GriっとEnglish

「grit」とは英語で「やり抜く力」の意味。
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It is better to be a human being dissatisfied than a pig satisfied;
better to be Socrates dissatisfied than a fool satisfied.
-John Stuart Mill (1806-1873) -

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2018年12月

昨日授業をしていたら、生徒さんからvery greatはなぜ言わないのかという質問が飛び出しました。日本語なら「とてもすばらしい」って言えるではないか、とのことです。

まず形容詞の中にはveryが付けられない種類があり、例えば、very greatとは言えません。

これは、greatが意味においてすでにveryの意味を含んでいるからです。つまりgreatには意味の幅(程度)がないから、veryで意味の強調ができない・する必要がないのですね。逆にgoodにveryを付けられるのは、goodには意味の幅(程度)が存在するからですね。

同様のパターンはdeadなどにも当てはまり、very deadとは言えません。deadはもう亡くなっているという状態でしか存在できないわけで、意味の幅がないからですね。

このような形容詞をgradable adjectivesといいます。
great / amazing / terrible / delicious などがその仲間です。

その反対なのがnon-gradable adjectivesとです。
big / cute / hungry などがその仲間です。

これはまぁ見分け方はない訳で、頭で覚えるか使って感覚で身につけていくしかないですね。

でも調べていたらdeadの反対のaliveはvery aliveでまぁいいみたいですね。very much aliveの方が少し検索結果が多く出ました。

最後にこう言っては元も子もないですが、実際に職場のネイティブはvery greatと言っていました。
やっぱり話し言葉と書き言葉は違うんですね。

高校英語で「条件を表す副詞節内では未来を表す内容であってもwillは使わない(意思:~してくださる・~してあげる)ならOKだけど」って習って覚えた方も多いと思います。

ダメな例:If it will rain tomorrow, we can't practice baseball.(未来のwill)
いい例:If you will help me, I will be able to finish it earlier.(意思のwill)
みたいな文です。

今日ネイティブとスケジュールのことでメールしてたら、if it will be crowded...って書いてきてビックリしました。
これって、意思のwillじゃないですよね?普通にwill使ってるやん、ってビックリしました。
以前にも書きましたが、やっぱり書き言葉(規範文法)と話し言葉(記述文法)は違うものなんですねー。

ネイティブの話を意識して聞いてると、ちょくちょく上の二つの違いがでてきてビックリすることがあります。 

ネイティブもする文法ミス!

Singing songs are fun!

動名詞が主語なのにbe動詞の直前に複数形名詞があるせいで、上のように書いてるネイティブが私の経験で50%の割合でました。

Singing songs is fun!

が正解ですよね。

ただ、逆に半分のネイティブがareで良いって言ってることは、将来上の例のような場合はisでもareでもどっちでもいいってなる日が将来るかも知れませんね。
もう来てるのかも?

このように、学校文法(規範文法)と、学校文法では誤りとされても話す上では許容される文法(記述文法)は異なるものです。

日本人は規範文法こそ正しい文法と思いこんでいることが多いのですが、記述文法上正しいものはいくらでも存在するという姿勢がさらに広がる事を願っています。
 

英会話には文法が必要か、という議論はネットを見ててもよくされていますね。
私の結論を言うと絶対必要!です。

子供でも英語(日本語)を話せるくらいだから大人も会話に触れてれば話せるようになる、みたいな暴論もたまに聞きます。
でも、これって色々な意味で全く支持できない主張です。

第一に、子供と大人の脳の作りは全く違います。科学的にもそれは証明されています。
子供は(自分の子供も含めてそうですが)どんどん言葉が刷り込まれていきます。
英語のボキャブラリーを聞かせていても、英語は読めない癖にどんどん単語を覚えていきます。
大人にとってそれは難しいですよね。
それは子供の脳の作りがそのようにできてるからなんです。

第二に、英語に触れる時間の問題です。
英語圏に住む子供が英語に触れる時間と、外国に住む大人が英語を勉強するために触れる時間は比べ物にもなりません。
そりゃ、朝起きてから夜寝るまで英語で話されてたら、帰納的(たくさんの情報からルールを見つけること)に文法が身についていくでしょう。
しかし、そのような状況は英語学習者には望めるはずもありません。

特に第二の理由を考慮すると、英語学習者にとって文法を勉強しなくてはならないのは当然の結論となります。

英会話を教えていて、3年も4年も学習しているのに一向に話せない人が多いのはやっぱり文法力が決定的に劣っていることがわかります。英検の準2級の文法(高一レベル)の問題はほぼお手上げ状態です。
構文力もほぼ全くといっていいほどありません。
だって、英会話4年してる人が「馬から落ちた」って言えず、「horse ...ドーン、バーン」ってジェスチャー交じりで言ってたのには愕然としました。
この方はとにかく文法嫌い・単語学習嫌いだけど英会話は好きというご高齢の方だったので、とにかく英会話自体は楽しんで頂いていましたが・・・

逆に、英検2級レベルの実力(TOEIC最低500くらい)がある人はそこそこやれます。
その人たちは、過去や未来の話してると思ったら現在時制に戻っちゃう・名詞の単数・複数のミスが多い・冠詞の使い方があやふや、など日本語話者特有のミスは多いですが、何とかコミュニケーションが成立します。

やっぱり、高校生や大学生は生徒によりますが、良くも悪くも文法をかなり勉強してきたので会話も上手になって行くのが早いです。

大人の生徒さんで、文法嫌いの方はよくいらっしゃいます。やっぱり高校で英語を勉強する際に、テスト問題に正解するために勉強させられまくったのがネックのようです。あるいは中学校で文法をやらされまくったかです。
確かに、私もあまりにも不要な英語学習が現在でもなお続いている点に反対です。
会話の勉強のために間違い探しなんて必要ないですからね(そりゃできるにこしたことはないですよ)。
従って、私は、

・英語学習において文法は必要だが会話をするなら高一レベルの文法までは必要!
・英会話をスタートしたいなら、まずは英検2級レベル・TOEICは500を超えてからじゃないと始まらない!


と、主張します。

中学文法で会話の大半はいけますが、中学校では例えば、仮定法や過去完了を習わないからやっぱり中学英語をちょっと超えた知識は持っておかなければなりません。
また、初心者レベルから英会話をスタートされる方もみえますが、日本人や仲間同士でならまだしも外国人との会話なんてとてもできません。
逆に言えば、高校初級の文法力があれば少し会話になれるだけで何だかんだ英会話は成立していきます。
これはこれまで見てきた経験で本当の話です。

英文法が学生時代に嫌いだった人でも大人になって社会に揉まれて色々な知識を持つと、意外にも文法が分かってくるという方が多いので食わず嫌いなだけだったと思うかもしれませんよ。
また、そういう方に文法の魅力をいかに伝えて行くかも、我われ教師の腕の見せ所だと思います!
 

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