タイトルにあるように『英語多読 すべての悩みは量が解決する!』をAmazon のPrime Readingで読みましたが、本当に素晴らしい内容でした。

私はかれこれ英語の指導に15年近く携わっていますが、正直多読のことは何も知りませんでした。
今回何となくタイトルに惹かれて読んでみましたが大正解でした。
やっぱり生徒さんが英語力を身に付けるには多読(多聴)が必要だと実感しました。

英語多読 すべての悩みは量が解決する!


英会話学校で仕事をしてきて、「英語力(主にスピーキング力)を向上させる」大きな使命です。
しかし、こちらの力不足や生徒さんが多忙など事情もあり(教師としてはいい訳ですが)、アレコレ策を講じてもなかなか英語力が伸びていかないというのが大きな課題でした。

生徒さんが英語力を伸ばすには、英語に触れる時間をもっと増やさなければならないということは、もちろん私も経験で分かっていました。

しかし生徒さんの中には、家で指定箇所の音読練習や瞬間英作文の練習もある程度してきてくれて、会話のための文法はまずまず理解できているし語彙力もそこそこあるという方でも、いざ話す時になると殆ど何も話せないという方が残念ながら何人もいます。
授業中はそこそこ上手にアクティビティーができてはいるのですが、結局家でしてくれている取り組みが、授業のためでしかないということが多々あります。

このような真面目ですばらしい生徒さん達が、もっと上手に英語を話せるようになるためにはやっぱり普段から多くの英語に触れる必要があるということを、この本を読んで確信に変わりました。
この本の中には、素晴らしい例がたくさん掲載されており、内容に説得力があります。

私が生徒さんと話す際に更に話しに納得して頂けるよう、現在応用言語学(特に第二言語習得)の本もこのGWを利用して読んでいます。
応用言語学は、私が大学・大学院で少しは勉強してきたのですが、当時は代表的な研究や理論的なことばかり学ぶことが多かったので、あまり興味は持てませんでした。
しかし、第二言語習得に関する成果などはかなり論文や書籍で紹介されており、これを読まない手はありません。
私の研究の専門は文法でしたが、今は教師となって応用言語学に目覚めるというのは奇妙にも思います。

最近私が読んだPROGRITの岡田代表の著書『英語学習2.0』でも、第二言語習得について言及があります。立読みしましたが(相変わらず立読み・・・)、納得させられる点は多いです。

英語学習2.0


 多読の話からは少しずれてしまいましたが、やはり生徒さんの英語力を上げていくのに多読(多聴)は必ず実践していかなければならないものだと強く感じました。

現在、他の書籍についても読みまくっているので、また色々書いていこうと思います!