図書館で借りて白井恭弘氏著書『外国語学習の科学 第二言語習得論とは何か』を最近読んでいます。

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最初に読んだのは何年か前でしたが、いつ・何がきかっけだったかは忘れてしまいました。
その時からこの本は第二言語習得に関していい本だなって思ってたんです。
実際に、第二言語習得に関する書籍の参考文献でこの本の名前がよく挙げられているので、他の方も同様の意見を持っているのだと思います。

最近英語学習で必要なのは大量のインプットだと私自身凄く感じていて、何かそれに関する本を読みたいなって思っていた時に思い出したのが白井氏のこの本でした。
この本は10年以上前に書かれたのですが、内容が全く色褪せません。
使ってみえる言葉も一般の方にも読みやすいですし、一方的な主張だけでなくそのトピックに関する反論もしっかり提示してくれるので、読者に固定観念を与えることが無いと思います。

とにくその本の中で、大量のインプットの重要性が説かれています。
ただ、インプットだけではダメで、アウトプットの必要も述べられています。
私は教師としていかに生徒さんに普段から大量にインプットしてもらえるようにしていくかが、課題だなと改めて感じました。
アウトプットはスクールで練習してもらえますから、アクティビティーに関する練習(つまり、練習のための練習)だけではなく、生徒さんの英語力を下支えできるようになるだけのインプット量を増やして頂く必要があると強く思いました。

外国語学習の科学―第二言語習得論とは何か (岩波新書)


この間BOOK OFFさんでキレイな状態の本を見つけて思わず300円で購入してしまいました。
It was a smart buy!


その他にも 白井氏の『英語は科学的に学習しよう』も以前読んで大変参考になりました。
図書館で借りようと思ったら借りられてました(買えよ、ってね)。

英語はもっと科学的に学習しよう SLA(第二言語習得論)からみた効果的学習法とは



最後にもう一冊。今読みたいと思っているのは村野井仁氏の『第二言語習得研究から見た効果的な英語学習法・指導法』です。これも残念ながら借りられていました。

第二言語習得研究から見た効果的な英語学習法・指導法


とにかく、生徒さんの英語力向上について正しく分析・フィードバックができるようになるために今後も応用言語学の本をどんどん読んでいきたいと思います。