GriっとEnglish

「grit」とは英語で「やり抜く力」の意味。
英語で最も大切なのはGritだと信じています。
本サイトでは英語学習にとって役立つ情報や動画などを掲載しています。

It is better to be a human being dissatisfied than a pig satisfied;
better to be Socrates dissatisfied than a fool satisfied.
-John Stuart Mill (1806-1873) -

英語の学習アドバイザーをしています。
英語の質問・英会話のパートナー・英検・TOEICなど資格試験のアドバイスもしています。
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2019年03月

KUMAATATIONさんは、現在鹿児島にお住まいの27歳。英検1級には2018年度3回目試験で合格されました。TOEIC985点獲得されています。娘さん一人、息子さん一人のパパさんでもあります。Twitterをご覧いただければ分かるように筋肉モリモリのマッチョメン。営業のお仕事をされているそうですが、話し口調はハキハキ、それでいて物腰柔らかでした。対談は予定していた1時間を超えるものになってしまいましたが、終始気持ちよくお話をさせて頂くことができました。

KUMAA NATIONさんは試験中に色々起こって(起こして?)しまいましたが、結果的に受験者にとって目からウロコの体験を色々されました。受験者が結構気になっていることをご自身の体験を通して話して下さりました。

ではでは、学べることが多いKUMAA NATIONさんの合格体験記をお楽しみ下さい!

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(自宅で筋トレ中のKUMAA NATION様)



はじめに

GriっとEnglishでは、「英検1級のようなレベルになると、教師は英語を教えることも大切だが、いかに生徒のモチベーションを上げて本人に勉強してもらうかも大切と思っている」というブログの趣旨をお伝えしました。それについてのKUMAA NATIONさんのお話です)
私は中学~高校の時、一応中高一貫の進学校だったのですが、成績は落ちこぼれで教師との折り合いも悪い学生でした。親大学の教授の息子と喧嘩したというだけで一方的に何十発と殴られたこともありますし、3者面談の場では面と向かって「お前みたいなやつはどこの大学にも受からない」と言われたこともあります。当然のように腐りきっていたのですが、高校2年の秋に入った予備校の先生達には勉強面はもちろん、モチベーションアップという点でも非常によくして頂き、周りの友人達にも助けられ自分でも勉強するようになりました。結果、早稲田大学、九州大学共に現役で合格できたので、やはり先生の質・相性というのは非常に大事だなと思います。(ちなみに上記の学校の教師に「受かりましたけどね」って嫌味を言いに行こうとしたら母親に先を越されていました笑)

1級を目指したきっかけ

まず英検に限らず、英語の勉強を集中的にやり直したのはこの1年半位だったんです。

2017年の10月に鹿児島に転勤したのですが、息子の出産(20186月)のために福岡へしばらく里帰りする期間があり、鹿児島に一人でいる時間をどうやって使おうかと思った時に、もう一度英語を勉強し直そうと思ったのがきっかけでした。まずはTOEICをやるようになり、半年くらいで770895に上がりました。英検は15歳の時に準2級を取り、16歳の時に2級に落ちて以来受験していませんでしたが、久しぶりに2018年第一回の英検準1級を受けて、無事合格しました。その後、特別な対策はしなかったのですが、8月のTOEICでスコアが一気に895から950まで伸びたんです。英検はTOEICと違い合否があるので、合格するためにそれまでの半年と比較しても集中的に勉強したことがTOEICにもいい影響を及ぼしたのだと思います。思えば5~7月は仕事が忙しく、退社が日付を回らない日の方が珍しいくらいでしたが、その時間からでも24時間営業の喫茶店等で勉強していました。

その後再度TOEICに戻ったのですが、TOEIC(うちIP1回)で985985975990点の壁に跳ね返されるようになりました。過去の経験(筆者注:英検準1級対策がTOEICに好影響を与えたこと)もありますので、英検1級を受けることで、それまでTOEICでは何となく済ましていた文法や単語の向上を図ろうと考えました。ついでに(TOEIC960とか940なら英検の何級合格かみたいな、TOEICと英検がどんなふうにリンクしているかみたいな表がありますよね。それで、TOEICがある程度を超えていたというのも背中を決断する一因でした。

『参考資料:文部科学省『各資格・検定試験とCEFRとの対照表』

もう一つは、自分が今やっている筋トレもその一環ですが(筆者注(不要かも):KUMAA NATIONさんはマッチョメン)、子供の頃から「筋骨隆々、英語に流暢」、というような理想の大人像みたいなものがあって、そこに近づくためにやっぱり英検1級取得を実現しようと思ったのも目指したきっかけです。昔はTOEICなんて知らなくて、英語が流暢≒英検1級というようなイメージがずっと頭の片隅にありました。

実は2018年第2回試験も受けたのですが、その時は試験約3週間前に申し込み、試験当日もライティングは全く解かずに、リーディングとリスニングだけどんな感じか知るという目的でした。でも、いざ結果が出ると悔しさが大きかったです。というのも、結果として落ちるのは間違いなかったのですが、自分では勉強時間がダイレクトに反映される単語は多少低いけど、長文読解で盛り返してリーディングとリスニングは合格圏内の点数、というイメージだったんです。しかし蓋を開けてみるとそれ以外のリスニングも長文読解も650点を切っており、認識の甘さを痛感しました。結果的にリベンジに燃えやる気が出ましたので悪いことではありませんでしたが。


勉強の仕方

129日にTOEICが終わり、まずは2018年第2回に(1級を受けて)ボロボロだった単語を上げるため(長文読解、リスニング、ライティング全部一旦置いておいて)ひたすらパス単をやり込みました。コツとしては、単語の語源をインターネットで徹底的に調べて、それをパス単に書き込んでいったことです。なぜそうしたかというと、2018年第2回の時にも単語は再頻出単語1000個弱を記憶していたのですが、その後2ヵ月くらい空くと、英検用に新しく覚えた単語は2/3以上頭の中に残ってなかったからです。仮に今回落ちて再受験となってもその繰り返しになることは避けたかったので、なるべく頭の中に残るようにといくつかのサイトを調べました。すると、語源や関連単語から理解すると腹落ちしやすいという説があり、それに賭けてスマホ片手に調べられるものは全て調べました。結果的には大正解だったと言い切れます。
単語を最優先した理由は、長文読解に出てくる難解単語もパス単に載っているので、それが分かっていないと単語以外の苦手ポイントを炙り出せないと思ったからです。ジャパンタイムズの語彙問題完全制覇も買い、試合勘を身に付けるために多少はやったのですが、参考書はほぼパス単一筋でしたね。試験前に9割5分以上は身についていました。パス単だけに集中した期間は1ヵ月弱で、正月ごろにはもちろん問題演習もやっていましたが、それでも勉強時間の比重はパス単に置いていました。

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リーディングの対策は、上記の語彙(単語)以外では試合勘を養い続けました。真面目な人は単語と並行しながら長文をやっていき、試験直前は解き終わった問題の復習をされると思います。しかし私は試験の二日前までは、毎日23題ずつ継続して解いていました。単語を優先していたので計画的にやっていなかったというのも実情ですが。(笑)このことはリスニングも一緒です。気を付けたことはとにかく長文は試合勘を養うために時間を測ってやっていました。途中で止めたくなっても、解き終わるまでは意地で止めませんでした。

リスニングはイヤホンではなくスピーカーから音を聞くということを大切にしていました、イヤホンからは音がきれいなので(筆者注:後述しますが、このこだわりは筋金入り)。不慣れな会場のラジカセとの音質の差で聞き取れなくなるのではという怖さがあったからです。私の場合は家に子どもがいるので、車の中で聞くことが多かったです。出題される問題についてはジャパンタイムズのリスニング問題完全制覇も買いましたが、途中で使うのをやめました。本番の話者に慣れるためにも、過去問題にシフトした方がよいと考えたからです。リスニングの対策は年明けからですね。

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参考書以外では、私はプロレスが大好きでして(筆者ヒント(いらんけど):KUMAA NATIONさんはマッチョメン)WWEWorld Wrestling Entertainment)というアメリカの団体があるのですが、DAZNなどで週に23回見たり聞いたりは普段しています。時間は30分とか、大きな大会だと2時間以上通して見ることもあります。ただ、試合の合間にコメントを聞く位なので、CNNなどに比べると密度は高くないですよね。なので、私は他の方の体験談を見る時、参考書以外にもCNNとかTEDを見ていたって人は凄いなーって思うんです。私は英語圏に海外留学や旅行もしたことがないですし、仕事の営業でも英語を使う機会もほとんどないので、外部からのリスニングはその程度でした。

(YouTubeより When referees fight back - WWE Top 10(カナダにいた時筆者もよく見てました!)

ライティングのメインで使用した参考書は旺文社の英検1級英作文問題です。ライティングは英検準1級位の経験しかなかったので、まずは参考書内のテーマをdisagree、いわゆるネガティブ意見に絞って一通り写す練習をした後に自分の型を作っていく練習をしました。自分にとって書きやすい型というか、言いやすい表現に絞って、こっちに書いてある表現はあっちに使えないかという風に応用するという流れです。勉強法の特徴を挙げるとすれば、私の場合は紙に書くのではなく、PCをフル活用しました。最初からWordOutlookに書くと自動的に直されてしまうので、Excelを使い、書き終わった後にOutlookにスペルチェックがないか確認する、という形です。またオリジナルの文章の場合は1Google翻訳に貼り付けて、変な和訳がされないか等をチェックしました。有料のライティングの添削サービス等は利用していません。私の場合、書く内容よりは文法や使っている単語に間違いがないかという方に重点を置いていました。

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英語の勉強のタイミングについて

私は会社まで徒歩30分なので、その間はパス単を聞き、耳に入ってくる単語を聞いて即座その意味を思い浮かべるということを往復1時間やっていました。前述したようなイヤホンの音質の理由でリスニング問題は全く聞きませんでした。あとは会社の昼休みの1時間はずっと勉強の時間に充てていました。防音の会議室があるのでありがたかったです。また、私は営業でして、車で片道2時間から2時間半かかるお客さんもいらっしゃるので、その中は車内でずっとリスニングの復習をしていました。

また、普段仕事で使用している手帳の欄外のスペースに特に自分が覚えられない単語、語源の見つからない単語を書き、数秒・数十秒でも待ち時間などのスケジュールの合間に見てミニテストのようにしていました。

一方、妻と子ども達がいるのでなかなか休日に家で勉強することはできませんでした。その時に利用したのが家から徒歩10分圏内にあるPRONTOです。自分だけ先にPRONTOへ行ってそのまま2時間くらい勉強して、後から嫁と子供に来てもらっていました。結果私は勉強できるし、妻と子どもはケーキが食べられるという風にWIN-WINの状態を作るよう心掛けたんです。それでも私がいない間は妻が2人の子どもを見てくれていたので、感謝の気持ちでいっぱいです。

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KUMAA NATIONTwitterより)


一次試験当日

試験会場は鹿児島大学教育学部付属中学の音楽室でした。鹿児島は大都市と違って、24時間400円みたいな割安な駐車場が会場の近くにあるんです。直前まで耳を慣らしたいというのもあって、公共交通機関だと直前はイヤホンしか使えないのであえて車で行き、早めに駐車して、車の中でリスニングができる環境を作りました。

試験はライティングから始めました。全く練習していない内容が出たらどうしようとか、問題文に分からない単語があったらどうしようという思いがあったので、その不安を吹き飛ばすためです。私がした失敗は(本当はそれでもよかったのかも知れないのですが)章を変える時に無駄に一行空けてしまったんですね。そのことに2/3くらい書いたタイミングで気付てしまって、全部一気に消しゴムで消しました。そのせいで想定よりも5分位多く時間を使ってしまいました。私はそれでテンパってしまったこともあり、実は300語以上書いているんです。200240語が基準ですよね?ですから試験後自己採点して一番心配だったのがライティングでしたが、結果は全項目で素点7/8でした。文字数を超えても問題はないんだなと思いました。自分を実験台にした感じですけど、今後英検を受けられる方は文字数を超えることを心配して無理に文字数に合わせるのではなく、自分にとって書きやすい主張を優先して展開してよいと思います。

恐らくライティングで書き直し・文字数オーバーというミスをしたのは、結局前日までPCを使っていたことが一番の原因だと思います。過去問にせっかく解答用紙がついているので、前日くらいはそれで練習すればよかったです。Google翻訳やOutlookWordなどを使って練習できるというのは強みだとは思いますしPCを活用したことに後悔はありませんが、同じように活用される方には直前は本番同様に紙に書くことをお勧めします。

リーディングパートでも語彙問題は正答数22/25問と出来はよかったのですが、こちらも想定より時間をかけ過ぎてしまいました。ライティング、語彙で時間を使いすぎてしまったこともあり、長文読解は正直自己採点前は自信がありませんでした。結果的にPART25/6PART38/10だったので、悪くはないと思いますが(筆者コメント:十分良かないっすか・・・)、正直半分取れてればいいかなというのが終わった時の感触です。自信のない問題でも正解していたのは前述の試合勘を養い続けたおかげだと思います。

しかし仮に長文読解が実際に半分の正解だったとしても、結果的には語彙問題に重点を置いた時間配分は間違っていなかったと(試験後ですが)わかりました。Twitterでみかんさんという方がまとめて下さっていたのですが、素点とCSEの比較を見てみると、どうも長文読解の1点も単語問題の1点も素点の扱いは一緒らしいんですね。つまりは長文読解のような水もの(筆者注:長文は出題問題の個人的な得意不得意で点数が左右されるということ)に時間をかけるより、語彙に時間をかけたことが確実に点を取ることに繋がるのだと思います。今後私が改めて英検を受けるようなことがあれば、しっかり語彙に重点を置くことで確実に合格ラインを越えられるかなと思っています。


 一次
スピーキングA
スピーキングB

(出典:みかんさんTwitter名)運営ブログ『えいごふる』より)

リスニングは大きなミスはないという感触でしたし、結果も
23/27だったのですが、途中で回答を書き直した3問が全問、書き直す前が正解でした。リーディングのように再考できるものはともかく、リスニングのように時間制限がある科目は書き直しは避けるべきリスクだと痛感しましたね。

試験は上記のように反省する点はいくつかありましたけど、一応最後まで投げだすこともなく終わらせられて帰路に就けたのでよかったかなと思います。

一次試験を終えて

自己採点の結果、過去のデータと比較してもリーディングとリスニングは合格基準を超えたと思っていました。ただ、ライティングは文字数を超え過ぎたことでどれだけ減点されるのか気がかりでした。なので、正直合格は五分五分かなって思っていました。

一次試験合格発表

結果はスマホでチェックしました。合格を知った時の心境は、ライティングの文字数オーバーが減点されてなくてよかったなという安心感ですね。リスニングとリーディングはマークミスもなく自己採点通りの結果が来てよかったって思いました。もちろん嬉しさはありましたが、それ以上にとにかく安堵感がありました。

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(KUMAA NATION様の一次試験結果)

二次試験に向けて

一次試験前には二次試験の対策は一切しませんでした。一次試験が終わってからも合格に確信は持てなかったので、一応本だけ買って斜め読みした程度です。試験が終わって合格が分かるまで2週間あるので、その間二次の勉強をして無駄になってしまうのがイヤだと思ってしまったんですね。

いざ勉強を始めると、ライティングと同様にPCをフル活用しました。準1級の時は使わず、1級で初めて使ったのですが、Google翻訳に(スクリプトを)貼り付けることによって、棒読みですが発音してくれるのが本当に効果的でした。スピーキングで使用した参考書は「14日でできる! 英検1級 二次試験・面接 完全予想問題」、「英検1級面接大特訓」、「英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現」の3冊です。

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上記参考書に関しては内容の丸暗記はせず、フレームやネタを仕入れる程度に留めました。熟考できるライティングと違い、瞬発的に意見が出せるのが大事ですからね。どんなテーマでも自分の言いやすい表現・言い回しに寄せていくという感じです。例えば、環境や教育や科学技術の問題であっても2つ目のボディーを経済の内容にすることで「経済を発展させる」という視点で理由付けしたり、模範解答が難しい単語を使っていても、自分の言いやすい簡単な単語と置き換えていました。また、序文でも「criticsは〇〇というけど、私は個人的には〇〇と思う」という表現を全テーマに適用しました。自分で25個くらいスピーチをExcelでテーマ毎に作り、後にこっちの表現の方がいいなぁと思ったらそれを全てのシートに適用させたりして、自分なりの模範解答を毎日毎日アップデートしていきました。これも紙では面倒くさいと思うのでPCの利点ですね。なお、私は練習用のスピーチのボディーは基本3つにしていました。たまに2つのものもありましたけど。

二次試験の全テーマを網羅する時間というのは特に一次試験合格後には無いので、的を絞って、特に、出やすいテーマを見極めて練習することも大事だと思います。例えば最近は、教育や医療のテーマの出題頻度は下がってきているのですが、私はその2テーマを最初練習してしまっていたんです。(事実、試験当日も出題されませんでした)そう言う意味では出題頻度二十数パーセントの政治・国際関係等から勉強した方が良いと思います。「英検1級面接大特訓」を読んでその傾向に気づき、教育と結びつけやすい環境や科学技術の練習をしたおかげでそこから1問だけ出題されて事なきを得ましたが、それ以外は政治・経済・国際関係など、頻出のテーマから出題されていました。

ネイティブとのウェブ講座のようなサービスは一切利用せず、2分間測って自学自習で練習していました。場所は営業中の車の中だったり、昼休み中に会社の防音会議室だったり。あとは妻が試験前に実家に帰って時間を作ってくれていたので、その期間は家でも練習をするつもりでした。ところが、試験直前インフルエンザにかかっちゃいまして、せっかく妻が作ってくれた時間が回復のための時間になってしまったんです。なので、ほとんど試験のための時間にはならなかったですね。

二次試験当日

福岡会場は30分前には到着したのですが、既に到着されている方が20人以上おり、待ち時間はかなりありました。緊張しましたが、(それ以上に熱が下がって2日、お医者さんからもGOサインは出ていましたが)やはりインフルエンザのことがあったので喉を回復させることに注力しました。試験会場にいたのは約1時間半だと思いますが、待ち時間はひたすら龍角散を舐め、お茶を飲んでと喉を潤そうと必死でした。

肝心の試験内容ですが、試験が終わった後は絶対落ちたと思いました。最初は自己紹介ですが、試験直前に発声練習ができなかったことが響いて全然声が出なかったんです。例えば自己紹介でもrepresentativeすら出てなくて苦し紛れにpersonと言い換えたり。ショートスピーチも色んな言葉で言い淀みながらとなり、二つ目のボディーを話している時に時間切れになってしまったんです。しかも二つ目の理由の結構最初の方、話そうとしている半分もしくはそれ以下でした。質疑応答は、試験以外で英語に触れていないという自分の弱点が露呈してしまったのですが、質問の意図がわからず何度も聞き返しました。特に3問目の質問は3回位聞き返しました。「繰り返しお願い」⇒「言い換えお願い」⇒「例えばこういうこと?」と。普通の人は5問くらい質問されるらしいですが、時間制限で私は4問目を質問されている途中で終了してしまいました。

しかし先に結果となりますが、蓋を開けてみれば
Speech:7点、Interaction:8点、Grammar&Vocabrulary:9点、Pronunciation:6点、CSE:618点で合格でした。合格理由を考えると、まず、言い淀んでしまっても諦めずに話し続けました。思いつかなかったことは別の言い回しをしたりして何とか続け、沈黙はしてもせいぜい23秒に抑えました。また、パラフレーズやリピートをお願いした後は、自分が練習したスピーチ内容になるべく近づけて話すことができました。練習したフレーズだと問題なくスラスラ出てきましたね。結果的にvocabularyinteractionの評価がよかったのはスピーチがダメだったからこそそこで気持ちが切り替えられたからかなって思います、ヤケクソというか(笑)。また、これは運だと思うのですが、私の担当の面接官は白人の男性と日本人の女性で、両方とも私が失敗や聞き返しをしても、困った顔もせずずっと笑顔で対応してくれたんです。そのおかげで萎縮せずに済んだと思います。面接官の人には本当に感謝です。

終わった今となれば、スピーチで失敗してもその後取り戻せると胸を張って言い切ることができます。
 


二次試験後

妻が(鹿児島から)福岡に帰っておりしかも試験会場から妻の実家から歩いて15分位の場所でしたが、インフルエンザだったこともあり、会わずにそのまま試験地の福岡から鹿児島まで新幹線でとんぼ返りでした。その時も妻には「たぶんダメだと思う」って伝えました。しかし「ダメだったどうしよう」というような絶望感はなく、「インフルエンザのせいだ」って責任転嫁しながら(笑)「次回合格に向け流れも勉強法も掴めたし、いい経験だった」とプラスに考えていました。

二次試験合格発表

落ちたと思っていながらも見ずにはいられず、しかし13時発表だったのですが繋がらず、スマホで何度もリロードして繋がったのが14時位でした。合格を知った時は想定外すぎて驚き、その後嬉しさが来ました。暫く経ちましたが、いまだに本当に一級を取っちゃったんだな、という感じです。英検1級保持者は雲の上の人と思っていましたし、それを今自分が持っているんだなぁという不思議な感覚ですね。どこか他人事のような夢見心地のような感覚もあって、その理由の一つは絶対落ちたと思っていたので、6月に受ける気満々だったということがありますね。悔しさが残る合格だったのも事実です。ちなみに実感を出すために、合格証を飾る額も買ってしまいました(笑)


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KUMAA NATION様の二次試験結果)

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KUMAA NATION様の総合結果)

最後にメッセージ・アドバイス

月並みな表現で申し訳ないのですし、英検に限らずですが、やはり試験中諦めないことが一番大事です。あとはTOEICの高得点にあぐらをかかずに英検用の戦術を掴むこと、特に、最初に申し上げたように、本当に英検用の単語を身につけることは大事だと思います!

終わりに

kUMAA NATIONさんの体験から英検について分かったことをまとめておきます。

・ライティングは文字数オーバーに関しては特に問題はない
・二次試験のスピーチは途中で終わっても、その内容や質疑応答などが適切にできれば、配点が与えられる

これらは受験者が気になっているけれども、なかなか得られない貴重な情報だと思います。
KUMAA NATION
さんは、一次試験は最初のライティングで途中まで書いたにも関わらず、全てを消して一から書き直され、その結果時間を5分ロスされました。しかも文字数が300文字オゥヴァー(over)。二次試験のスピーチでは、イメージの半分くらいしか話せなかったとのことですし(ボディーの2つ目の途中でタイムアップ)、質疑応答ではリピートの繰り返し。更には質問の数も通常5問くらいされるところが3問までしか最終的にはできませんでした。それでも各パートでしっかりと得点を上げられ合格を手にされています。この経験は今後受験される方にとって大きな示唆を含んでいると思います。つまり、内容が良ければ、英検は点数がしっかり与えられるということです。合格するためのテクニックは必要ですが、地に足が付いた英語力を英検はやっぱり評価しているということではないでしょうか。

また諦めないことの重要性も最後に説いてみえました。これは別の体験記に登場する方もみなさんおっしゃってます。私自身もライティングでどうしてもブレインストーミングがまとまらず予定より時間をかけてしまいました。しかも練習中を含め最低の内容になってしまったのでテンションがダダ下がりでしたが何とか試験に集中し合格しました。実はライティングは一次試験の中で一番点が取れていました(一次試験の結果の用紙はどこぞに行ってしまいました)。KUMAA NATIONさんの仰ることは他の合格者の意見を更に確固たるものにしてくれました。

KUMAA NATIONさん、本当にありがとうございました。ホークスの高橋純平を一緒に応援しましょうね!

◆その他の合格体験記も併せてお読み頂けましたら幸いです
私の英語1級合格体験記:語彙問題が25~23問解けてアイムレディーフォージイグザム!!
Sさんの英検1級合格体験記:不屈の精神が導いた合格!!
ティナさんの英検1級合格体験記:有言実行で見事英検に合格 さらにその先を目指して
私の英検準1級合格体験記:日々の取り組みがモノを言うとはこのことや!!


女性の方の体験記を書かせて頂くのは今回が初めてで、女性というだけでなぜか緊張しました(イヤ、男性でも緊張するんやけどね)。身の回りの女性と言えば、私の職場にいるあの人。キャツみたいな激烈な人だったらどうしようとかアレコレ考えてドキドキ。でもメールでやり取りしている時はこちらにとても気を使ってくれていていい人そう。メール通りのいい人であってくれ、と祈るような気持ちで対談に臨みました。私は相手の方に強く出られると、思考停止してしまい(そうでなくても思考停止してるか)仮死状態になることもしばしばで、持ち前のSUKEBE POWERが発揮できなくなります。

LINE通話に出られた女性は丁寧で明るい話し口調、自分が担当している大好きな生徒さんが持つ明るい雰囲気が出ていました。キタこれ!第一声を聞いて私の緊張はほぐれました。その瞬間私の心の矢印はネガティブではなく、ポジティブを指していました。人の第一印象って改めて大事だと学んだ瞬間でもありました。

その方、ティナさん(Twitter名)さんは鳥取出身(筆者注:ティナさんさんだと読みにくくなってしまうと思うので、以下「ティナさん」と呼び捨てにさせていただきます。せっかくご対談頂いたにも関わらず、このようなご無礼をお許し下さい)。現在教職についておられます。鳥取をこよなく愛されています。私の大学院生時代に同じ研究室にいたメンバーが鳥取出身だったこともあり、ティナさんに勝手に親近感が沸きました。対談していてティナさんは凄く生徒の面倒見がよさそうな印象を受けました。離職率が高いと言われる教育業界で8年も頑張っておられることもそれを裏付けているように思います。生徒とうまくやっていけない教師が教育業界には長くいられないのは私も経験上実感していることです。担当されている授業の予習が仕事の8割だというくらい熱心に準備をされて生徒の指導に当たられているティナさん。若干姉御肌的な印象も受けました。

 

ティナさんは有言実行で見事に英検に合格されました。これは我われが学べる点です。また、個人的にティナさんを尊敬するのは、ティナさんは英検に合格されましたがそれで慢心されることなく、その先をまだまだお考えのところです。転職も決まり、企業の英語講師・社内翻訳・海外出張の通訳のお仕事をスタートされるそうです。人生のステップアップを目指されている読者の方も多いと思いますが、ティナさんこそそれを体現された方です!

 

それではティナさんの合格体験記をスタートしましょう!


英検1級を目指したきっかけ

私は元々外国語学部で英語を専攻していたんですけれども、お恥ずかしい話、大した勉強はしていませんでした。現在外国人と国際結婚している当時の友達なんですが、その子がfacebookで「ウチの大学出身で英検1級取ってる子っているのかな」って書いてたのが凄く印象的だったんです。自分自身も大学の中ではできていた方ですけど、凄く頑張って成果を出したという訳ではなかったんです。何か目標を持ってキチっとやったというものが欲しいなとも思っており、それなら英検1級かなぁと漠然考えていました。2011年に準1級を受けたら85%くらい取れたので、次は1級かぁとも思っていました。でも仕事も忙しく、本腰を入れて勉強することもできず。仕事上、英語の勉強はしていましたが、それが1級にどれくらい対応できるかは微妙だと思っていました。1級は実は計3回?4回?、毎年1回ずつ受けてはいたんですけれど成果も結果も出ず、ちゃんとした対策は必要でした。結果は不合格Bとか不合格Aという感じでした(筆者注:英検は2016年から改訂されました。2015年度までは、現在のようなCSEは用いられていませんでした)。このままだとここが自分の英語力の天井になるなと思って、努力が大事だなって痛感したんですよ。努力を伴う勉強を今までずっとやってきたことがなかったので、ここからはしっかり自分に向き合って何が必要かを分析してやっていかないと今の自分を越えられないと思ったんです。

 

去年の秋ぐらいに転職の話がきて、英語の実力はどれくらいかと聞かれました。1級持ってるとは言いたかったけど残念ながら言えず。言えないのもくやしいなと思って、とっさに「準1級はもってるんですけど、来年までには1級取りたいんですよね」って言っちゃったんで、もうやるしかなくなってしまったんです。これが去年の11月末でしたね。それで1級を受けたら結果は何とか(合格)・・とう感じでしたね。自分一人だとなかなか決意が固まらないんですけど、人に言って逃げられなくして、もう勉強するしかない・やるしかない状況を作って、頑張るというモチベーションに持っていきました。英検準1級から1級は大きなステップですし、自分で強く意思を持たないといけないですよね。「今回は対策できてなくてダメだから次だな」、って流されてたところが今までにありました。そんなことをしてたら、かれこれ4~5年経ってしまってましたよね。そうやってくすぶる方って意外に多いんじゃないかなって思います。

勉強方法

インターネットのブログで勉強方法を調べました。問題集に関してはレビューを参考にして決めました。また、過去の受験の経験もあるのでどこが苦手かはざっくりとは分かっていました。合格できた時に取った対策は、過去の反省を生かして細かくしていきました。

英検前の準備期間が全体で
12カ月くらいしかなく、ライティングは試験直前の2週間したくらいです。ちなみに、対策期間の前半から中盤は語彙・リーディングを行い、終盤でライティング・リスニングをした感じです。

 

勉強としてまず語彙力を付けました。ネットで語数をカウントしてくれるサイトがあるので、それを使って語数を調べました。少なくとも1万語くらいあればいいんですけど、1級合格のためには自分はどれくらい必要なのか知るところから始めました。測定時1万は越えなくて、9千くらいだったと思います。12千とはいわなくても、ギリギリ1万は必要かなって考えてた記憶があります。残り数千語増やすと言っても元々知っている単語もあって、絶対無理という訳でもなく、ボーダーをあとちょっとで越えられるなとは思っていました。単語数を測定した後は、王道ですけど、出る順パス単を買って勉強しました。それを使って不足分の語彙を補うようにしていきました。スマホに音声を入れてそれを常に聞いていました。通勤は基本電車なのでその往復1時間、家を出る前などにも聞いていたりしたので、トータルで3時間はひたすら聞いていました。私が住んでいるのは田舎で、夜誰もいないので歩きながらシャドーイングしたりしていました。まずは音から覚えるということをどんどんやっていきました。ダウンロード版は英語→日本語→例文を言ってくれるので、私もそれに合わせてやっていきながら丸暗記していきました。ただ、それだと飽きやすくなっちゃいますし、単語帳って順番が同じでそのおかげで覚えたというのもあるので、mikanというアプリのパス単を途中からは使ってましたね。で一日に50200問くらいやってました。それを使えばよく間違えることが多い単語のテストもできます。それを使って、頻度と精度を上げるようにしていきました。過去問を解いてみるとmikanで勉強したものも出てきました。

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とか映画を見ててもそういう単語に出会うので、難しいとはいえどあながち英検1級単語は実用性からは離れていないんだなということを凄く感じますね。洋書とかも読むんですけど、結構頻繁に出てくるんですよ。英検1級はマニアックでそんな単語見ないよ、なんてことも聞きますけど、そんなことないですよ。ディズニーのAradinでジャファーがsinistersinister(不吉)だって言うんですけど、そうやって6歳児が見るアニメに出てくるんですよね。でる順パス単にちゃんと載ってます。オールジャンルで出てくる単語が一冊に凝縮されているのはいいのですが、単語帳というデバイスが途中から不便に感じられたので、ランダムに問題が出てくるmikanを使い始めました。


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mikanでる順パス単1級)

私が何よりも力と時間を注いだのが単語でしたし、一番できているという実感を持てたのも単語でした。当日も20/25くらい取れました。1問だけ意味は分かってるけど間違えたのもありましたが、それはいい間違え方だなって思えます。意味は分かってたけど、文意に合わせられなかったので、次は頑張ろうって思いますよね。

 

リーディングは過去問もやりましたけど足りないので、旺文社の120問のヤツをやりました。やりっ放しはいけないとも思ったので、問題を解いた後に文章を全く同じに書き移すことをしていました。英文写経というのですね。実際にれは私の中で一番ヒットしているものなんです。単語の意味が曖昧なものは意味を調べながら一行ずつ書いていくんです。一文一文しっかり意味を調べたりしながら書いていくことで内容の理解が深まるんです。英語をただ書いていくだけなんですけど、すごい勉強した感になるんですよね、時間はかかるんですけど。スピードが大事なのは分かるんですけど、どこでつまずいているのかや誤解しているところが分かるんです。旺文社のそのテキストの中からよくわからなかった文をピックアップして写経してました。意図はしていなかったのですが、これはライティングにとってもよかったです。書くのに慣れてくるので早く書くことができるようになったんですよ。写経がライティングに役立つとは思ってなかったのでビックリしました。

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リスニングのマテリアルは、私が過去に受けたもの・英検ホームページにアップされているもの・以前コピーして取っておいたものをやりました。音源がなく対策できないものが出てくるので、結局リスニングの対策は一番しなかったですね(筆者注:英検のサイトを使えば直近過去3回分のリスニングはできるが、それ以前はアップされていない)。過去問を解いてコンスタントに8割以上は取れていました。パート2が苦手で、最後のインタビュー形式の問題は得意でした。

TEDで色んなジャンルのを字幕を付けて聞いてましたが、CNNなどのニュース系はあまり見ませんでした。TEDは時間が選べるので、空いた時間に合わせて聞いていました。TEDは英検本番に比べて長いので、集中を維持するのを意識して通勤中によく聞いていました。映像は見ずに聞くことだけに集中し、分からない時は映像と字幕を見ながら確認して理解していきました。聞きっぱなしにはしませんでした。私は一通り見て分からない所に戻るというやり方はあまり好きじゃないんです。話の筋が分かってしまうと、それが聞き取れない所の理解を助けるところがあるので。分からなければその場で一旦止まって戻る、ということを繰り返してました。週に1~2回は聞いていました。それでも気分が乗らないけどTEDを聞かなきゃって時には、以前に何回も聞いたヤツをもう一回聞くとか、何かしら聞くということはしていました。映画とかドラマとかも見ますよ。NetFlixとかHuluと契約しているので、英語字幕を付けられるヤツには付けて日本語字幕無しで見ることをしてました。イギリス英語にも慣れておかなきゃならないということで、私はDownton Abbeyってのを見ました(筆者注:私も初めて知りました)。第一次世界くらいの名家の話なんです。なので、British Englishなのはもちろんですけど、社会情勢も凄く勉強になりました。英検の内容と、ドラマの内容が意外に繋がっていることがあって面白いですよね。ドラマを楽しむ意外に、イギリス英語もそうですけど、歴史背景とかも気になりだして勉強になります。やっぱり背景知識があると無いのでは、やっぱり英検の問題を解く時にも違いますよね。



(TEDより Allan Savory:  How to green the world's deserts and revers climate change(個人的に筆者の大のお気に入りスピーチ))


(Downton Abbeyより The Pamuk Scandal | Downton Abbey | Season 1

ライティングは旺文社の英作文のと、ジャパンタイムズのを2冊用意しました。私はジャパンタイムズの方が賛成反対両方書いてあるのと、個人的に使いやすかったのでジャパンタイムズの方を使っていました。しかしそのテキストは全体的な量が多過ぎるとは思いました。また、実践問題のボリュームもけっこうあって全てこなすのは厳しいなと思ったので、自分が苦手な分野の内容を写経しました。その上で、自分ならこう書くなという風に考えて、変えるところは変えながら練習していきました。

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勉強の工夫として、授業の準備時間が終わったら余った時間は何に使っていいという職場だったので、その隙間時間に長文を解いたり、解いたものの復習として写経をしていました。社会人だと仕事で忙しいと思うので隙間時間が大切ですよね。一つの空いた時間を使うことを先延ばしにすると、次もその次も、と負の連鎖になっていきます。それが積み重なって、結局休みの時にまとめてやろうと思っちゃうんですけど、それもできなかったりしますからね。まぁそれが分かってれば私ももっと早く英検に受かってたんでしょうけどね(笑)。やらなきゃって思った瞬間にやらなきゃダメなんだってのが今気付きました(笑)あと、隙間時間を上手に使えるようになってくると、隙間時間で何をしたらいいかが分かってくるので、そのサイクルにうまくハマれるかが大切ですよね。

 

教育業界で働くことで、大学入試の二次試験の対策は役に立ちましたね。入試問題は内容がしっかりしているので、それを和訳・英作・精読したのはかなり成果があったと思います。旺文社が出している『全国大学入試問題正解』って、ジャンル別・学部別にもなっていて見出しも書いてあるので、そこから選んで自分の苦手なものを読んでいきました。そこで出てきた単語が英検でもでてくると、「やっぱり出てくるんだな」って実感しながら勉強していました。自分が勉強したことを生徒にも具体的にアドバイスできました。「これは英検1級に出てくるから覚えたら差が付くよ」とか言ってましたね。

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試験当日

受験者が5名くらいすね。何人か前回いらした人もいて全員女性でしたね。ライティングは試験最初に行いましたが、考えがまとまらなくて25分かけてしまいました。時間を意識して練習をしていなかったのでそれが今思えば課題でしたね。そのせいでリーディングがおしてしまい、最後の長文4問でほとんど時間が無くなりショックでした。何のために対策をしてきたのかと(笑)。ライティングの後は一番点数を伸ばしたかった語彙問題に行きました。もし私がもっと時間を意識できていたなら、ライティングの次にロングパッセージをしていたかも知れません。時間と集中力(笑)がある最初のうちにそれに勝負した方がいいかも知れませんからね。語彙問題では点数を伸ばせましたし、空所補充とショートパッセージで点数がまずまず取れたのがよかったです。

一次試験結果

自己採点をして難しいだろうなって思っていましたし、ライティングもあまり自信はありませんでした。ライティングがよかったら合格かもしれないけど、それでもギリギリかも知れないなってずっと思っていました。結果はネットで見たら、ギリギリの合格でした!その時は職場にいて「アレ?」って感じでした。その後「おぉ合格した」って思いました。ギリギリで受かって嬉しいというよりギリギリで受かっちゃったって感じでした。隣に同僚はいましたが、「おお」って言ったら「え?」て言われて「何でもない」ってその場は流してしまいました。

 

ライティングは時間をかけたくせにしょうもないことを書いたと思うんですけど、一番できてましたね。逆に一番自信のあるリスニングでいつもなら20問以上取れるところが19問だったので、もう少し伸ばしたかったですよね。結果的にリーディングとリスニングで同じくらいの点数でした。

 

ちなみに私は鳥取に住んでますが、横浜に試験を受けに行ったことがあります。受験地は選べるので。今回は気分を変えて別の県で受験をしてみました。
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(ティナさん 一次試験結果。バランスがいいですね)

二次試験対策

受かると思ってなかったので、慌てて旺文社の二次試験の対策本を買いに行きました。だいたいどんな感じの面接かは話で聞いていて知ってはいたんですけど、予想問題とか教材がないと練習できないのでとりあえずそれを買いました。でも問題を全部こなす時間もなかったので、とりあえずその本を使って自分のアイデアを考えた上でネイティブに聞いてもらいました。それでフィードバックをもらって、そのテキストに付いてるQAについて質問してもらいました。それを3~4題やりましたね。


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職場の人ではないのですが、身近に知り合いのネイティブがいて、その方は私が英検を受けるのを知っていたので使えるものは使うしかない(笑)って感じでその人にお願いしました。おかげで話すことは他の技能より練習できてたんじゃないかと思います。その方がバイリンガルなので、普段は英語と日本語の半々をお互いに使っているんです。でもさすがに試験が近付いてきたら英語に比重を置いていかなきゃいけないので、積極的に英語で話すようにしていました。例えば日本語で説明すればいいことをあえて英語でするとか。知り合って2年くらいなので、言ってしまえばアレですけど、二次試験対策は2年間してたってことですよね。ただ、その知人が厳しくて、theのある・ないも結構厳しく指摘されるんですよ。こっちは適当に使ってる部分もあるので、そこは付けなくていいとか言われます。逆になぜか聞いたら、「よく分からない」と言われたりしてますけど。そんな中途半端な指導を受けてます、腑には落ちないながらも(笑)。発音についてもこれまた結構厳しく言われて、そんなことまで指摘されなきゃならないのかとショックも受けました。でも自分の苦手箇所と向き合う機会だと割り切って、どんどん言ってもらいました。「さっきのagoの発音は違う」とか言われて「何が違うんだよ」って返しながらやりとりしてました。しつこいほど指導されましたが、結果的にそれがよかったんじゃないかと思っています。指導料として今度食事くらいおごってあげないといけないと感じています。

二次試験当日

田舎に住んでいる人のネックは試験会場なんですよね。私は広島を選んでたので、朝はバスに乗って3時間半かけて会場に行きました。新幹線でもよかったんですけど、地元から広島まで通ってないんで乗り換えが逆に大変になってしまうんですよね。私の場合岡山まで行ってから山陽新幹線に乗って広島までいかないといけないんです。その点バスは乗り換えも無いですし、車内で落ち着いて行けるのでそれに決めました。

 

会場には1時間前に着きました。私は午後の試験だったんですけど、10名ほど午前受験の方がまだ残っておられました。その学校が中高一貫の凄くカッコいいところでした。廊下を歩いていても壁が全部ガラスでできてまして、試験が実施されている教室の中が丸見えなんですよ!エレベーターを降りて一歩出たら中が全部見えちゃってるんです。見渡す限り試験をしていて、日本人試験官一人、ネイティブの試験官一人、タイムキーパー一人、受験者一人の4人が見えてるんです。うわー見えちゃったってっ感じなんです。とにかく凄かったです。受験生は廊下に背中を向けているので、自分が見られてるのはわからないんですけど、試験官はこっち側を向いているので誰が外にいるのか分かると思うんですよね。

 

1時間前に会場に着いて、私は前から2列目に座っていました。やっぱり1時間くらい待ってましたね。午前で40人・午後で40人くらい受験者がいたと思います。よく聞くよな小学生とか中学生はいなくて、ただ、なぜかネイティブの女の子がお父さんと一緒にはいました。学ランを着た男の子が一人いましたね。みんなノートとか問題集を開かれていて、私の前の人は自分で書かかれたものを復習されていました。私はここまで来たらまな板の上の鯉だと割り切って、逆にアレコレ見ると不安になると思ってました。緊張はしてたんですけど、その雰囲気に飲まれるのはよくないなと思ってボーっとしてました。そうは言いつつも、試験会場の教室に入ると緊張しちゃいました。自己紹介を試験官がされたんですが、私は何を思ったか「今日は面接をして頂いてありがとうございます」って言い切っちゃって、試験官も面食らって苦笑いしてましたね。それで少し緊張はほぐれました。試験官は日本人もネイティブの方も男性でした。男性のネイティブの試験官がそこの会場には多かったように思います。女性の日本人の面接官は少なかったと思います。

 

話しのテーマは「世界の食料自給率致命的になるか」という感じの内容でしたが、スピーチは時間が足りなくて途中で止まっちゃいました。スピーチの最初、ネイティブの方が凄く前のめりでうんうんって聞いててくれたんですけど、途中からその人の顔が「?」みたいになってきちゃって、私見当違いなこと言ってる?って感じてました。Q&Aもしてくれるのですが、私の言ってることが矛盾してると思ったみたいです。私のスピーチは主張がYESなんですが、質問に答えていくうちにNOになっていったみたいで。突っ込まれたんですが、「それはもろ刃の剣で(double edged sword)」みたいなことを言って、話した内容は忘れちゃったんですけどうまい具合にまとめたんですよ。

スピーチに関してボティーは二つにしました、時間が足りなくなってしまうので。食料自給率が致命的になるか内容で、上記したように、私はYESの立場でした。一つ目は人口爆発が食料供給に追い付かないということ。二つ目は、食料をめぐって争いが起こるという展開方法でした。もう一つ話したいと思ったんですけど間に合わず、途中で切れちゃったんですよね。なので結論については話せず終いでした。でも、結論についてはQ&Aのところでまとめていった感じにはなりました。食料自給率問題を解決する方法はあるかと言われて、「あります。テクノロジー的な分野を発展させて」みたいなことを言いました。そしたら、突っ込まれて「この問題にはこんな解決方法があります」みたいなことを結論としてまとめていきました(筆者注:確かにティナさんのトピックに対する主張はYESです。質疑応答で他確かにNOの主張をされているようにも思います。そこはしっかり理由付けができていればinteractionで評価されるようです)

interaction8点を取ってはいるのですが、日本人の方の質問に「○○と思いますか」と聞かれて、「Yes」とだけ答えて終わってしまった質問も一つありました。沈黙しちゃったなって気がかりではあったんですが、そこはあまり減点されてなかったのかも知れないですし、他の所で挽回できていたのかも知れないですね。

 

スピーチ前1分間の準備の時ですら結論まで考えられていなかったので、ぶっつけ本番みたいな感じになってました。私は話しながら自分の主張を固めていった感じで、質問した内容に対して、「私はこう思ってます」って考えながら話してました。実は高校生のテキストに載ってた内容を最後の最後に思い出してそれを話しました。自分からそういう情報を能動的に得ていくのは難しいので、高校生のマテリアルを使って知らず知らず学んでいったのは大きかったですね。ですから一般知識を持ってるのは凄く大事ですよね。

 

手ごたえとしては、いくつかミスしたと思う部分もありましたし、ダメなんだろうと思ってました。面接は振り返っても点数が一番分かりにくいということと、私も初めての二次試験だったのでどこまでが良くてどこまでが悪いのかというボーダーが分からなかったというのもあります。ただ、一次試験は合格してますから、次の6月でまた頑張ろうと思っていました。二次で1回くらい落ちてもいい経験になるかな、くらいに感じてました。試験が上手くいかず絶望するくらい全力でやってればよかったのですが、元々練習時間も少なかったですし、自分が全力を出せないとは最初から思っていたんです。 

二次試験合格発表

結果は家でチェックしようとしたのですが、当然サイトに繋がらずで。仕事で家を出なければならなかったので職場で見ようと思ってました。どうせダメなんだろうなって、半分諦めながらチェックしましたら合格してました(笑)。Twitterにも書きましたが、あんな面接内容でよう受かったわって思いました。


周りの反応

最終的に同僚に合格を告げたのは二次に受かってからだったんですけど、二次試験に行かないといけないって話はしていました。というのも二次試験の日と仕事が被ってたからなんです。その時は英検について深く突っ込まれるようなことはなかったんです。結局、二次に受かった後に「そう言えば英検どうだったんですか」て聞かれて「実は合格した」って話はしました。生徒の方が私が受験することをよく知っていたので、生徒の方に先に合格の話をしましたが、私の生徒で私は英検に合格したのを知ってる子は実はあまりいないんです。同僚は今ではみんな知ってくれてます。同僚の周りには英検1級持ってる人があまりいないので、そういう意味でもみんな喜んでくれています。難しい試験だけどそこまで突き進めて尊敬します、というコメントも頂きました。そんな風に周りの方が喜んでくれるのはよかったと思います。生徒が大学受験に合格して寿司をおごって欲しいと同僚に言たんですけど、じゃ英検の合格祝いで私も一緒に、とその同僚に言われた時に少し実感がわきました。

英検を終えて

何か英検準11級は全然違いますね。でも私はここからがスタートだと思ってます。合格出来て一つの目標がクリアできたという達成感はあります。もっと努力すべきだったとは思いますが、合格した安心感もあります。成果として合格は出せたので、次はもっと違う目標を持って頑張りたいという気持との半々です。今も英検の問題は解いてはいるのですが、分かるものもあれば全然分からないのもあります。こういうことをやってるうちは自信には繋がらないと思ってます。私なんかより他に努力されている方はもっといらっしゃると思いますので、私なんてまだまだです。試験には受かりましたが、全体的な時間をもう少し増やさないといけないなって思いますよね。なので今度の6月も受けようかと思ってます。今回は受かったは受かったんですけど、一次も二次も受かったって感じがしていないんですよ。アレもダメだこれもダメだって反省ばかりです。これでこそ本当の合格!って思えないと英検を卒業できないんですよね。勉強したものがしっかり発揮できて、それに自分が向き合えて自信を持ちたいです。合格した今だからそう思えるんでしょうけど、もう少し頑張っていきたいと思います。

 

英検1級に合格して、目標達成した人・英検に見切りを付ける人・次のステップに進む人色々いらっしゃると思います。私は勉強することで多くのことを学びましたし、プロとして英検1級をステップにして頑張りたいと思います。英検の1級の実力としてはまだまだなので。5月にはTOEICを受けてみようと考えています。 

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(ティナさん 英検二次結果)


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(ティナさんの合格証書)

アドバイス・メッセージ

英検はフィードバックが多いので、苦手なところがしっかりわかります。ただし、合格に対する基準であって、自分の普段の勉強の取り組み姿勢に対しては特には教えてくれないので、そことしっかり向き合わないといけないですよね。そう意味では、現実をぼかして見ることができる結果とも思います。また、フィードバックが細かいので、それを見て語彙が弱ければ語彙の強化をすればいいのかと単純に思ってしまう部分もあります。それに頼るだけではなく自分自身で課題を見つけて考えて取り組むことが必要ですよね。英検の親切さは私には若干アダになってしまった部分があるかなと思います(笑)。もちろん英検のフィードバックはもちろん参考になっていますよ!

 

社会人の方はとにかく時間の捻出が難しいと思います。この対談の依頼を頂いて考えていたんですけど、努力とモチベーションってイコールだなって思うんです。モチベーションが無いと努力ができないですし、努力が無いとモチベーションが生まれてこないと思ってます。例えば試験を受けよう・合格しようと目標を設定した時に、どれだけ努力に優先順位を付けられるかが大切だと思います。少しずつでいいから勉強の優先順位を上げてあげるということです。英検1級は何もしなくて受かる試験ではないと思うので、多少なりとも努力は必要だと思いますから、それをモチベーションとリンクさせて目標を頭のてっぺんに掲げて努力をしてがんばって欲しいと思いますね。

終わりに

ティナさん(呼び捨てして本当にすみません)は英検1級に合格されても、見据えているのはその先でした。英検1級はプロとしてのスタートラインだそうです。確かに対談中、英検1級合格のことをあまり嬉しいとはおっしゃっていませんでした。むしろ、どちらかというと納得できていないような。それもそのはず、ティナさんが求めているのは絶対的な英語力なのです。このマインドセットは私にとってもぐさりと突き刺さりました。私にとって英検は合格か不合格こそが第一だったからです。

 

ティさんからは有言実行の大切さも学びました。英検1級合格を宣言したら見事に合格されましたからね。私が大学生の時の先生が、自分の目標を100人(アレ、50人やったっけか?)に宣言したら目標達成の確立が上がるんだよって話をされたのを今でもたまに思い出します。確かに多くの人に言えば言うほど、自分にプレッシャーがかかり、やらなければならないという方向に向かっていくはずです。ティナさんはそれを実現された訳ですから凄いですよね。誰かさんは、落ちたのが知られたら恥ずかしいからといって、一次試験合格が分かってからようやく受験したことを同僚告げたチキン野郎ですからね。

 

ティナさん姐さん、対談本当にありがとうございました。私が鳥取に行ったら美味い梨食わせて下さい!

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(ティナさんのハンドライティング)

◆その他の合格体験記も併せてお読み頂けましたら幸いです
私の英語1級合格体験記:語彙問題が25~23問解けてアイムレディーフォージイグザム!!
Sさんの英検1級合格体験記:不屈の精神が導いた合格!!
私の英検準1級合格体験記:日々の取り組みがモノを言うとはこのことや!!


私のワーホリを語る際に絶対外せない二人がいます。
DaveとElisieです。
私は当時二十歳過ぎの若造でしたが、彼らは50代くらいでした。ひょっとしたら60代だったかもしれませんが、失礼なので年齢は聞きませんでした。
とにかく親切で思いやりがある人たちで、自分を昔からの友達のように扱ってくれました。

この二人にはBritishi ColumbiaのKelownaにある小さな工場で出会いました。
その工場は果物や野菜の集荷場で、Angeloというイタリアの移民の方が経営していました。
その仕事が秋から冬にかけて忙しくなるということで、Angeloの知り合いのDaveとElsieはその期間の間だけ手伝いに来る感じだったみたいです。
私は、以前ファームステイしていた所で野菜・果物の収穫が全て終了し、そこのオーナーに紹介してもらったのがこの工場でした。
小さな工場ですし、和気あいあいとしていいところでしたね。
職場に一人メチャクチャ陽気な女性もいて、面白いことにこの人は仕事中の8時間延々と話し続けていました。ウチの母親といい勝負ですわ。
みんなは、嫌がる様子もなくうんうんと話を聞いていましたね。

どうでもいいことなんですけど、少しお金を貯めたいと思っていたので、Angeloに「もう少し仕事がしたい」って言ったことがあるんです。
彼が「Why don't you come to work at night?」みたいなことを言われたのですが、why don't youって「~したらどうだい」みたいな意味じゃないですか。
そこでwhy don't youって言い方おかしくね?って思った記憶があります。
何か上から目線で言われた気がして、一瞬イラっとしました。
まぁ、自分が頼んでたんだから、そうやってボスに言われるのも普通かしら?

彼らは農場から運ばれてきた野菜や果物を箱詰めし、私はその箱詰めされたものを出荷用のパレットに載せるのが仕事でした。
基本私は寡黙に仕事をするのが好きだったので、少し単調ではありましたが私の性に合っていたと思います。
そんなバックグラウンドです。

DaveとElsieに親切にしてもらったエピソードは色々あります。

私はKelownaに着いた当初、ユースホステルに宿泊していました。そのユースホステルから毎日自転車通勤していたのですが、距離が意外にあって辛かったです。30分~40分かかっていたと思います。
ある日、そことの契約も終了し、仕事場近くに宿を取ろうとサンドバッグほどの荷物を背負って自転車で移動していました。
私の予定では、荷物を持って仕事場に行き、帰りに近くの宿を見つけてその日の晩からそこに住むという完璧なシナリヲを思い描いていました。

私は細身でしたが、サッカーで体を鍛えていたので体力には自信がありました。
しかし、サンドバッグ、いや荷物が重過ぎてバランスがとれない!
フラフラになりながら、時にはチャリを止めながら、通常自転車で40分かかる道のりを仕事に向かっていました。
私は日本人の誇りとして、絶対に仕事に送れないプライドを持っていました。
「やばい、初めて遅刻する。俺は日本代表なのに。」と心配になりながら、半分遅刻を覚悟していました。
どーでもいいことですけど、なぜかカナダにいる時自分は日本代表で、勤勉な日本人を意識していたんです。
今でも勤勉は美徳という意識は持ってますけどね。
ただ、勤勉と能力(脳力)が今の職場で伴ってないのが、私が残念なオッサンと認めざるを得ないところでしょう。

とにかく、長ーい道のりを自転車を漕いだり疲れて歩いてたりしてるところに、見たことのある赤い車がpull overしました。
ひょっとして、と思ったらやっぱりDaveとElsie夫婦でした。
それまで職場で必要以上に話したことは無かったのですが、お互いのことは知っていました。
私が事情を話したら、Daveは私と自転車とサンドバッグを載せて仕事まで連れて行ってくれました。
お陰で仕事に間に合い、私の日本代表としてのプライドは保たれました。
あそこでDaveが私のことに気付いて車に乗せてくれなかったら、仕事はもちろん遅刻していたでしょうし、あの長い道のりを延々と自転車を引きながら歩いていたと思います。
知りあい程度の同僚にも親切にする、これが初めてDaveとElsieの優しさに触れた出来事です。

初めてと書きましたが、実は私が意識していないところでDaveとElsieはいつでも親切でした。
私がAngeloの工場で仕事を始めてから彼らは毎日私を昼食に誘ってくれました。
私はワーホリの貧乏青年でしたから、レストランで食事なんてとんでもないので毎回断っていました。
断るとは分かっていても、必ず毎日誘ってくれました。
それもやはり親切ですよね、声かけの。
ちなみに彼らは「Are you having lunch here?」と必ず言っていました。
今思えば何ともないのですが、何で現在進行形なんやろう?ってずーと気になってました。

彼らの怒涛の親切心(日本語正しい?)は、私を仕事場まで送ってくれたその日のまさに夕方に起こりました。
DaveとElsieは私が止まる予定にしている宿(カナダではモーテルの一室を1週間とか1カ月単位の契約で借りられる)に彼らの車で載せて行ってくれるというのです。
先ほど書きましたが、私はユースホステルとの契約が終わっていましたので、仕事場の近くに住む宿を見つける予定でいました。
宿なんていくらでもあるし、すぐ見付かるやろくらいの気持ちでいました。
しかし!どこも満杯で全然見つからない。
Kelownaはカナダにしては温暖で、ちょっとした観光地らしいのは知っていました。
でも、宿が全く取れないとは寝耳に水・晴天の霹靂・弘法も筆の誤りです(日本語合ってる?)。

自分の計画性のなさに、激烈な恥ずかしさを感じながらDaveとモーテルのカウンターに立っていたのを覚えています。
とにかく、そんなことをしていても宿を探さないといけません。
DaveとElsieと無計画日本人(うおー、日本人代表!)の三人は色々モーテルを巡りました。
でも、本当に宿が見つからない!Kelownaってそんなに有名なん?

その日は結局宿を諦めました。とういか諦められました。
というのも、DaveとElsieが「今晩はウチで泊まれよ」って言ってくれたからです。
若干、「その言葉待ってました!」的なところがありましたが、本当に迷惑をかけ過ぎて申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
もちろん彼らには本当に感謝しました。

彼らの家についたら家がデカ―イ!
Daveは大工のような仕事をしていたらしく、引退はされていましたが、アトリエみたいなものを所有しており、何か作品を作っていてそれを見せてくれました。
Daveが説明をしてくれるのですが、私は持ち前のリスニングの悪さでそれが何かは分からず。
夕食はElsieが作ってくれておいしかったのを覚えています。
夕食後はのんびりテレビを見ながら過ごしました。
日本で言う「お宝探偵団」的なものをやっていました。
金額を見て、普段は優しく物静かなElsieが「Holy smokes!」と叫んでいたので、私はこの表現を一発で覚えました。
そんな風に温かな雰囲気で、その晩を過ごさせてもらいました。

次の日起きて朝食を頂きました。
カリカリのベーコンを初めて食べたのですが、アレは本当に美味しくて気に入りました。
そのまま、三人で仕事場に行き、仕事が終わったらまた宿探しを彼らは手伝ってくれました。
結局、4・5軒回ってようやく見つかって、安心した記憶があります。
もちろん、Daveたち二人に迷惑かけちゃって申し訳ない気持ちも。
モーテルのオーナーとの契約の交渉も彼らがやってくれました。
おかげで(もともとそうなんやけど)1カ月の長期滞在のディスカウントも得られました。

実はそこのモーテルのオーナーが胡散臭いオッサンで、色々ちょろまかそうとするヤツなんです。
私の1カ月の滞在が終了して、少し延長する必要があったんです。
それで、1週間だか2週間だかの滞在延長をお願したんです。
私はそこでも割引が適用することを知っていました。
でもそのオーナはそんなのないよ、って言ってきたんです。
私はリスニング力はヤバかったのですが、リーディングは得意だったのでその辺のことは、契約書か案内か何かを見て知っていたんです。
はぁウソこけ?って思ったんですが、そこは日本代表です、分かりましたって引いちゃったんです(笑)。
もちろん納得しないですし、腹は立ってました。
それを、Daveたちに話したら、彼らがオーナーと交渉してくれました。
で、割引ゲット!
アイツはやっぱりクソオーナーでした。
こんな風にまたしてもDaveとElsieに助けられた日本代表でした。

その後のDaveとの会話をよく覚えてます。
私が「アイツ(モーテルのオーナー)は信じられないヤツだ」って言ったら、Daveは「そうか?アイツは勘違いしてただけだろ?」って言うんです。
Daveって人を疑わないのかなって思いました。
本当に心の清い人です。イライラしてた自分が恥ずかしくなりました。

宿探しの話に戻りますが、もし本当に宿が見つからなかったら自分はDaveとElsieのところにホームステイしていたと思います。というか、思えます。
彼らの子供たちも独立していませんでしたし、その後の私たちの付き合いから考えても、それぐらいの提案をしてくれるような人たちですからね。

そんなこんなで、2ヵ月ばかりの仕事も全て終了が近付き、最終日がやってきました。
その日は偶然私たち3人しか勤務しておらず、しかも仕事が昼前まででした。
ちょうど昼ご飯前になっていました。
Daveが「Are you having lunch with us?」
といつものように声をかけてくれたので、私は初めて、「Yes!」と返答しました。
同じ職場で仕事をして2ヵ月間ずっと、Daveたちの問いかけに「No, thank you.」と答えていましたが、最初で最後のことでした。

私たちは中華料理店で昼食を取りました。
カナダもアメリカも中華料理って普通に美味しいんですよね。
私が箸をひょいひょい使うので、それを見て「オマエ、凄いな」って子供のようにびっくりする姿を見て私も笑いました。
そんな風にKelownaに来て以来、私は誰かと初めて一緒に昼食を食べました。
帰りは少しだけKelownaの観光に連れて行ってくれました。
2ヵ月そこに住んではいましたが、ゆっくり見て回るのは初めてでした、しかも、素晴らしいガイド付きで。

帰りは車で送ってもらい、「困ったらいつでも連絡してくるんだぞ」と言ってくれました。
私はその言葉に感謝を言い、その日はお別れしました。
私は今でもそうなのですが、性格的に誰かに頼るとかが本当に苦手で、できなくても効率が悪くても自分で全てやろうとする悪癖があります。
なので、雪道を歩いて買物に行ったり、ネットが無料で使える図書館へ歩いて行ったりしていました。
知り合いもDave達意外いなかったので、時間がある時は基本的にモーテルに籠ってました。
なので、結局DaveとElsieに連絡することもなく毎日を過ごしていました。

そう言えば、仕事の最後の日にDaveに「キミの仕事は丁寧できれいだ」と言って貰えたのは最上の喜びです。
私は日本を背負っているつもりで(本気でね)仕事を毎日していましたらから、それが認められたからです。
しかも、自分が尊敬するDaveから言われたんですからね。


ある日、彼らから連絡があって昼ご飯にまた行こうという誘いを頂きました。
で、例の中華料理店に行きました。
また、中華かぁと残念な気持ちもありましたが、彼らと取れる食事はおいしかったです。
Daveが「何で連絡して来ないんだよ」って冗談で言っていましたね。
私は「I'm lazy these days, so I have to excercise.」みたいなことを言ってごまかしてました。
私ももっと人に頼るのが上手だったらよかたんでしょうけどね。

彼らとの最後の日はクリスマス直前でした。
私はアメリカのカリフォルニアに行くことになっていましたんです。
彼らは私の送別会を兼ねたパーティーをするから遊びにおいでよ、と誘ってくれました。
そして、パーティー終了後はグレイハウンドに載ってアメリカ向かうという流れでした。

昼前に彼らの家に着いたら娘さんがいて挨拶をしました。
後で彼女はまた登場しますが、この機会に一度だけですが彼女に会えたのは後々本当に役に立ちました。

DaveとElsieの家ではとんでもない量の昼食を食べました。
食べても食べても出てくる出てくる。
中学生の時の英語の先生が「外国では「もういいです」といわないと、無限に食事が出てくる」と言われていましたが、まさにそれを実感した瞬間でした。
私は出てくるものをとにかく食べ続けました。
と、思ったら次は夕食。
美味しそうですがもう食べられないと思い、夕食が出てから「No, thank you.」と言ってしまいました。
今思えば、昼食を減らして夕食を頂くのがマナーだったとは思いますよね。
優しいElsieに申し訳ないことをしたという思いがいまでも残っています。

そう言えば、Elsieには英語の書き方も学びました。
彼女は銀行で働いていた経験があるらしく、正しい書き方をよく知っていました。
私がVISAの関係で書類を官公庁に提出する際手伝ってくれました。

楽しい時間もいよいよ終わり、カナダを去る時間がきました。
Elsieは少し体調を崩してしまい、Daveだけがグレイハウンドのターミナルまで送ってくれました。
そう言えば、Elsieは当時体調を崩しがちで、仕事もたまに休んでいました。

彼らは大型のトレーラーを所有しており、それに乗ってこの冬にはメキシコに行くと言っていました。
アメリカに自分は行くし、近いと言えば近いかな、みたいなどうでもいいことを考えてた記憶があります。
私を車から降ろし、別れを告げるとDaveは行ってしまいました。
何か大切なものを失ったようで、普段は人との別れが平気な私も少し寂しい気持ちになりました。

本当に彼らにはたくさん助けてもらい、たくさんの思い出をもらいました。
彼らの優しさに触れ、私も将来そんな人間になっていかないといけないと強く思ったものです。

私はワーホリの最後はBanffに住んでいました。
いよいよ帰国の時が来ましたが、やっぱりDaveとElsieにだけは最後に会いたい、と思っていました。
どうしても会って感謝を告げたくて、どうせなら彼らを驚かせたいと思い、内緒でBanffからKelownaまで向かいました。
バスでどのくらいだったか忘れてしまいました。

Kelownaには昼間に着きました。
いよいよ彼らに会えると思うと、いてもたってもいられませんでした。
でも、電話をかけると不在。
おかしいやろ、何で昼に家におらんのやと思いました。
何回かけても不在です。

私は、頭は悪いのですが、思い立ったら行動力があります。
Angeloの工場で一緒に働いていた人がスーパーの店員だったのを思い出し、その人に助けてもらうためにスーパーまで行きました。
こうなったら彼にDaveたちの家の場所を聞き(彼が知ってればやけど)家まで行こうと考えたのです。
彼は背が低くポッチャリさんですが、目がクリクリしててオッサンなのにかわいらしい感じの人です。
フレンドリーなのですが、何せ早口で言ってることがよくわからないのであまり話したことはありませんでした。
でも、私が職場で休憩中一人でいると「一緒に話そうぜ。もっと社交的にやろうぜ」みたいな声をかけてくれた人でもあり、親切だとは思っていました。
彼の早口は気になりますが、自分はもう帰国する身だし、とにかくDaveとElsieに最後一目会って感謝だけでも伝えたいと思ったので、彼を頼ろうと考えました。

スーパーに着き彼を探しました。
いた!一応一安心です。
これで何とかなるって思いました。
彼に事情を話したら、何とDaveとElsieはまだメキシコに旅行中とのこと...
その時の落胆ぶりは言葉では言い表せません。
ただ、彼は本当に親切な男で、私がDaveたちの娘さんのことを話したらイエローページみたいなものを取り出し、彼女の電話番号を調べてくれました。
仕事を中断してやってくれたんです。
珍しい名字だったせいか、うまい具合に娘さんの電話番号が見つかって電話をかけてみました。
電話の向こうからは彼女の声が。
今度は電話が繋がった!
彼女と話したら、やっぱり彼女の両親はメキシコに旅行中とのことでした。

その時はもう確か7月の頭。冬の間だけのメヒコじゃなかったの~?
彼らは仕事からは引退していたので、基本家にいると聞いていたのですが、私の読みは甘かったようです。

とにかく、私がなぜまたKelownaにいるのか、あなたの両親に感謝してもし切れない、日本に帰るが最後に感謝の気持ちを伝えたかったことを下手クソな英語で繰り返し繰り返し伝えました。
ただ、その時の私は本当にそれでも気持ちが収まりませんでした。

先述したように彼女にはお別れパーティーで面識があるので、私がどんな人間で彼女の両親にどんな思いを抱いているかは理解してもらえたように思います。
あそこで会っていて本当によかったです。

彼らと再会し、一緒に食事をし、ありったけの感謝の気持ちを伝えるという私の計画はものの見事に崩れ去りました。
これも全て私の計画性のなさの賜物です(日本語あってる?)。

スーパーの彼にも感謝ですよね。
仕事を中断して、自分のために色々取り計らってくれたわけですからね。
彼に「DaveとElsieに会いに来た」と言ったのは本当に無礼で申し訳なかったです。
最後に彼は、「おまえにまた会えて嬉しかったよ」と言ってくれました。
私はDaveたちに会えず落胆していたので、彼の言葉はあまり私の耳には届きませんでした。
「Me too.」くらい言うのが精一杯のところだったと思います。
こんなふうに、私は名前も聞かぬままの彼を利用してしまった感じになってしまいました。
そしてその彼に、このようにブログを書くまで20年近く感謝することも忘れたままでした。

結局再開は果たせませんでしたが、帰国後DaveとElsieとの手紙のやり取りで感謝を伝えられたのは、とりあえずよかったことです。

DaveとElsieからはには人として無限の優しさと親切に生きることの大切を学びました。
私のKelownaの生活は基本的に孤独でした。基本的に仕事中心の生活で、友達と呼べる人もいませんでしたから。
でも、彼らは一人の人間の心の隙間を見事に埋めてくれました。

彼らはのような人間になりたいと思いながら、蒸し暑い日本に私は帰国したのでした。

最近休日は、英検1級合格者との対談か、その伺った話の文字起こしばかりしています。
先週お二人からお話をお伺いしましたが、そのドラフトが完成し、現在内容のチェックをして頂いています。
次の対談は今日の夜からで、昼間は特に対談などの予定もないので、最近頭の中に留めていたワーホリの話を書いていこうと思います。

私がカナダにワーホリに行ったのはおよそ20年前。カナダでの一番の思いでを書こうと思ったら、なぜか当時寝たきりの祖母の話になってしまいました。

私がカナダにワーホリに行ったのはおよそ20年前でした。
ワーホリを決めたのは、日本で勉強していた英語をカナダで使いまくってみたいと思ったからです。
弟が当時アメリカに留学してたので、カナダとアメリカならヤツの所に遊びにいけるかなと考えてカナダに決めました。
実際カナダから2回遊びに行きました。

当時祖母がほぼ寝たきり状態になっていて、フリーターをしていた自分が昼間面倒を見る感じでした。
もちろん祖母の状態はよくはならず、ワーホリも一旦諦めようかなと考えていました。
まだまだ若かったですし、チャンスが無くなる訳ではなかったからです。
その年の5月にカナダに行く予定にはしていて、母も当然それは知っていました。
そんな母が「祖母の面倒は私が見るから、チャンスを逃さず行って来て欲しい」と背中を押してくれたので、行くことに決めました。
ただ、祖母の介護を初老の母が一人で全てやってくのは大丈夫かなと、メチャクチャ後ろ髪を引かれました。

結局祖母は、その数カ月後の8月に亡くなってしまいました。

あと数カ月日本で祖母の世話をしていたら、亡くなるのを見守ることができたはずですし、その数カ月間だけでも母一人に介護を任せてしまった申し訳なさもありました。
不謹慎ではありますが、これで祖母も苦しむこともなくなりました。
毎日夜中に体が痛んでいたようで、悲鳴をあげながら泣いていましたからね。本当にかわいそうでなりませんでした。
また母が一人で介護をしなければならない状況から解放されたんだなという安心感みたいなのも同時にありました。

私は3人姉弟ですが、孫が全員祖母の葬式に参加できなかったのは、悲しいのやらおかしいのやらです。
姉は出産で病院に、私はワーホリでカナダに、弟は留学でアメリカにいましたからね。
他人からしたら何でこの人の孫が全員いないのかと不思議がられたに違いありません。

実は私が祖母の死を知ったのは、葬式が終わってから週週間後でした。
私はBritish ColumbiaのOliverってところでファームステイをしてました。
当時はケータイも今ほど一般的ではなく、というより全然してなかったでんですそこは、Oliverは。
私はテント生活を送っていたので(ファームステイする人はテントで生活することがそこでは多いんです)、ネットも全然使う環境になく、電話不精(こんな言葉ある?)1~2週間に1回電話するくらいだったんです。
で、久しぶりに家に電話したら、実は祖母も亡くなっていて葬式も全部終わった後だった、といういきさつです。
ただ、先に述べた理由で、あまり悲しいという感情は沸かず気持ちは落ち着いていましたね。

こんな感じで私のワーホリ当初は祖母の死が切っても切れないものとなりました。
母は母で、今だにあの時のことを思い出しながら会うたびに感謝の言葉を述べてくるからホント困ってます。
自分もいい歳したオッさんだから、あの時のことはもういいでからっていいながら。


最初はもっと他のことを書こうと思っていましたが、書いていったら祖母の話になってしまいました。またワーホリでのエピソードを書いていこうと思います!

これで今日までに3人の方の合格体験記を書きました。

一人はすでにアップさせて頂いているSさんについて。
一応小生のものを含めると現時点で二本体験記をアップしています。
あ、自分の準1級の体験記もアップしているので合計3本ですね(1級が2本・準1が1本)。

二人目はKUMAA NATIONさんという方について。
KUMAA NATIONさんについてはもう完全に書きあげ、内容に誤りがないか最終チェックをして頂いています。
今週末か来週頭にアップできたらと考えています。

三人目はティナさんさんという方について。
(Twitter名ティナさんで活動されており、それに「さん」付けるとティナさんさんになってしまう)の原稿については一応できあがり週末にこちらで見直しをして、ティナさんさんにお送りする予定です。

また、今週日曜日にはもう一人対談の予約を頂いており、近日中にこれら3人の方の体験記をご紹介させて頂く予定になっています。

みなさん本当に素晴らしい方ばかりで、対談させて頂いて本当に感謝です。

私は、中高で全く勉強せずにいわゆる落ちこぼれでした。
どれくらい落ちこぼれてたかと言うと、中学の何かのテスト対策勉強時間が1カ月トータル3時間で、廊下に貼られて自分でも「少なっ!」て思ったレベルです。
テストには興味がなかったので、結果も全く気にしてませんでした。
ただ、英語は他より興味を持ってやってましたし、成績も悪いなりにもマシでした。
部活ばかりやってましたし、勉強が嫌いでしたからそりゃそうです。

そんな私でも英語の勉強をとにかく続けて、20年前、いや10年前には夢にも思わなかった英検1級もこうやって今持っています。
それはそれでもちろん嬉しいことではありますが、どことなくピンと来ていないところもあります。
なので、自分以外の英検1級所有者は今でもみんな凄い人たちなんだという思いもあります。
でも、こうやって体験記を書く中で、そんな凄い人たちと肩を並べて(という表現は心苦しいのが正直ですが)話をお伺いできるのも、英検1級を取ったからこそだと思うとすごく不思議な気持ちです。
こんな自分が凄い人たちと話ししてるんだーって思って。
少なくとも英検1級を取得していなければ少なくとも、今こんなことはできていない訳ですからね。

今日は一日中ティナさんさんとの対談をスクリプトにしていたのですが、そんな思いが頭の中を駆け巡って思わずブログに書きたくなってしまいました。

もっと色々な方とお話をして、受験者へのアドバイス・元気・勇気、色々な物を頂きたいと思っています!

本ページをご覧いただきありがとうございます。

私個人で作成した英検1級二次対策スピーチスクリプトの一例を下のリンクに張り付けていますので、よろしければダウンロードしてご利用下さい。市販のものは内容が良すぎて(そりゃ、当然出版社はテキトーなものも売れないでしょうし)私にはマスターが難しいと思い、使いやすい単語・内容でオリジナルのものを作りました。メルカリにて、スクリプトを31題収めたものを出品しています。「英検1級二次試験対策スピーチスクリプト 31題」で検索頂くとヒットします。英検1級合格ぜひご利用頂きたいと思います。

ダウンロードはこちらから


◆以下はメルカリに掲載している紹介文です。

2017年第2回英検1級合格に向けて作成した二次試験対策用スピーチスクリプトが全31題が収められています。
幅広い内容をカバーしているので、様々なトピックに対応できるようになっています。

世に出回っている二次試験対策本の内容は素晴らしいとは思いましたが、覚えるには語や構文が複雑で私には合わないと思い、なるべく使いやすい語や構文でスピーチできるように文章を作成しました(一部写真に掲載しています)。

これをケータイの読み上げアプリを使って通勤中毎日聞いて内容を覚えました。
幸運なことに本番では練習していた内容が使える問題が出題されました!
緊張のせいで練習した内容全ては話せませんでしたが、何とか時間内に話し切ることができ、結果的に合格をすることができました(結果とスコアを写真掲載しています)。

時間がなくてスクリプトを作ったり、アイデアを考えるのが大変という方にぜひご利用頂きたいと思います。

本スクリプトは今回の出品用に、知り合いのアメリカ人(大学院卒)に添削してもらいました。
私の原稿を元にしてはいますが、文法ミスや自然な言い回し方になるように細かい箇所を訂正してもらっています。

以下がスクリプトのトピックになります。

Would the world be a better place if everyone could speak the same language?

World peace: A realistic future possibility?
The role of senior citizens in an aging society 
Should the news media be regulated by the government?
Should schools put more emphasis on teaching IT skills?
Should genetically modified foods be allowed?
Should capital punishment be abolished?
Pros and cons of relaxing immigrant restriction
Japan's declining birthrate a national crisis?
Is there such a thing as justifiable war?
Is the world heading toward another conflict?
Is the use of surrogate mothers justifiable?
Is Japan a good role model for the economic development for other nations?
Is it too late to save the world's rainforests?
Is it too late to protect the world's oceans from overfishing?
Is government funding the only way for Olympic athletes to stay competitive?
How can the problem of garbage disposal be solved?
Have technological advances made the world a safe place?
Has the Internet made people's working lives easier?
Fossil fuels: Blessing or curse?
Does university education prepare young people for real life?
Does money have too much influence on politics?
Do the strengths of multicultural societies outweigh the weaknesses?
Agree or disagree: Homelessness is inevitable in a modern society
Can the factory farming of animals be justified?
Can racial discrimination be totally eliminated?
Can Japanese agriculture survive in today's globalized economy?
Books are always better than movies. Do you agree?
Are foreign workers the solution to Japan's predicted worker shortage?
Are consumption taxes a fair way of raising government revenues?
Can peace in the Middle East ever be achieved?


◆本スクリプトをご利用頂いた方から2018年7月15日に英検1級合格のご報告を頂きましたので以下に(ご購入者様許可の下)掲載致します。
尚、以下のメール内容は同一の方から頂いたものです。

【第1通目】
(出品者名前)様、お久しぶりです。
あなた様から、スクリプトを落札させていただきました、(ご購入者様お名前)です。

おかげさまで、本日発表の2次試験に合格いたしました。
合格の一因は、まぎれもなく、(出品者名前)様からいただいたスクリプトです。
そこからは、2次のスピーチの仕方を学ばせていただいた気がします。
本当に感謝しております。ありがとうございました。

正直、2018-1は、ゼロからのスタートで、
1次もなんとか通過しての、2次でした。
2次受験後、ぼんやりと、「ギリギリで通過できるといいな」
くらいの手応えでしたが、思いかけずやや余裕で合格することができました。

これで、ようやくスタート地点に立てた、という心境です。
これをもとに、今後さらに努力を重ねる所存です。

本当にありがとうございました。

【第2通目】
思えば、今年の3月、4回目の2次を不合格になって後、
2次の勉強が思うように行かないときに出会ったのが、
(出品者名前)様のスクリプトでした。

何かぴんとくるものがあり、
いわゆる「すがる気持ち」で購入したものです。
やはり、「信じる者は救われる」という気がいたします。

最後になりましたが、
返す返すも、本当にありがとうございました。
またいつの日か、お世話になるときは、
何とぞよろしくお願いします。

◆このようなメールを頂け、出品者の私も感無量です。英検1級2次試験対策でお悩みの方はぜひご利用頂き、合格にお役立て頂きたいと思います。

Sさんは現在60歳。中学校で講師として理科を教えてみえます。先生という職業柄なのか、生徒に話しかけるように、対談中ひと言ひと言大変丁寧に私にお話をして下さいました。理系の方らしく、数字に基づいた分析がお得意のようでした。お話中、「年を取ると・・・」と仰ることが何度かありましたが、声はもっと若く聞こえます。「(筆者)さんのように若い方は、・・・」と仰ることもありましたが、私も40を超えた中年ですから、思わず苦笑いせざるを得ない場面もありました。とにかく、話していてこちらにも気配りをして下さる大変素晴らしい方でした。

Sさんは59歳の時、海外経験もなく全くの独学で、2016年度第3回試験で初めて一次試験に合格されました。2013年に初めて受験されて以来、これが8度目の挑戦でした。2018年度第1回試験で二次試験もついに合格(この時、一次試験も再受験され、見事合格されています)!

二次試験は5回目で合格された不屈の魂の持ち主です。
 

そんなSさんと対談した心震える内容です!


はじめに

英検1級に受かったのは2018年度第1回試験です。完全に独学で外国も行ったこともなく、2013年度第2回試験で初受験しましたが、その時は箸にも棒にも触れなかったですね。 8回目の挑戦でようやく一次が受かったんです。恥ずかしい話ですが、そこから二次試験に4回全部落ちまして、2018年の1回目がゼロ(筆者注:一次試験に受かれば3回は一次試験が免除される。つまり、一次試験に1回受かればトータルで4回二次試験が受けられる)からになってしまったんです。それで、一次は何とかスムーズにいき、二次の合格に繋がりました。なぜ英検1級を諦めなかったかと言うと、諦めたら時間と労力が全て無駄になるので、逆に捨てることができなかったんです。

英検1級をめざしたきっかけ

一つ目は、現在中学校で理科の講師として教えていますが、収入があまり十分じゃないので、あわよくば副収入を得られるようにと考えてです。理科だとあまり需要がないですから、もし英語だったら資格を持っていれば強いと考えました。実際に現在英語は教えてはいないのですが。二つ目は、CNNとかBBCなどが聞けるようになればいいなぁと言うのが理由です。

勉強方法

誰かに頼る訳でもなく、海外生活もないので独学で勉強しました。特に単語の強化をパス単でしました。この年齢ですから、覚えてしまえばいいのですが、覚えるまでが大変でしたね。パス単で3000語。過去問を5年分くらい買い集めその問題集から知らない単語を拾いました。ノート1冊に600語くらい書けますから、10冊作りそれで6000語。大学卒業時点で4000単語ぐらいはすでに頭に入っていましたから、合計で13,000語くらいの単語力を付けました。そのあたりから気分が楽になった感じがします。だから、単語を増やすのが1番の近道かもしれないですね。私にとってはそうでしたね。本番では、リーディングの語彙問題は25問中22問正解しました。それで助かったようなもんです。やっぱり受かろうと思ったらあそこは20点行かないと苦しいですよね。また、語源に遡って単語を覚えることもしてました。英検1級単語は難しいですが、語源を元に推測するということもやってました。CNNや新聞を読んでいても単語が出てきますから語源を覚える価値はありますよね。リーディングについては過去問を使って練習しました。

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リスニングはもっぱらCNN Student Newsをよく聞いてたのと、過去問で練習しました。リスニング問題の最初に男女の会話があるじゃないですか。過去問に似たような問題が出てるんですね。本番は過去問のおかげで12問助けられたのが正直なところです。

ライティングについては、Japan Timesから出されている『英検1級の英作文問題完全制覇』を使いました。皆さん結構使われてますね。余談ですが、笑えるのは、二次試験に行きまして教室で待たされるじゃないですか。左も右もみんな持ってましたね。私は理系なので文系の内容はあまりアイデアが思い浮かばないんですね。逆に、遺伝子工学とか環境問題については自分で思うところがあるので何とかなりました。(筆者販売の二次対策用)のスクリプトのとJapan Timesの(上記した)対策本が生かせました。スクリプトを使うことで、こういう内容を書くのかってのが勉強になりましたね。また、英語のネタがあればそれを日本語でどういうのか落とすことはよくやっていました。200文字書くかどうかという事はどうでもよくて、そもそも書けないと話にならないので、ブワーっと書く練習をしましたね。トピックについて3つの理由を持てるように、普段から考えてましたね。普段から書くことはあまりやっていなくて、このトピックにはこう、あのトピックにはこう、という感じで書きたいことを考えるので精いっぱいでしたね。1週間前でしたかね、書いたのは。書きなぐったという感じです。試験の解答用紙と似たサイズのB5ノートにだいたい書くようにしてましたね。

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スピーキングについては、スクリプトが訳に立ちました。ただ、2016年から試験の流れが変わって、過去に出題されたものと全く同じお題は出なくなったということもあり、また台本みたいに全て暗記するのは私には無理だし無駄になりそうな気がしたのです。アイデアを考えていて、スクリプトからはネタをもらった感じですよね。例えば、世界平和が達成できないのはこういう理由があるのかって、スクリプトからネタをもらってましたよね。あと、中学校にALTAssistant Language Teacher)っていますよね、その人と日常会話をしてました。歩きながらひたすら話してましたね。怪しいですよね、歩きながらって(笑)。とにかく喋り込まないとダメでしたね。

1~2週間前は、パス単の単語の1ページに1つ位わからない単語があるのでそれを詰めていく感じでしたね。あと、先ほど言った通り、英作文をしました。本当に書きなぐるという感じでした。

受かる半年前にはALTと話すことが恥ずかしくなくなりました。日本語話者は話す前に日本語で考えたり、話せなかったらどうしようという気持ちがあると思います。私はもう開き直ってましたし、話すことに抵抗がなくなってきましたね。分からなくても知ってる単語で話しちゃえっていう思い切りが生まれてきましたね。給食の時もALTの隣に座って話をしてました。3~5年前はそういう状況を見ても自分はとても無理だなって思ってましたし、どうしようって思って話せませんでしたね。13000語くらい自分に入ってくると話すのが怖くなくなってきましたね。やっぱり単語です。それがスタートですよね、その次に文がきますよね。


試験当日

試験は午後からなので、午前中に長文を軽く読むとか単語を復習して、ちょっと英語の感覚を残して臨みましたね。あとお風呂に行きましたね。歳を取ると体が硬くなるので、体が柔らかくなっていいんですよね。若い人はシャワーを浴びるといいんじゃないでしょうか。あと栄養ドリンクを飲んで行きました。

一次試験は終了直前にギリギリ終わらせることができました。マークシートの選択肢のぬり絵になる直前で終わる感じでした。時間配分は大事ですよね。最初の25問を15分でやるとか。私の場合、試験が開始したらまず最初にライティングのトピックを読んでましたね。オリンピックについてだったんですよ。読んだらトピックを頭の隅に置きながら、単語問題10問をやって英作文に移動して、その冒頭を書き始めるんです。その後また単語問題に戻るんですよ。それを解きながら、作文で次に書く3つの理由についてうっすら考えて行くんです。時間を効率よく使わないと、単語25問終わってから英作文にいきなり行っても、どう書いていいかわからない。何もできず時間が経ってしまうとヤバいじゃないですか。私はあちこち飛びながらやってましたね。読解問題に入ってもぱっと読んでいけそうなもの(文系の内容か理系の内容かなど)で出来そうなものを先にやっていきましたね。それで、長文を読んでまたライティングに戻るってやり方ですね。ライティングをつまみ食い的にやってましたね。読んでいて少し行き詰ったらライティングの理由を書く。あと、リーディングが終わってリスニングが始まる前の時間はどんどんリスニングの問題の先読みをしてましたね。


二次試験について

面接は4回落ちました。1回目は心臓バクバクで経験不足でしたね。頭も真っ白でしたし、5つのトピックのうちどれも話せませんでしたね。「政府は芸術にもっと金をかけるべきか」が唯一喋れそうな気がしただけですね。あとの4つは何が書いてあるかもわからない、何を言っていいかもわからない状態でした。1回目はとにかくダラダラ話しただけで完敗でしたね。

2回目はJapan Timesや旺文社の二次試験対策本を一通りみました。二次試験では毎回5題中4つ目に理科系のお題が来てた気がしますね(筆者注:二次試験はお題が5つ提示されており、その一つを選んでスピーチをする)。沈黙が1015秒くらい続くとダメみたいですね。最後受かった時は10秒くらいはあったと思いますが、10秒弱くらいなら大丈夫みたいですね。(Sさんが不合格になってしまった二次試験の)234回は30秒くらい沈黙がありました。2分のスピーチの中で30秒くらいの沈黙がありましたね。言うことがない・どう言っていいかわからない、その2点のせいですね。

4回目の前に(筆者)さんのスクリプトを見つけて、Japan Times出版の対策本とを使って練習しました。ある程度しゃべれるようになってきたなというのがありました。5回目受け得るころになると心境の変化もあってCNNを聞いていても日本語が浮かばなくなってきました。英語が英語で理解できるようになってきました。喋る時も13000語入って、言える単語が多くなってきました。勉強を始めた5年後くらいですね。やっぱり最終的には単語で、単語をしっておけば最悪間を詰めることができますよね。スピーチの後のQ&Aは、間があったりトンチンカンなことを言いましたが、喋り倒しましたね。俺は止まらないよ、ってアピールをしました。喋り続けられるのを示すのが合格の秘訣かもしれませんね。


試験本番で話す時に、私は遺伝子工学のトピックを選んだのですが、瞬間的に二つ理由を思い浮かべてそれに基づき話す感じでした。そのネタをスクリプトから得ましたよね。

結果は、スピーチ7点、質疑6点、文法8、発音8でした。

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合格について

合格が出ると天にも舞うような気持ちでしたよ。結果を見たら2次合格って書いてあるじゃないですか!過去十数回も落ちてますから、目を疑いましたね。正直いうと嬉しいと言うより、ホッとしたという感じでしたね。これで戦いが終わったという安堵感でしたね。

また、周囲から見る目が変わりましたよね。中学生を教えてますけど、「あの人理科を教えてるけど英検1級持ってるのね」って、無言の空気を感じます。周りの英語の先生でも、準1級を持ってるのが関の山なので。


受験者へのアドバイス&メッセージ

英作文がばっと取れちゃうと、単語のパートが9点とか6点で受かる方もいるんですよね。英作でCSEスコア750点取ったらかなり違いますよね(満点は850点)。


昼食を食べ過ぎて試験中眠くなったことがありました。年を取って代謝が悪くなったので、1時間前に食べると難しい問題に当たると眠くなります。また、別の機会では、食事量を減らして臨んだら、全力で2時間試験を受けるのでお腹がすいてガス欠になり、何も考えられなくなったていうのもありますよね。適切な血糖値を保つのが大事です。若い方にはそういうのはきっとわからないと思いますが、年を取ると体力ならぬ脳力の衰えで、あるタイミングで考えられなくなることがあるんですよね。

2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で得た情報ですが、自己紹介の時に発音がチェックされているらしいのですが、これには信憑性があります。Q&Aの時に試験官が発音まで評価するのは難しいですからね。

あと、CSEスコアを見ていたら、英作文をしっかり対策すれば、単語が6~9点でも受かってしまうという悲しい現実が判明したのです。だから、英作文をしっかりしておけば英検1級は大丈夫ですよ。昔は単語で25問中、19点~20点を取らないといけなかったんですよ。昔は英作文の配点比率が低かったんです。また昔はリーディングの前半が1点・中文や長文が配点2点なので、長文でしっかり点が取れないとダメだったんですよ。今は作文でどかーんと取れるので合格しやすいように思います。2016年前は約10パーセントの合格率だったのが、現在は15パーセントくらいまで上がっているように思います(筆者注:2015年度の合格率は12.0%2016年度の新形変更以降、合格率は公表されていない)。私の思い込みかもしれませんが

以前、英検1級一次合格は113点満点で、78点くらい取れば合格でした。私は最初の英検1級では、合計35点で作文は5点でした。それが50点になり60点になり、最後の3回は75点以上が続いたんですね。それで自信につながりましたね。自分はできないと思ったんですが、3年くらいやったら脳が変わったんですね。自分はできる、という自信が大きいですね。だから、諦めたらそれで全て終わりだよ、諦めないことが人生で一番大事なんだよ、受からなくても努力した過程が大事なんだよ、と言うことを英検1級を目指す人に伝えたいです。私は電車に乗っていても街中を歩いていても二宮金次郎みたいにノートを持ち歩いていました。机に向かってやるんじゃなくて空いた時間に電車中・プラットフォームあらゆる場面でやってました。継続して努力できるのは才能かもしれません。途中で投げてしまう人っていますが、継続力はあるけど芽が出ない人こそ、合格した時嬉しいと思いますよ。

対談を終えて

改めてSさんとの対談を振り返り、Sさんと私で単語力の強化に力を注いだ点が共通しているなと強く感じました。ただ、Sさんのように自分の語彙力がどれくらいある、というような分析はしたことは私はありませんでした。私はもっぱら問題が解ける解けない・単語を見て分かる分からないということばかりしてました・・・

また、ライティングが合格の鍵を握っているという分析も共通しています。Sさんは対談中、かなりライティングのことを強調しておられました。私も同感です。私を含め私の教え子たちも英検に合格している人はライティングでの得点が比較的高いのです。単語力を付けるのはなかなか難しく、そこで足を引っ張られる分、ライティングで得点を稼ぐという意見には私も賛成です。

私は、Sさんの不屈の精神に心打たれました。冒頭で記載した通り、Sさんは何度も一次試験・二次試験にも破れましたが絶対に諦めることはありませんでした。止めたらやってきた労力と時間が無になると仰いはしましたが、うまくいかない状況が続くと現実的には受験を止めてしまう方もたくさんいるのではないでしょうか。Sさんの経験が多くの人に勇気とやる気を起こしてくれるものと信じています。

最後に、Sさんは継続の大切さを説いておられました。継続して努力できるのは才能かも知れないと仰っていました。このブログのタイトルにあるGritはまさに「続ける力」のことであり、才能などではなく、英語に最も必要なことです。そのようなお考えを、生きる世代も場所も飛び越えSさんと共有できていることを嬉しく思います!


◆その他の合格体験記も併せてお読み頂けましたら幸いです
私の英検準1級合格体験記:日々の取り組みがモノを言うとはこのことや!!

私の英語1級合格体験記:語彙問題が25~23問解けてアイムレディーフォージイグザム!!
ティナさんの英検1級合格体験記:有言実行で見事に合格!さらにその先を目指して

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