提案をする時に用いられるsuggestですが、その後のthat節には仮定法現在が使われることはよく知られています。
He suggested that she (should) go home soon.
のような文です。
上記した通りthat以下が仮定法現在であり、shouldを用いても用いなくてもいいと我われ学習者は習います。また、そのどちらにも関わらず、goはgoesにならず原形不定詞のまま使うことが求めれます。
従って、
He suggested her to go home soon.
という用法は誤りと習ってきました。
しかし、ネイティブにこのことを聞いたところ、後者も全く問題ないとのことだそうです。また、
He suggested that she goes home soon.
と自分ならいうとも言っていました。
それを聞いた時「へー」と思いました。
前者は規範文法(学校文法)で学者などがルール化した文法です。
後者は記述文法(話し言葉)で感覚として正しいかそうでないか捉える文法です。
英語に関わらず記述文法と規範文法には差があります。
ここでもそれを痛感したエピソードです。
話す時はともかく、テストでは規範文法に乗っ取った方が無難ではありますね。