nさんの英検1級合格体験記:徹底的音読で英検合格!ー國弘正雄先生から薫陶を受けた英語人生ー


林剛司氏著『英語は「多読」中心でうまくいく!』を読んで①:学習者もそうやけど指導者こそ読むべき本やでぃ!

林剛司氏著『英語は「多読」中心でうまくいく!』を読んで②:英語の悩みお答えします、林先生が!



多読に関する関心が最近ますます自分の中で増してきました。
そこで、久しぶりに『英語多読 すべての悩みは量が解決する!』を読み返しました。

その中から、生徒が読む語数について、ここで挙げられているデータを今回はご紹介します。

なお、文字数に関しては、I go to school.で4語。You go to school.で4語。go to schoolは被っていますが、トータル8語とカウントします。

本書の中から具体的な数字として、

・中学3年間で約5,000語
・高校3年間で約25,000語
・受験用問題集1冊で約10,000万語×5冊=約50,000語

という数字が挙げられています。
以上を合計して、中高6年間で読むのは約80,000語~100,000語と計算されています。
これは、英語のペーパーブック1冊分程度だそうですね。

ペーパーブックと言っても薄いのもあれば分厚いのもあるので、一体どれくらいか調べてみました。

ネットで調べたところ、Harry Potter and the Chanber of Secrets(ハリポッターと秘密の部屋)が85,141語(85,116語?とも)と書いてありました。

ちょうど家にその本があったのでどれくらいかイメージ出来るように写真をアップしておきます。
(一応比較としてi Phoneも)
IMG_0316
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パッと見、中高6年間で頑張ってもこんだけしか読まんのか、って思いますよね。
例えば、この量の日本語の本しか外国人が読まなかったら、それで日本語はなかなか身に着かんのじゃないかなって心配になります。

従って、『英語多読 すべての悩みは量が解決する!』の著者である繁村氏らは100万語多読を提唱されています。
その具体的な理由・効果などは本書をお読み頂きたいと思いますが、100万語は上述したハリーポッターの本が約12冊分です。
100万語読めば英語力向上は1冊分より当然期待できます。
英語学習者にとって大量のインプットはとても大切ですからね。

最後に、ハリーポッター1冊分の英文しか6年間で読まないことについて私なりの考えを書いて終わりたいと思います。

中高生が英語を読む量は確かに少ないのかなとは思いますが、それでも英語力を高めていく生徒がいることを考えると、日本語の英語教育は決してダメではないと言えるのではないでしょうか?

受験生にもなれば難解な英文が読める生徒がでてきます。
これは例外的に英語が得意な生徒を誇張して取り上げている訳ではありません。

限られた学生生活の中で最大限に生徒が英語力を伸ばすにはどのようにすべきか考え改善していくべきですが、学生の英語力が低いから現在の英語教育はダメという安易な結論にいたるべきではないと思っています。

前々回のブログで林氏の著書『英語は「多読」中心でうまくいく!』を読んでその感想を書きました。

著書の中で、多くの英語学習者が持つ疑問点について、林氏が色々考えを書いてみえます。
多くの研究者や英語学習偉人の言葉を紹介してくれたり、もちろん、林氏の経験などもあり、読んでいて面白いです!

今回はその中の一部を紹介しながら、私の意見・経験を述べていきたいと思います。


暗記について

英語学習において暗記は必要かということについて。
これは結論的には暗記は必要ということです。
ただ、英文を暗記しましょうという勉強のスタンスではなく、結果的に暗記してしまうくらい音読をしましょう、ということを言っています。

私もそう思います。
暗記を目的にしてしまうと確かに英語は辛いものだけになってしまいます。
しかし、英語力を付けるための音読を行い、英文暗記がその副産物と考えると気持ちが楽になるのではないでしょうか?

私がTOEICを指導している生徒さんにも、自分一人で勉強ができなくて本当に困っている人がいます。
(笑ってしまうかも知れませんが、こういう人はメチャクチャ多くいます)
その方に、PART1の音読をどんどんするように勧めました。
その人はTOEICなのに音読するのかと引いていました。
TOEICは問題を解いてナンボって考えていらっしゃるんですよね、過去の自分もそうでしたけど。

その方は、音読はすればするほど内容が覚えられて、結果的にやってよかったと言っていました。
じゃ、仕上げとして細部まで暗記してしまいましょう、PART1の写真を見るだけで全てスクリプト通り言えるようにしましょうと勧めたら結構素直にしてくれました。
最終的に少しのミスはあったものの、ほぼ覚え切ってくれました。

この方などまさに、音読が結果的に暗記につながった好例だと思います。

読むことと話すことの関連性について

次に、読むことと話すこと、について。
この二つは大きな関連性があり、英語を話せるようになりたいのであれば、英文をたくさん読むべきであると主張されています。
また、多読によってインプットを増やすべきとも述べられています。

私も、英会話をする上で音読だけでなく多読も必要な要素だと考えています。
現在英会話学校で教えていて、生徒さんのインプット量の少なさを本当に問題視しています。

インプット量が少ないのにアウトプットができるはずもありません。
(もちろん、英語上達には音読など他にも色々な要素がありますが)
これは、多くの生徒さんを教えた経験からたどり着いた私なりの結論です。

どこで見たか忘れましたが、インプットとアウトプットは8:2か9:1くらいであるべきだそうです。
英会話の授業を1コマ1時間と考えると、単純に考えて生徒はその授業のために4時間~9時間はインプットが必要になります。
授業のためのテキストなどや予習例文を数回読むだけではとてもその量を補うことはできません。

また、生徒さんは単語が身に着かないことをよく嘆いています。
それも、読む量が足りていないのが問題だと思っています。
単語帳や授業テキストで出てきた単語も、使わなければ定着しません。
かといって、授業中の会話で使える単語などは限りがあります。
その状況下で語彙力を鍛えようと思うのであれば、やはり多読が一番だと思います。

子供はまだまだ人生始まったばかりですし、英語の本が読めるようになって先の人生を豊かにしてもらいたいと特に思います。
また、洋書・和書に限らず、本を読む人生は読まない人生より数倍も色々な意味で豊かです。
ですから、子供たちにこそ多読の習慣を身に付けてもらいたいと思います。

もちろん大人もだよー!

まとめ

今回は英語学習者が持ちがちな疑問に対する、林氏の意見を元に私も感想を書かせてもらいました。
これでも、ほんの一部に過ぎません。
著書を読んで、改めて英語学習は音読と多読が必要だと私も思いました。
私もなぜ英語力が付いたかというと、塾講をしていて、そこで寝ても覚めて英語を読んでいたからだと思っています。
難関大学の長文などは、日本語を読んでいても意味がわからない部分があります。
そのような英文の解説を生徒にしないといけない訳ですから、寝る時間も削って勉強していました。
つまり、知らず知らずのうちに多読をしていたということですね。
その結果初めて受けたTOEICは845点でした。
いいのか悪いのかはアレとして、多読をしていなかったら、この点数には到底及んでいなかったと思います。

でも、TOEICのスコアがそうでも、話すのはあまり得意ではなかったです。
というのも、私は音読をしたことがそれまでほとんどなかったからです。
今からでも遅くはありませんが、若いころもっと音読しておけばなぁって今でもよく思います。



國弘正雄氏による、『國弘正雄の英語の学びかた』の感想も今回が第3段になりました。
2週間前に図書館で借りてきてこれで3回くらい読みましたが、何回読んでもわくわくします。

今回は音読と文法の関係性について書いていきたいと思います。


英語の「型」について


國弘氏は、

「「音読」を重ねれば、文法も身につく」

と結論づけています。

國弘氏は同時通訳の神様として知られ、音読の重要性を常に強調されている方ですが、文法の大切さももちろん主張されているのですね。

國弘氏は本書の中で、英語を使ったり理解するための「型」という言葉を何度も使っています。
主語・動詞・目的語・修飾語を意識しながら、まずはその「型」をしっかり形成すべきだと言っています。
英語の基本的な「型」を身につけていくことが必要で、そこから少しずつ複雑な「型」を増やしていくべきと結論づけています。

「型」という大枠があってそこに細かな文法が収まるといった感覚でしょうか。
少なくとも私はそう受け止めました。
例としては五文型が分かりやすいですが、國弘氏の主張は必ずしも五文型のことだけではありません。

國弘氏は、自分が使えない「型」を知識として持っていてもダメだと述べていますが、その意味ではやはり高校英語の文法の授業はまだまだ偏っていると私は思ってしまいます。

高校生から話を聞くと、授業内容が昔よりだいぶ改善されたようではありますが、文法の授業は文法問題を解くための色合いがまだまだ強いです(いつも言いますが、これは先生や学校を責めている訳では無いっすよ!)。

ちなみに、使えない文法と聞いて、個人的にいつも思い出すのがくじら構文です。
A wahle is no more a fish than a hourse is.
みたいなのが8パターンあるアレです。

もちろん大切な文法ですから正しく理解すべきですし、くじら構文が無意味と思ったことは一度もありません。
だって、本や論文を読む時にくじら構文が使ってある場合、それを知らないと意味がわからないですからね。
むしろあのごちゃごちゃしたのを体系的にまとめた先人たちはすごいと思います。
こんな風にまとめるのもいかにも日本人らしいなって思ったりもします。

しかし、生徒がくじら構文で苦労する様子や何度問題を解いてもなかなか身に付かない様子を見ていると、やっぱりまだまだ高校の英語教育って抜本的に改善が必要だって思います。

話が脱線しましたが、國弘氏は、音読をすることでこの「型」を増やすべきだと言っています。

國弘氏の本を読んで、文法と「型」というものは似てはいるけれども、しかしそれは別物と認識すべきということが学べました。
細かな文法よりもまずは型を意識すべきということですね。

私の指導上の経験①

國弘氏の「型」ということに関して、私にも指導上の経験があります。

一つ目は英検対策の整序問題です。

英検4級と5級は整序問題があります。
この級の受験者の多くが小学生です。
小学生は文法を勉強していないか、していてもその時習ったものや繰り返ししたものは覚えていますが、一度しか習っていないものは忘れていきます。
これは大人もそうですけどね。

こういう子たちでも、英検の整序問題はよくできたりします。
彼らは文法的な説明はできませんが、正しく文を作って正解できています。
これも國弘氏のいう「形」ができているからですね。

面白いことに、間違えた問題も何度か音読した後に暗唱までさせれば、次の週に確認した時には少なくとも同じ問題を解くことができるようにはなります。
これも音読で「形」が身に着いたということですね。

このような例からも英語は「型」が先で文法が次であるべき、ということが分かります。

私の指導上の経験②

最近小学校の低学年の生徒に、be動詞の使い分けを教えています。
be動詞の現在形はis、am、areの3つで、I や you などの主語によって変わるという説明をしてしまえばそれだけです。
もちろん、しようと思えばいくらでも他の説明もできます。

生徒によくあるパターンとして、be動詞の現在形はいくつあるかと聞くと「3つ」と正しく答えられます。
また、be動詞の疑問文はどこに置くのかと尋ねると「主語の前」と答えられます。
更に、この否定文はどうなるのかと聞くと「be動詞の後にnotを置く」と答えることもできます。
しかし、整序問題をさせるとできない生徒がいます。
結局これは、先生が求める答えを生徒が覚えてるだけで、「型」は身についていない訳ですね。
こうなると文法が分かっているのか、という問いに対する答えが難しくなります。
生徒は一応文法的な質問には答えられている訳ですからね。

話が少しそれましたが、そんな経験から現在be動詞を教えている生徒には、理論的な文法を教えるよう理もパターンプラクティスをさせながら音読をさせ、「型」を飲み込ませることに力点を置いています。

ちなみに、その生徒は、be動詞は今ならほぼ間違えなく使いこなすことができます。
be動詞の説明はできないでしょうが(笑)。
それはもう少し先でいいかなと思っています。

ところで、彼はその「使えるようになった英語」を母親に披露していました。
本人も誇らしげでしたし、お母さんも一応喜んでくれていました。
このお母さんの残念な点として、子供ができてるのにあまり感情を表さないことです。
性格がもともとそうなのか、たったのbe動詞と思っているのかも知れません。

子供はお母さんが自分のことで喜んでくれるのが大好き!
それなのに、お母さんが淡々としているようでは子供がかわいそうです。

この生徒の素晴らしい点として、同じような内容でも繰り返し粘り強く取り組める性格であることです。
口頭英作文で、ミスをしないようにすることにゲーム性を感じ、数分前の自分と勝負している感じです。
この性格でなければ、短期間で今回のような結果は出せていなかったと思います。
基本的なこと、同じことを嫌がる生徒はもちろんいます。
そこでモチベーションが下がると、明らかに理解に差がでてきますからね。

ところで、be動詞くらいと笑わないで下さいね。
英語教育に携わっている方なら痛いほどわかると思いますが、高学年であっても何となく英語をしているだけでは、例え文法の授業を受けていても、be動詞を主語に応じて正しく使うことができない子はかなり多いです。

私の指導上の経験③

最後の例として、文法の授業を受けている生徒で、単語の意味がほとんど分からない・品詞の認識が何となくでさえもついていないという生徒がいます。

「品詞の認識」ですが、動詞・前置詞という用語を知っているとか、showには名詞と動詞の用法があるということではもちろんありません。
少なくとも「you(代名詞)とis(be動詞)が別物」という感覚を持っているというレベルの話です。

そうでないと、例えば整序問題(整序問題の例ばっかりやな!)で「あなたは生徒です」とう文を作る場合に、「a is student you are.(isはダミーだよー!)」みたいな文を作ってしまいます、割とマジで。

これは生徒の頭がいいとか悪いとかそんな問題では全くないですし、英語が得意・不得意とかでもありません。
単に「型」まだできていないだけの話です。
このような子たちが、英語嫌いにならないように・自身をなくさないように接していますが、このようなことが何回も続いていい気分はしないでしょう。
こちらも授業の工夫・さりげない精神的サポートが必要です。

まとめ

今回國弘氏の本を改めて読み返し、私自身文法と型の違いをしっかり認識しながら指導にあたるべきだと反省しました。

今子供の英語学習熱は高いですが、慌てて英語の文法や会話に走るのには極めて反対です。
しかし、親も親も英語をしないと将来ヤバいと思っていますし、確かに英語はできた方が実際に有利になると思います。

大人も子供も英語を勉強していくのであれば、細かな文法も大事ですが、それ理解・使用できるようになるだけの土台となる「型」を音読によって身に付けるべきですね。
もちろん多読もしましょう!

先週林剛司氏による『英語は「多読」中心でうまくいく!』を図書館で借りてきて今週読みました。
まだ読み終わっていないのですが、すごくいい本だと思うので、このブログで紹介したいと思います。

英語は「多読」中心でうまくいく!



林剛司氏について

1973年、石川県生まれ。早稲田大学卒業。埼玉大学大学院修士課程修了。学習院大学大学院博士課程 単位取得退学。現在は神戸市内の大学で講師をされています。Asahi Weeklyに「放課後ブッククラブ」という連載を書かれています。訳詞家。翻訳家。教育家。通訳の神様國弘正雄氏とも國弘氏が生前交流をお持ちだったそうです。

詳しくは林氏のブログをご覧ください。
林 剛司のBlog

林氏はTwitterもされています。

全体的な感想(主に文法にいついて)

この本についての率直な感想ですが、英語学習者なら絶対読むべき本です!
学習者だけではなく、英語指導者も読むべき本だと断言します!

多読についての本ですが、英語学習についても様々なことが述べられているので勉強になります。

特に私がいいと感じたのは、著名な英語教育者による、日本の英語教育についてのコメントがたくさん紹介されているところです。
それらは生きる我われにとっても十分納得させられたり、考えさせられたりする主張ばかりです。

例えば、文法が嫌いな学習者なら文法の必要性がよく理解できるので、文法に対する考えが変わるかも知れません。
学生時代の学習経験から、文法は細かいルールをイチイチ暗記しなけらばならないものと考えている方は多いのではないでしょうか?
文法が英語学習の効率を上げてくれるということが、ちゃんと本の中で理由付けされています。

逆に、英語指導者なら、生徒の「なんで文法を勉強しないといけないのか」という生徒からの問いに、納得できるように答えてあげられるようになるはずです。

つまり、英語に携わる人が抱える疑問の答えはずっと前から出ている訳ですね。
その答えが、林氏の本を通して知ることができます。

英会話学校について

林氏は第1章で、英会話学校ついても言及されています。
林氏のお知り合いのネイティブの教師や、そのた著名な英語指導者の意見を通して英会話学校に依存する学習者の問題点を指摘しています。
私自身英会話学校で教師をしているので、「そう、その通り!」と思わずにはいられませんでした。

ここからは私の意見ですが、悲しいかな、英会話学校に行くだけでは英語力なんて全く付きません。
これは私が英会話学校で何百人という生徒を教えてきて経験している事実ですから間違いありません。
(もちろん、色々な理由でお通いになる生徒さんがいますから、英語力のことだけを捉えて英会話学校を批判するのはフェアではありませんし、英会話学校にももちろん通う利点はあります)

林氏は英会話学校に通われたことがないということですが、英会話学校の実情をよくご存知だと思いました。
これから英会話学校に通おうかお考えの方は、その前に一度この本を読んでから考えても遅くはありません!

私が考える、英会話学校の役割については、國弘正雄氏についてのブログを書いた時に言及していますのでそちらをご参考下さい。
『國弘正雄の英語の学びかた』を読んで②:英語はスポーツと同じ 体で覚えるもの

まとめ

ざっくりとした、感想で申し訳ないでが、一人でも多くの英語学習者が林氏のこの本を手に取り読んで欲しいと心から思います。
また、この本についての感想などは今後もまた書いていきたいと思います。

おまけ(多読・音読について)

私は英会話学校で会話を中心に生徒さんを指導していますが、なかなかみんなの英語力が伸びていかずモヤモヤした毎日を過ごしています。

そんな中多読について知ったのは、Amazon Primeで読んだ、繁村和義氏らによる『英語多読 すべての悩みは量が解決する!』です。

英語多読 すべての悩みは量が解決する!


(以下がそれの本について書いたブログ記事です)
『英語多読 すべての悩みは量が解決する!』繁村 一義 (著), 酒井 邦秀 (監修), NPO多言語多読 (その他)でした。

それを読んでから、ずっと多読の魅力・重要性に取りつかれています。
また、最近は音読の重要性をひしひしと感じています(最近かい!)。

林氏は音読の重要性についても言及されていますから、その辺りのことについては今後書きたいと思います。

前回に引き続き、通訳者の國弘正雄氏著書『國弘正雄の英語の学びかた』の感想を書いていきたいと思います。

前回書き忘れましたが、國弘氏は「英語を「只管朗読」することこそが、英語を習得する唯一の道である!」と断言しています。
これだけ通訳の第一線で活躍された方が言われるのですから音読の効果は疑いもなく、多くの英語学習者が國弘式勉強法に魅了されるのだと思います。
実際私もその一人ですしね。

さて、今回は國弘氏が、英語学習をスポーツや楽器と同じだと言っていることについてです。
この点について、私も同意しています。
というか、英語教育に携わる人なら反対する人はいないでしょう。


英語学習とスポーツの関係性

國弘氏は、
「理屈」や「ルール」というものは、身体機能として体に覚えさせてこそはじめて役に立つのであり、机の上で学んだ知識だけでは、知っているだけで使えないただのうんちくになってしまうのです。
 そこで、「英語をひたすら音読することによって、理屈を体に内在化させる」ことのできる「只管朗読」を私は提唱するのです。

と著書の中で述べています。
繰り返しになりますが、まさにその通りだと思っています。

私の体験談

先日ピアノを5~6年習っているという小学生の子に、ピアノを弾く時は次にどの鍵盤をたたくのか考えているのかたずねてみました。
彼女によると、もはやそれは体が覚えているので、考えることはないと言っていました。

今はもうプレーしていませんが、私もサッカーを数十年してきました。
ボールを蹴った際の回転のさせ方や止め方は今でも体が覚えています。
本当にたまにしか最近はボールを蹴りませんが、まずまず自分の思ったようにボールを扱えます。
体力や筋力は落ちてしまいましたが、意外に技術は昔のまま残っているものです。

このような例からも、國弘氏が言うように英語もスポーツや楽器と同じだと言えると思います。

英語学習における練習と試合の場

ここからは、完全な個人的意見ですが、英語学習もスポーツにおける試合と練習のような側面があると考えています。
スポーツの練習が体力や技術力の向上を目的としているのならば、英語学習は音読・語彙力強化・文法学習などが英語学習における練習に当たります。

スポーツの試合や大会が練習で取り組んできたものの発表の場であるならば、英語学習は職場でのやり取りや英会話学校での授業などがそれだと思います。
(英会話学校での授業も練習の一部と言われればそうなのですが、私の知る限りほとんどの人は授業外では実践的に英語を使うことはありません。従って、英会話学校が練習というよりむしろ試合や大会と位置付けた方が多くの人には当てはまると考えています。)

それが、英会話スクールでは、普段の予習や理解がおろそかな状態で授業に来る人が多いのが事実です。
スポーツでいうなら、練習も満足にせず試合だけをするみたいなものです。
試合(授業)だけに参加して、技術(英語力)が向上するはずもありません。

もちろん、娯楽として英会話を楽しむならそれでもいいかも知れません。
しかし、スクールに来るほぼ全員が当然英語力アップを目指されています。
そうである以上、英語学習者は練習の場と本番の場とを分けた取り組みが必要になってきます。

英会話学校に通ってはいるものの結局は英語が身に付かないという場合、このようなことが往々にして起こっているのだと思います。

スクール側はそういうことをしっかり生徒に理解させることが必要ですし、生徒はそういうことを理解した上で自学をしっかり行わないと、お互いに取って臨むような結果は得られないでしょう。

まとめ

國弘氏の英語とスポーツ・楽器演奏の例えは本当に納得です。
それに伴い私個人の意見、英語における練習の場・本番についてもコメントさせて頂きました。

次回は音読と文法の関係について書きたいと思います。

今日地元の図書館でたまたま和田秀樹氏著『英会話は時間のムダ!』(ゴマブックス株式会社)という本を見つけました。
それについてちょっと書きたいと思います。

英会話は時間のムダ! 大人の英語は「読み書き勉強法」でうまくいく

著書の内容については、個人的に同意できる部分がいくつかあり(否定的な部分も多々ありましたが・・・)、今回はその内容について私の考えを述べていきたいと思います。


和田氏について

筆者の和田氏について、以下に簡単に紹介します。
和田氏は東大医学部出身の精神科医です。
精神科医であるにも関わらず、大学受験に関する多くの本を書かれています。
私も以前高校生の受験指導をする際に和田氏の本の内容を参考にしたことがあります。
私の知る限り、大学受験についはかなり著名な方です。

英会話は時間のムダということについて

和田氏は、「「英語を学ぶなら、まず英会話」は大間違い!」といきなり言っています。
「まず英会話は大間違い」これは私も賛成です。

私が勤務する英会話学校には初心者の方も多くいらっしゃいます。
みなさん英語を話せるようになりたいという前向きな気持ちを持って通ってらっしゃいます。

しかしそういう方は、お持ちの語彙数が少な過ぎたり、中一初級レベル(例えば、be動詞と一般動詞の使い分け・代名詞の使い分けなど)の文法も知らない状態です。
先日は want to(~したい)も忘れていらっしゃる方と授業をしました。

文科省は現在900~1000語を指導語彙と定め、必修語を100語としています。
(こんなに少ないんや!)
文部科学省ホームペー『中学校学習指導要領における語彙数の変遷

この方たちの知識不足をを責めるつもりは全くありません。
私は中国語を大学時代に習いましたが、今ではすっかり忘れてしまいました。
言語は使わなければ忘れるのは当然で、私も中国語だけではく英語についても忘れる経験をしています。
ですから、言語学習において「知らない・忘れた」というのは全く問題ないです。
それをどう補っていくのかが問題な訳で。

しかしこのように、語彙力・文法力が全く不足しているのに、いきなり英会話をスタートしようというのは賛成できません。
日本人の幼児が日本語の語彙力が全くない状態で会話を成立させることはできなのと同じです。

このような状況下で、思考力は大人レベルで語彙力は幼児以下の場合何が起こるか。
授業中に話せなさ過ぎてモヤモヤしますし、結局伝えたいことは英語では諦めて日本語で伝えてしまいます。

これでは、コスパが悪過ぎです。
このような方がコースを終了されても、その時残るものは不完全燃焼感や自分には英語の才能がないという自虐的意識ばかりです。

余談ですが、この件について英会話学校に罪はないとないと思っています。
英会話学校では、どのレベルの方にでも英会話を楽しんでもらおう、英語力を付けてもらおうと、生徒の立場に立ち、一生懸命取り組んでいます。
英会話学校のテキストや授業は、(スクールの質にもよりますが)様々な観点から学習者を観察し、生徒のためになる内容を提供しています。
これは少なくとも英会話学校に勤務する私としては正直な意見です。

今回の私の主張

上記を鑑み、今回の私の主張は以下の通りです。

英語学習をスタート・再開するなら、少なくとも基本語彙1200語~1300語は覚えましょう。
英語学習をスタート・再開するなら、少なくとも中学で習う文法は8割覚えましょう。

全ての英語学習はここから始まると思っています。逆に、それくらい基礎を作っておかないと、英会話やTOEIC・TOEFLは伸びていきません。

最近、山口真由氏著『東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』を読んでいます。

山口氏は、東大を主席で卒業され、財務省で務めた後現在は弁護士やコメンテーターとして活躍されています。
一度はメディアで山口氏をご覧になった方も多いと思います。

その中ででてきた「ファインマン効果」についてご紹介します。


東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法



■ファインマン効果
書籍の中で書かれていることを要約すると、ファインマン教授という著名な教授は人物的にも素晴らしいし、授業も分かりやすい。しかし、生徒達の成績は全然ダメで、生徒達は結局彼の授業を聞いて分かった気になっていたが、実は理解していなかった、という内容です。

結局いい授業を受けているだけではダメで、自分が勉強しないと成績は上がらないということです。

もちろん、教え方の上手な先生のおかげでその教科が好きになったり、どんどん勉強に集中できるようになるということがあると思いますから、そのようにモチベーションを上げてくれる先生の存在は重要です。

ただ、生徒にとって大切なのは、そのような先生からもらったやる気を授業内で終わらせず、例えば成績を上げるためならそこから自分で努力していくということですよね。

私はこの事実には気付いていましたが、それが「ファインマン効果」と呼ばれるということは知りませんでした。


■山口氏提唱の7回読みについて
山口氏の7回読みというテクニックは大いに賛成できます。

英語の単語帳がまさか7周すれば全ての単語が身に着くほど甘くはありませんが、最初は覚えようとせず何度も触れいくうちに単語が覚ぼわっていくという点では、山口氏と言ってることは同じだと思います。

私は英会話スクールで中学生に英語を中心に教えていますが、昔塾講をしていたので、他の教科も勉強の仕方をアドバイスしています。

どの教科も成績が上がらない子は、結局同じことを何回もやるということが恐ろしくできていません。
テスト範囲を1周すらできてない生徒がいます。
それでは、もちろん点数はあがりません。
絶対的勉強量が問題と言えばその通りなのですが。

私も通訳案内士のために現在勉強をしています。
YouTubeで世界遺産や城郭などを見ていますが、やっぱり何回も気負わず見ることで、少なくともそこで紹介されているものは覚えてしまいました。

結局みなさん繰り返し勉強することで成績を上げているのでしょうが、山口氏のような経験と実績がある人が言うと説得力があるのでしょうね。



■山口氏はGritな方
それにしても、山口氏の決めたらとことん勉強する、というのも大切な才能だと思います。

昔コンビニで働いていた時に、物知りな人がいました。
確かに浅く広くなんでも話に付き合える人でした。
記憶力はまぁまぁいいんだなって思います。

でも彼の欠点は、継続が全くできないこと。
何か始めるのですが、ちょっとしたらすぐ止めてるんです。
「僕は京大に行くくらいの地頭のよさ」と言ってましたけど、結局地元のFランを留年・中退してます。
継続できない人の末路ってこんなんか、って実感しました。



■まとめ
今回は山口真由氏の『東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』をご紹介しました。
ファインマン効果について、読者の方にも意識をして頂けたら幸いです。

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