今回ご紹介する、草津のアナコンダさんは、現在は小売業をされている女性です。以前はエンジニアをされていたそうです。


実はこの対談は、私としては初めて対面で行いました。いつもはスカイプかラインを通して対話させて頂いています。私は仕事柄、頻繁に初対面の方と話すことはよくあります。なので普段は平気なのですが、私が個人でしているこの体験記の取り組みにおいては、対面形式は初めてだったので少し緊張しました。

対談は69日(日)の早朝でした。私たちはJRの駅で待ち合わせをし、そこから最寄りのファストフード店で対談をしました。草津のアナコンダさんは、ツイッターの雰囲気とはちょっと異なり、関西の奥様という感じでとても面白い方でした。逆にツイッターからも分かることですが、利用されたテキストや写真など資料も色々進んで揃えて下さる親切な方でもありました。

では、草津のアナコンダさんとの対談内容です!

はじめに

私は日本語だけでなく英語でツイートもしていますが、だいたいグチかしょうもないことばかりですね。でもなぜか英語の方が書きやすいんですよね、低レベルな英語ですけど。日本語だと汚い関西弁で書いてしまうんでしょうが、英語で書けば綺麗な日本語で受け止めてもらえるかなっと思って()。たまに1級レベルの英語を使って書いていますが、ない方がいいなと思って消すこともよくあります。

英検1級合格前:英検準1級

20代前半は英会話学校で勉強していました。でも就職して、その後20代後半で結婚して、そこから子供もできて、英語から完全に離れていたんです。ちょっとしたきっかけがあって、40歳になって英語もやり直したいなってなったところに、友達に英語が勉強できるところを紹介してもらったんです、「難しいクラスもあるからどう?」なんて声をかけてもらって。そこから英語の勉強し直しが始まりました。

昔勉強していた時に英検準1級が新設されました。受験を勧められたんですけど、その時は仕事も忙しかったし、勉強する時間もなかったんです。「そんなん受かる訳ないわ」って言って受けなかったんです。

勉強し直してからは結構ガッツリ勉強していました。せっかくだから準1級くらいは取ろうかと思って、力試しという意味もあり受験することにしました。ただ、問題集は全然使って勉強なかったですね()

2007年度第三回の時に準1級を受験しました。雪の日でした。試験後は、「対策もしてなかったし、こんなもんやろな。そう言えば雪降っとったなー。」くらいの気持ちで帰ってきました。

私はいつでもそうなんですが、基本的には試験後に自己採点しないんですよ。一次試験ができなかったと思ってはいましたが、一応二次試験がありますし当時は真面目でしたから()、自己採点してみたんです。そうしたら、アレ、結構イケるんじゃないかなって思いました。

で、結果に一次試験はギリギリ合格できていました。

二次試験の問題を見て、4コマ漫画の絵の説明ができたらギリギリ合格できるんじゃないかなと思えました。その一方で、そうは思いつつも結局二次試験の勉強は全然していませんでした。

スタバとかのカフェみたいなところで英会話の練習している人いるじゃないですか。そこで教えている人に「英語教えてはるんですか?私にも教えてくださいよ。」って前々から交渉していた人に合格を報告し、2回ほど一緒に二次試験の練習をしました。

二次試験内容は以下のような感じです。子供が私立高校(中学?)試験に合格したんですが、そのせいで親が共働きになってしまったんです。で、子供が一人家でご飯を食べているという状況です。「そんなん興味ないわー」って思いながら、一応話しました。筋も通ってないしイマイチな感じで話し終わりました。3つ質問があって最後の一つしかしっかり答えられませんでした。「これは無理やー、落ちた」と思いましたが、アティチュードだけは満点の自信がありました()。結果はどうなるかなって思いながらスタバでコーヒーを飲んで帰りました。

結果は何とか合格でした。ただ、そこから一度英検からは遠ざかりました。そこからは
TOEICに移りました。

英検1級について

英検1級は全部で5回受けています。
2011年・②2013年・③2017年度第二回・④2018年度第一回・⑤2018年度第ニ回でした。(筆者注:2011年と2013年の試験は第何回試験を受験されたかお伺いしていません)最初の2回はギリギリの不合格Aでした。3回目の2017年以降は年齢も年齢ですし大変でした()

勉強方法

2005年に勉強を再開した時にJapan Timesの記事をネットからダウンロードとプリントアウトしてそれをノートに貼って勉強していました。長いものであれば一日1題ですが、短かければ2題くらいは読んでいました。その中から分からない単語をマーカーでチェックしたり全訳をしていました。この時が一番勉強していましたね。記事は自分が興味を持ったものを使っていました。政治とか経済はあまり読みませんでしたが、事件・事故などの社会問題を読んでいました。訳も全訳というよりはスラッシュリーディングという感じでしたね。2005年に勉強を再開するのにブランクも10年近くありましたし、勉強といっても当時は英会話の勉強で、周りに話す相手もなかなかいないのでこんな風に勉強していました。

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(以上草津のアナコンダさんのノートより)

勉強は毎日はしていませんでしたが、Japan Timesを駅で買ってそれを家でチラチラ見ることとかはしていました。精読などは特にはしていないのですが、先ほど言ったように、わからない単語はマーカーでチェックして、意味を調べ直してまた読み返す、みたいなことはしていました。基本的に興味がある記事を見つけてそれを読んで行く感じですね。

2017年の勉強は単語、とにかくキクタンをメインに勉強しました。試験の語彙問題で、熟語は4問くらいですから、単語をしっかりやって17問か18問そのパートで取れればいいかなって考えてました(筆者注:語彙問題は25問出題)。出る順パス単書き覚えノートというものも使っていましたが、メインはやはりキクタンでしたね。

CD-ROM付 改訂版 キクタン英検1級


英検1級 でる順パス単 書き覚えノート (旺文社英検書)


単語だけ勉強して試験を受けたら意外にできて、「単語だけでこんなにとれるんや」と思って、単語学習の成果が実感できました。2017年の時は不合格でも悪すぎるとは思いませんでしたが、それですらマグレだと思いました。

キクタンの方が出る順パス単書き覚えノートよりも好きだった理由は、類義語などが載ってるからなんです(筆者注:「出る順パス単」には類義語が掲載されているが、「出る順パス単書き覚えノート」には不掲載)。あと、キクタンの方が単語の訳が柔らかい感じがするんです。パス単の方が有名ですが、キクタンでも十分です。私はそれで語彙問題はまぁまぁ高得点とれましたからね。それに、キクタンで覚えたものをパス単(書き覚えノート)で見直すというやり方も結構よかったと思います。覚えたものをマークしていく感じですね。(単語帳を筆者に見せながら)マークしたのは完璧に覚えたもので、そうでないものはうろ覚えか覚えていないものです。見てもらったら分かるんですけど、熟語は全然マークできていないです ()。そこは捨ててましたからね。

キクタンは音声を聞きながら文字を目で追って勉強していく感じです。音声はリズムがあっていいんですよね。リズムが色々変わるのもお気に入りです。(筆者注:キクタンは音楽を聞く感じでチャンツをしながら単語を覚えていく)

出る順パス単覚え書きノートの方は、出る順Aはいいのですが、その後はあまり手を付けてませんね。CDも結局買わなかったです。でも、YouTubeに音声があって実はそれを聞いていました。一次試験に合格した時は直前までそれを使って聞いていたんですが、試験が終わった2日後くらいかな、また聞こうと思ったら消えてたんですよ!こういう幸運もあり、英検1級合格は本当に実力以上の何かがあったんだと思うんですよね()

キクタンはチェックテストがある点もオススメです。出る順パス単書き覚えノートの方もそうですけどね。キクタン・出る順パス単は、どちらか一方にしか載っていない単語もあると思うので、両方使っていくのは結構アリだと思います。

次の2018年度第一回試験は、仕事も忙しく疲れているということもあり散々な結果でした。それでもキクタンと出る順パス単書き覚えノートを使って単語だけはしっかりやってはいきました。

ちなみに私は毎回ライティングは無対策なんですよ。2018年度第一回は、ライティングトピックが興味も何も無い内容でしたし、書ける内容でもなかったのでボロボロでした。2017年の時はまぁまぁ書けたんですけどね。1級に合格したのは2018年の第二回試験でしたけど、落ちると思っていたので、第三回試験こそはしっかりライティングの対策をしないといけないと思っていたくらいです。本当にライティング対策はしなかったですね()

勉強はダラダラやっていたのですが、2週間前になってようやく30日完全問題集みたいなテキストを買ってやりました(【CD付】DAILY30日間 英検1級集中ゼミ 新試験対応版)。それをテキストに書きこまず別紙にやっていきましたが、「全然できてないなコレ」って思ってました。

英検1級DAILY30日間集中ゼミ 改訂版


昔なら1日中勉強に時間も費やせられていたのでしょうが、社会人になったら仕事もあるし家事もあるしで、試験2週間前でも、勉強ができて23時間でした、「おい、あと2週間やで!」って自分にツッコミながら()。テキストは思ったより進まず、結局Day20だか25だか、一周も終了せず本番を迎えるというだらしなさでした。

リスニングについて、私はNational Geographicの「メーデー!」が好きなので、それを使ってシャドーイングの練習をしました。最初はほとんど何を言っているのかわからなかったのですが、練習したら最終的にはほぼほぼ全部聞き取れるようになりました。放送時間の40分ずっとするわけにはいかないですが、基本的にはできるだけするようにしました。人の不幸を勉強に使って不謹慎かもしれませんが、事件真相モノが好きなんです。

一次試験当日

試験が始まってライティングのトピックを見たら、書けそうだと思いました。でも、トピックの中に出てきたhumanitiesという単語の意味が分からず困りました(筆者注:タイトルは “Has a university degree in the humanities lost its relevance in today’s world?”)。でも、その単語を自分なりに解釈して、試験だし本当の内容は書かなくていいかなって思って書いていきました。


ところで、私本当にびっくりしたんですけど、試験が始まったら周りの人がみんなエッセーを書き始めてたんです。私は語彙問題から始める派で、それが終わったら空所補充問題を解きながらエッセーの内容を考えていくやり方なんです。

アイデアを考えたら、長文問題とライティングを交互にしていきました。長文を一つ読み終えたら、その時に浮かんだライティングのアイデアを忘れないうちに書きました。エッセーのBodyのところで理由を3つ書いたらまた長文問題をやって、その長文が終わったら今度はエッセーの結論を書くというような具合です。

リスニングは本当に酷かったのですが、結果を見たら出来すぎでした。なので、「全然実力ちゃうやろコレ」って今でも思っています。他の合格者の話を読んでいたらみなさん凄い方ばかりなので、自分のだらしなさが恥ずかしいです。


一次試験後・合格発表

試験中の手ごたえに関して、パート1は想像通りでした。試験全体を通してあまりできたという手ごたえはなかったです。過去に受けた時の方が手ごたえがあったくらいです。先ほども言いましたが、試験後自分で答え合わせしないですからね。みなさんされてますから凄いと思います。

合格の結果は子供に確認してもらいました。そうしたら子供が「おかん通ってるやん!」って言われてビックリしました。仕事が大変でしたので「お仕事がんばったで賞」か大がかりなドッキリかって思ったくらいです。もちろん合格は嬉しかったのですが、二次試験どうしよう、という気持ちの方が強かったですね。

2015年までは英会話をしていて、それまでは会話を練習していたんですけど、その後先生が帰国されるということになってストップしてしまいました。なので、誰かと会話の練習をするということは以降全然していませんでしたから、できたことと言えば、家でたまに独り言を言うくらいですね。もちろん誰も訂正はしてくれませんけどね。子供がいたら叱られるので()、いない時にしていました。しかも、喋っていたのも予定などの簡単なことを短い文で小出しにするくらいでした。 

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(草津のアナコンダさんの英検1級一次試験結果)

二次試験対策

テキストは『英検1級面接大特訓』を買いました。もう一冊探していたのですが、結局それは見つからなかったんです。

英検1級 面接大特訓




このテキストを使って、単文練習を一日12回練習しました。自分にとって使えそうな表現を覚えました。トピックに関しては、例えば携帯電話についてなど、得意なものを確認していきました。模範の英文も載ってはいるのですが、私はトピックに対して3つくらいアイデアを準備し、それに理由付けをしていく方法で勉強しました。

スピーチの練習はしましたが、時間を測ったら1分かそこらで、長くても1分半くらいでした。私は早口になってしまうので、もう少しゆっくり話した方がいいのかなって考えながら練習していきました。中身はスカスカだったんですけど()

練習当初はスクリプトを書いていたのですが、手がしんどいなって思いだして書くのはやめました。それに全部は書かない方がいいのかなって思って止めたというのもあります。お題を見て、三つくらいトピックを書きだして、それについて話すのがいいのかなって思って練習しました。 

二次試験当日

対策自体大したことしたこともなかったので、今さらここでしても意味ないかって割り切ってました。

試験会場についてまずびっくりしたのは、周りの人がみんな本やらスクリプトを読んでいたことです。私なんて持ってきてすらいないですし、本番用にアイデアをまとめたものなんて思いっきり捨ててきましたからね()

着いて最初は、待合室で待機していますが、そのあと試験が行われる教室に移動させられるじゃないですか。その移動途中に受験票を落としてしまって、「もう落ちてるやん・・・」って思いましたね。もう落ちるのも確定したし気楽に行こうかなって感じになりました。

試験教室の前で待機してる時にもみんな本を読んだりしてますよね。私は単語をちょっと確認して、こんな質問がきたらこう話そうと頭の中で考えているくらいでした。「携帯の是非」のように軽めのトピックがありますようにと祈りながら待ってました()。トイレ行きたくなっちゃったとか思ってましたね、むしろ。

本番は緊張はあまりしなかたんです。準備をしっかりしてたら逆に緊張していたと思います。おかげで場の雰囲気にも飲まれず気楽でした。普通に家で勉強しているくらいの感覚で臨めました。

試験官は日本人女性と外国人男性でした。本番は政治経済だったらアウトだったんですけど、死刑に関して出題されていたのでそれを選んで話しました。死刑囚の権利は守られるべきかという内容でした。死刑に関してYes / Noについては練習しましたが、人権についての内容までは練習していませんでした。私は「守られるべきではない」という立場で話をしました。今思えば中身の薄っぺらい内容でしたけどね。死刑に関する用語に関しては、新聞で記事を読んだお陰で頭に残っていました。普段から新聞の三面記事とかは読んでいました。「情状酌量の余地」は「There’s room for leniency.」は覚えているので使えました。

スピーチに関しては、この時に限って2分を超えてしまったんです、余計なことを話し過ぎて。試験官が凄くいい人でもうちょっと話していいよ、って言ってくれたので何とか話し切ることができました。

習でしていたように3つの観点から話をしたかんですけど、2つしか話せませんでした。なので、これはダメかなって思ったのですが、逆に力が抜けてよかったというのもありますね。

質問は私は2問しかされなかったんです。多分試験前に話し過ぎたんだと思います。実際に本番直後のfree conversationで爪痕を残してやろうって思ってましたし。仕事を何してるのかと聞かれるところから始まって、小売業してますって答えたら「外国でも何か売ったらいいやん」って言われました。暇な時に何してるのって聞かれて、趣味に時間使ってますって答えたら「いいですね」って言われたのでそこで熱く趣味について語ってしまったんです。それで時間を使い過ぎてしまったかも知れません。

試験終了後も、私はどうもテンパっていたらしく、トピックの書いてある紙を持って帰ろうとしてしまいました。「それ返してもらえますか?」って言われて「すみません、初めてなもんで」って言いながら挨拶をしたら向こうも笑っていました。ヘンな人と思われたかもしれませんが笑いは取れましたね。

内容的にはよくなかったとは思いますが、沈黙だけは作らなかったですね。沈黙はしても1秒くらでした。試験官もフレンドリーで凄くよくて、いい感じでコミュニケーションは取れていましたね。

練習の時には特に長い文を話す練習もしていなかったので、本番であれだけ話せたのは自分でもビックリしています。やっぱり試験冒頭で楽しく会話ができたのがよかったのだと思います。

二次試験結果

結果は家で緊張しながら確認しました。子供には「試験結果はしっかりがんばって勉強した人が緊張しながら確認するもんや」って叱られました。自分でもアホかと思いますが、勉強してないくせに何でドキドキするねんって思いましたね。本番は全然緊張もしなかったのに、何で結果見る時だけドキドキするんやろって。

結果はまさかの合格でした。

合格を知ってドッキリかと思いましたが、嬉しかったのは確かです。泣いたりはしませんでした。TOEIC840点取った時の方が嬉しくて泣きましたね。息子は結果を見て、「よかったやん、ふーん」って淡々とした感じでいってくれました。私が勉強してるのも知ってましたからそんな声はかけてくれましたよね。「うわー凄ーい!」みたいのはなかったですね、男の子ですしね。 

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(草津のアナコンダさんの英検1級合格証明書)

合格後

今は中断していますが、工業英検の3級を目指しています。3級の次は準2級を目指したいと思います。3級はマークシートですが、準2級は筆記があるんです。独学ですが、和文英訳をしたり、新聞記事を英文和訳したものを先生に見てもらったりしていました。そのようなことが個人的に好きなので、そういのを生かしつつ今度は工業英検を目指したいと思います。次回は11月ですが、7割取りたいところで6割くらい取れていますから、現時点でいい感じだと思っています。

最近英語でしていることと言えば、英語でツイートしたり、好きなジャンルの英語の動画を見たりしています。だいたい毎日見ていますが、長くても一日40分くらいですね。

単語帳を使って今でもたまに単語の見直しをしています。マーカーでチェックしたものも78割は覚えていますね。類義語は忘れてしまったものも多いですね。

その他、リスニングに関してはドキュメンタリーものや動物ものが好きなので、National Geographicの英語版を見たりしてます。ネットにはあまり英語の参考にはならないとは書いてあるのも目にしましたが、耳慣らしにはいいかなと思ってます。また、思いだした時にはそれを使ってシャドーイングもしています。そこまでガッツではないですけどね。

好きな内容に関してはいつもではないですが、シャドーイングをしていますね。最近は英語の自己啓発モノがあるので、それを使ったりしています。

11時間とかまではいかないですが、20分でも毎日英語に触れる機会は作るようにしています。そうそうたまにTED Talkなんかも聞いていますね。

1級に合格したからといって特に何かが変わったということは無いでが、大阪駅で困ってそうな外国人を見つけて、電車などの道案内は極力しようと思うようになりました。

以前は英語が多少できると言っても、自分はそこまでは(人助けをするまでは)なぁって抵抗がありました。今は「どないしました?」・「わかりますか?」って聞いたりして、わからなければ目的地まで連れて行ったりしています。切符の買い方が分からなそうであれば、声かけて助けたりしてます。携帯で色々調べてあげたりもできますしね。

英語の凄い人たちのようには行かないですし、仕事で英語を使うこともなさそうなので、そういうことくらいはしていけたらなって思っています。鉄道が好きなので、路線とかそういうことで頑張れたらいいですがそういう試験もないですしね。

実施に大阪で乗り換えに困っている外国人は多いみたいですよ。一度大阪駅で京都に行きたいというご夫婦に出会ったんです。切符の買い方を教えてあげて、目的地まで30分くらい一緒に話しながら行きました。一緒に写真取りましょうと誘われたり、家族の話をされたりしましたね。面白い建物や乗り物を紹介して楽しかったですね。駅周辺のアドバイスもしてあげられたらもっとよかったんですけど、そこまでの知識がなかったので残念です。

これからもこんな感じで英語を使って行けたらと思います。

受験者へのアドバイス

英検に関して単語はとても重要だと思います。試験の最初で単語が分からないと思いっきりテンションが下がりますからね。私も一番よかった時は3回目に受けた試験で、その時の語彙問題は熟語意外全部正解できていました。確か22問か23問は取れていました。合格した時はそれほどでもなかったですけど、21問取れました。

単語力が付くと、長文を読んでいても分からない単語はあまりでてきませんよね。

私は基本的に気に行ったものしかしないんです性格的に。例えばネットを見てても、気に入らなかったら途中で止めて次のモノを見る、みたいな感じです。

私の場合は89割偶然の合格ですけど、一日2分であろうが20分であろうが、リスニングだろうがリーディングだろうが、毎日英語に触れていることは大事ですよね。

追記:最後のTOEICを迎えて

(ケータイでTOEICの結果の写真を見せながら)一番最初に受けた試験と直近の試験の結果ですが・・・20095月のと201711月のですね。あまりスコア差が無くて申し訳ないのですが。しかも何で名前隠しとんねん!って感じですよね。

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(草津のアナコンダさんのTOEICスコア)

私はだらしなくて本当に勉強しない人間なんです。TOEICはそれに特化した勉強をしたことがないんです。先生に「TOEICを勉強しても英語力は上がらないから、するなら英検を勉強した方がいい」と言われたからなんです。個人的にもTOEICを受けてても模擬試験を受けてる感じがしてしまうんです。だからスコアを見て頂いた通り、全然スコアに伸び幅がないんですよね(筆者注:スコアは伸びてらっしゃいますが、経年の割には伸びていないという意味です)。

初めてTOEICを受けた時は、こんな感じなんだ、と思いました。ただ、あまり好きになれないテストでした。何と言うか、マラソンの距離を短距離走の感覚で走るテストだと思ってるんです。なので、850点を取ったらTOEICを卒業しようと思っていました。

TOEIC840が取れた時はちょっとしたドラマがあったんです。実はその時の試験をもともと最後の受験にしようと考えていました。さっき言ったように、TOEICは私の肌には合わないテストでしたからね。

実はいつも受験する大学が決まっていて、その時も同じ試験会場と思って行ったら、その時は偶然同じ大学の別のキャンパスだったんです。間に合わないかなと思ったんですが、そのキャンパスにTOEICの受験票を持って向かう人がいたので、間に合うかもしれないと思って行きました。もしダメだったらバスに乗って帰ろうと考えてはいました。幸運なことに無料のバスが出ていたので乗って会場に着いたら時間ギリギリでした。トイレにも行けないくらいでした()

TOEICの最後の最後の試験がこんなんなんや私と悲しくなりました。でも、そこでふっ切れたというのか、700点くらい取れればいいわと思って受験しました。

結果発表の時は、あんなこともあったし700点あればいいかと思いながら確認しました。そうしたら、840点もあったので涙が飛び出しました。涙って飛ぶもんなんやって知りました()

みなさんにとっては、あまり大したことないかも知れませんが、私にとっては英検1級合格より感動的でした。

最後に

草津のアナコンダさんは、「全然勉強していない」とか「合格は奇跡だった」とは仰っていましたが、英語を読んだり聞いたり、何かしら使う機会を常にお持ちです。その積み重ねが合格に繋がりました。試験の練習問題に向かうという勉強ではなく、普段から英語に触れることも大切ということですね。

草津のアナコンダさんの場合、「全然試験対策をしなかった」という風に解釈した方がスッキリします。

また、頂いた試験結果の語彙問題の箇所を拝見して、語彙力はかなりお持ちのようです。これまで色々な方と対談してきた中で、みなさん語彙問題ができなかった人はいませんでした。草津のアナコンダさんの例からも、英検1級合格における語彙力の大切さが分かります。

最後に、草津のアナコンダさんから学べることの一つとして、英語力はブランクがあっても必ず取り戻せるということです。10年くらいのブランクがあっても、地道に英語を続けてきた結果1級に合格されました。

何らかの理由で英語学習がストップしてしまった人でもまた必ずやり直せる、そんなことを草津のアナコンダさんから学ぶことができました。

草津のアナコンダさんありがとうございました。初めての対面形式の対談、一生忘れません。